観音霊籤百首:台湾の観音籤の原文と現代語訳
台湾の観音廟で籤を引くと、多くはこの観音霊籤が出ます。筒の中には番号つきの竹の籤棒が百本あり、番号ごとに七言四句の漢詩が一首対応して、上籤・中籤・下籤に分かれています。ここでは百首すべてを、原文・現代語訳・解説つきで載せています。
観音様の籤、日本のおみくじとの違い
観音菩薩は日本でも「観音様」として親しまれていますが、台湾の廟で引く観音霊籤は、百首の漢詩(七言四句)からなる籤詩です。中国語では籤を引くことを 求籤(チウチエン)といい、神仏に問いを持っていき、出た詩をその答えとして読む、祈りの一つの形です。詩は古典中国語で書かれ、歴史や芝居、伝説でおなじみの故事を下敷きにしているので、本サイトでは一首ごとに典故の解説を添えています。
日本の寺社のおみくじと比べると、次のような違いがあります。
| 台湾の観音霊籤 | 日本のおみくじ | |
|---|---|---|
| 引き方 | ポエ(筊杯)を投げて神仏の許しを得てから引き、もう一度ポエで確かめる | 箱や筒から引き、そのまま結果を読む |
| 中身 | 七言四句の漢詩+詩意・解曰・聖意(問いごとの答え) | 大吉〜凶の運勢と、願望・待ち人・失せ物などの項目 |
| 等級 | 上籤・中籤・下籤(籤紙によっては付かない) | 大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶など |
| 読み方 | 廟の解籤係に意味を尋ねられる | 自分で読み、境内に結ぶか持ち帰る |
浅草寺などに伝わる「観音百籤(元三大師みくじ)」も漢詩百首ですが、多くは五言四句の別の詩で、台湾の観音霊籤とは同じものではありません。似ているけれど別物、と考えてください。
台湾の廟での観音籤の引き方
- 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
- 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
- もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
- 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。
上籤・中籤・下籤はそれぞれ何首あるか
| 等級 | 首数 | 目安 |
|---|---|---|
| 上籤(上籤) | 24 首 | 物事は比較的順調で、助けてくれる人も多い |
| 中籤(中籤) | 58 首 | 吉凶半ば。時機を待つか、今あるものを守ることが多い |
| 下籤(下籤) | 18 首 | 今のままを守る、いったん止まる、やり方を変えるのがよい |
等級は本サイトの底本に従っています。版によって等級が違う籤もあり(たとえば第2番は下籤とする版と中籤とする版があります)、各籤のページに記しています。第100番は「満籤」で、引いたらもう一本引いて確かめるのが習わしです。
百首の一覧
| 籤番号 | 等級 | 籤詩(原文と第一句の訳) | 意味 |
|---|---|---|---|
| 第1番 | 上籤 | 天開地闢結良緣,日吉時良萬事全,若得此籤非小可,人行中正帝王宣 天が開け地が分かれ、よい縁が結ばれる | 天地が開けたばかりのように時機がちょうどよく、条件もそろっています。願いごとは順調にかなう見込みがあります。 |
| 第2番 | 下籤 | 鯨魚未化守江湖,未許升騰離碧波,異日崢嶸身變態,從教一躍禹門過 まだ化けていない鯨は、川や湖にとどまるしかない | 鯨はまだ小さく、故郷の水を離れられません。時機はまだなので、今は耐えて力を蓄えれば、いつか竜門を跳び越えられます。 |
| 第3番 | 下籤 | 衝風冒雨去還歸,役役勞身似燕兒,啣得泥來呈疊後,到頭疊壞復成泥 風雨をついて行っては帰り、帰っては行く | 燕が風雨の中で泥を運んで巣を作っても、作るそばから崩れていくように、苦労のわりに成果が残りにくいときです。 |
| 第4番 | 上籤 | 菱花鏡破復重圓,女再求夫男再婚,自此門閭重改換,更添福祿與兒孫 割れた菱花の鏡が、ふたたび丸く合わさる | 割れた鏡がもとに戻るように、離れたものがまた一つになり、家に新しい気運が生まれて福が次の世代へ続きます。 |
| 第5番 | 中籤 | 一鋤掘地要求泉,努力求之得最先,無意俄然遇知己,相逢攜手上青天 鍬で地を掘って泉を求める | 鍬で地面を掘って泉を探すように、手間を惜しまなければ先に成果が得られます。途中で思いがけず気の合う人に出会い、一緒に上を目指せます。 |
| 第6番 | 中籤 | 投身巖下飼於菟,須是還他大丈夫,捨己也應難再得,通行天下此人無 岩の下へ身を投げて、虎に自らを食べさせる | 捨身飼虎の話になぞらえた籤で、めったにいない大丈夫の度量を語っています。 |
| 第7番 | 下籤 | 奔波役役重重險,帶水拖泥又渡山,更慮他方求別用,千山萬水未能還 あくせく駆け回り、幾重もの危険 | 奔走しても泥にまみれ、道中は危険だらけです。よその土地で別の道を探そうとすると、しばらく引き返せなくなるおそれがあります。 |
| 第8番 | 上籤 | 歲寒松柏古栽培,雨雪風霜總不摧,異日必當成大用,功名作個棟樑材 寒さに耐える松と柏は、昔から育てられてきた | 寒さの中の松や柏が風霜に耐えるように、長く育てられたものはやがて棟梁となる大きな材になります。 |
| 第9番 | 上籤 | 勞苦問我心中事,此意偏宜說向公,一片靈臺明似鏡,恰如明月正當空 苦労して、わたしに心の内を尋ねる | 胸の内はそのまま話してかまいません。心が鏡や中天の月のように澄んでいれば、公明正大に物事ははっきりします。 |
| 第10番 | 中籤 | 櫝藏無價寶和珍,只管他鄉外處尋,好似將燈來覔火,不如安靜莫勞心 箱の中には値のつけられない宝がしまってあるのに | 宝物はもともと自分の家にあるのに、遠くへ探しに行ってしまう。灯りを手にして火を探すようなものです。 |
| 第11番 | 上籤 | 欲求好事喜非常,爭相姻親只暫忙,畢竟到頭成好事,貴人接引貴人鄉 よいことを求めれば、喜びはひとしお | 望んでいるよい話には慌ただしい時期がありますが、最後にはまとまり、引き立ててくれる人も現れます。 |
| 第12番 | 上籤 | 時臨否極泰當來,抖擻從君出暗埃,若欲卯寅佳信至,管教立志事和諧 行き詰まりが極まれば、泰平がやって来る | 否(ひ)極まって泰(たい)来る。どん底から抜け出すときです。志を定めれば、事態はよい方へ向かいます。 |
| 第13番 | 中籤 | 自小生身富貴家,眼前萬事總奢華,要君賜受金魚袋,四海傳名足可誇 幼いころから富貴の家に生まれ | 生まれに恵まれ、目の前も順調です。認められて名が広く知られる機会があります。 |
| 第14番 | 中籤 | 宛如仙鶴出樊籠,脫却羈縻處處通,南北東西無障碍,任君直上九霄中 まるで仙鶴が籠を出るように | 仙鶴が籠から飛び出すように束縛から解き放たれ、四方に道が開けて前途が広がります。 |
| 第15番 | 中籤 | 觸人口氣最難吞,忽有災危禍到門,卵破巢空無宿處,深為穩便把心存 人の口に障る言葉は、何より飲み込みがたい | 人の言葉にかちんときても、飲み込むのはつらいものです。災いが来ると、巣を壊された鳥のように身の置き所がなくなります。 |
| 第16番 | 中籤 | 攢眉思慮暫時開,咫尺雲開見日來,宛如汙泥中片玉,良工一舉出塵埃 ひそめた眉の憂いが、ひとまずほどける | ひそめていた眉を開けるときです。泥の中の玉が名工に取り出されるように、雲が切れて日が差します。 |
| 第17番 | 中籤 | 莫聽閑言與是非,晨昏只好念阿彌,若將妄語為真實,畫餅如何療得飢 つまらぬ噂や是非に耳を貸すな | 噂や是非に耳を貸さないこと。根拠のない話を真に受けるのは、絵に描いた餅で飢えをしのぐようなもので、お腹は満たされません。 |
| 第18番 | 上籤 | 金烏西墜兔東臨,日夜循環恒古今,僧道得之無不利,工商農士各開心 金の烏(太陽)は西に沈み、玉の兎(月)が東に昇る | 日と月が休まずめぐるように、どの仕事の人も順調で、取り組んだことに成果が出ます。 |
| 第19番 | 中籤 | 急水灘頭放艇時,狂風作浪欲何為,待他浪靜風停後,穩載船歸過不危 流れの速い瀬で小舟を出すとき | 急流の瀬で、風も波も強いときに舟を出すようなものです。波が静まり風がやむのを待ってから出れば、無事に岸へ着けます。 |
| 第20番 | 中籤 | 當春久雨喜初晴,玉兔金烏漸漸明,舊事已成新事遂,看看一跳入蓬瀛 春の長雨がようやく晴れて、うれしい | 長雨の後に晴れ間がのぞき、日も月も明るさを増していきます。古い件には結果が出て、新しい件も順調。もう一段上へ進むときが近づいています。 |
| 第21番 | 上籤 | 陰陽道合總由天,女嫁男婚豈偶然,但看龍蛇堪運動,熊羆叶夢喜團圓 陰と陽が道にかなうのは、すべて天の定め | 陰と陽が合わさり、夫婦として結ばれるのは天の意思。縁は円満にまとまり、家に喜びが増えます。 |
| 第22番 | 上籤 | 四郊田畝皆枯竭,久旱俄然三日霖,花果草芽俱潤澤,始知一雨值千金 四方の田畑は、すっかり干上がっていた | 長い日照りの後に恵みの雨が降り、あらゆるものが潤います。この雨が千金に値するのだと、そこで初めて気づくのです。 |
| 第23番 | 中籤 | 欲攀仙桂蟾宮去,豈慮天門不放開,謀望一般音信好,高人自送嶺頭來 仙人の桂を手折りに、月の宮殿へ行こうとする | 月の桂を手折る、つまり功名を求めるなら、天の門はおのずと開きます。よい知らせがあり、優れた人のほうから手を貸してくれます。 |
| 第24番 | 下籤 | 不成鄰里不成家,水泡痴人似落花,若問君恩難得力,到頭畢竟事如蔴 隣近所ともなじめず、家も家にならない | 隣人とはうまくいかず、家庭もまとまりません。水の泡や散る花のようにむなしく、人に頼っても力になってもらえません。 |
| 第25番 | 中籤 | 過了憂危第幾重,從今再歷永無凶,寬心自有寬心計,得遇高人護聖功 憂いと危うさを、いくつ越えてきただろう | 幾重もの憂いと危機はもう過ぎました。これからは落ち着いていきます。心を広く持てば、手を貸してくれる優れた人に出会えます。 |
| 第26番 | 中籤 | 上下傳來事總虛,天邊接得一封書,書中許我功名事,直待終時亦是無 あちこちから伝わる話は、どれも空っぽ | あちこちから入ってくる知らせは、たいてい中身がありません。約束された功名も、最後には立ち消えになるかもしれません。 |
| 第27番 | 中籤 | 一謀一用一番機,慮後疑前不敢為,時至自然逢貴助,銀牆鐵壁好安居 一つはかり、一つ用いて、ひと仕掛け | どの計画もためらってばかりで手が出せずにいます。時が来れば助けてくれる人が現れ、鉄壁の守りのように安定します。 |
| 第28番 | 中籤 | 東方月上正嬋娟,頃刻雲遮月半邊,莫道圓時還又缺,須教缺處復重圓 東の空に月が昇り、美しく輝く | 月が雲に半分隠れているのは一時のことです。欠けた月はまた満ちます。雲が去るのを気長に待ちましょう。 |
| 第29番 | 中籤 | 寶劍光芒出匣時,匣中應不被塵欺,貴人親手提攜起,儘可防身更無疑 宝剣が鞘から抜かれ、光を放つとき | 宝剣が鞘から抜かれて光を放つように、引き立ててくれる人がいて、思う存分に腕をふるえます。 |
| 第30番 | 中籤 | 勸君切莫向他求,似鶴飛來暗箭投,若去採薪蛇伏草,恐遭毒手也堪憂 よそに求めることは、決してしないように | 外に何かを求めないほうがよいときです。外には隠れた矢や草むらの蛇があり、人の策略にかかるおそれがあります。 |
| 第31番 | 中籤 | 清閑無事靜處坐,飢時吃飯困時臥,放下身心不用忙,必定不遭殃與禍 ゆったりと用もなく、静かな所に座る | 用もなくのんびりと、空腹なら食べ、眠ければ寝る。身も心も手放してあくせくしなければ、災いを招くことはありません。 |
| 第32番 | 中籤 | 渺渺前途事可疑,石中藏玉有誰知,一朝良臣分明剖,始覺其中碧玉奇 はるかな前途は、どうなるかわからない | 先行きは見えにくいものの、実は石の中に玉が隠れています。目利きが割ってみせたとき、その価値が初めて知られます。 |
| 第33番 | 中籤 | 石藏美玉在中心,得指何須向外尋,直待高人來剖析,恰如靈雨滌煩襟 石の中心に、美しい玉が隠れている | 美しい玉は自分の内にあります。外へ探しに行かなくても、優れた人にひとこと言われれば、ぱっと視界が開けます。 |
| 第34番 | 中籤 | 出入行藏禮義恭,言必忠良聽必聰,心下了然俱洞徹,光明如日正當空 出るも入るも、進むも退くも、礼と義を重んじる | 礼を守り、誠実に話し、耳も心も澄んでいる人は、真昼の太陽のように公明正大です。 |
| 第35番 | 中籤 | 衣冠重整就宿風,道是無功卻有功,掃卻當途荊棘碍,三人共議事相同 衣冠を整え直して、旅の宿に就く | 身なりを整えて再出発します。成果がないようで実はあり、道のいばらが払われて、みなの意見がまとまります。 |
| 第36番 | 中籤 | 目前病訟不須憂,實地資財儘可求,恰好繫猿今脫鎖,得歸仙洞去來遊 目の前の病や訴えごとは、憂えなくてよい | 目の前の悩みは心配しなくてかまいません。鎖を解かれた猿のように、自由に行き来できるようになります。 |
| 第37番 | 中籤 | 欲問身安運泰時,風中燈燭不相宜,爭如收拾深堂坐,庶免光搖近處期 身の安らぎと運の開ける時を問うなら | 風に揺れる灯火のように不安定なときです。奥の間に引っ込んで座り、風に吹かれないようにするほうがよいでしょう。 |
| 第38番 | 下籤 | 鏡月當空出匣時,剎那雲霧暗迷離,寬心守待浮雲散,更改相宜可望為 鏡のような月が、鞘から抜けたように中天に出る | 鏡のような月が顔を出したと思ったら、また雲と霧に隠れてしまいます。雲が散るのを落ち着いて待ち、それからやり方を変えましょう。 |
| 第39番 | 下籤 | 天邊消息應難問,切莫私心強望求,若把石頭磨作鏡,精神枉費一時休 空の果ての便りは、尋ねようもない | 遠くの知らせは確かめようがありません。私心で無理に求めても、石を磨いて鏡にするようなもので、精力の無駄です。 |
| 第40番 | 中籤 | 紅輪西墜兔東升,陰長陽消是兩形,若是女人占此卦,增添福祿稱心情 赤い日輪は西に沈み、月の兎が東に昇る | 日が沈み月が昇り、陰が伸びて陽が退くときです。この籤は女性に比較的よく、福と禄が増えるとされます。 |
| 第41番 | 中籤 | 無限好事君須記,恰如認賊作為子,莫貪眼下有些甜,可慮他時還受苦 よいことは限りなくとも、覚えておきなさい | この言葉を覚えておきましょう。目先の甘い話に乗って盗人をわが子と思い込めば、あとで苦しむことになります。 |
| 第42番 | 上籤 | 君垂恩澤潤無邊,覆禱祈禳沒黨偏,一切有情皆受用,均沾樂利得週全 主の恩恵は、果てしなく行き渡る | 天の恵みは偏りなくすべてを照らし、みなが恩恵を受けて、物事は欠けることなくまとまります。 |
| 第43番 | 上籤 | 天地交泰萬物新,自形自色自怡神,森羅萬象皆精彩,事事和諧得稱人 天地が通い合い、万物が新しくなる | 天地が通い合い万物が新しくなるとき。どこを見ても見事で、何ごとも和やかに運びます。 |
| 第44番 | 中籤 | 棋逢對手要藏機,黑白盤中未決時,到底欲知誰勝負,須教先著相機宜 好敵手と碁を打つなら、手の内を隠すこと | 好敵手と碁を打つように、まだ勝負はついていません。手の内を隠し、先手を打つことが大切です。 |
| 第45番 | 上籤 | 溫柔自是勝強剛,積善于門太吉昌,若是有人占此卦,宛如止渴遇瓊漿 やわらかさこそ、剛さに勝る | やわらかさは剛さに勝り、善を積む家は大いに栄えます。のどが渇いたときに甘い泉に出会うようなものです。 |
| 第46番 | 中籤 | 勸君耐守舊生涯,把定身心莫聽邪,直待有人輕著力,滿園枯木再開花 どうか辛抱して、今までの暮らしを守りなさい | 今の仕事をじっくり守り、よこしまな話には乗らないこと。誰かがそっと背中を押してくれたとき、枯れ木にもまた花が咲きます。 |
| 第47番 | 上籤 | 錦上添花色更鮮,運來祿馬喜雙全,時人莫訝功名晚,一舉登科四海傳 錦の上に花を添えて、色はいっそう鮮やか | 錦に花を添えるように、名誉も利益もそろいます。功名は遅れてやって来ますが、一度で名を上げます。 |
| 第48番 | 中籤 | 鵾鳥秋光化作鵬,遨翔得意盡飛騰,直沖萬里雲霄外,任是諸禽總不能 鵾(こん)の鳥が秋の光の中で鵬となる | 鵾の鳥が大きな鵬となって一気に万里を飛び、ほかのどの鳥も追いつけません。 |
| 第49番 | 中籤 | 營圖萬事若冰澌,何必慳貪苦所為,只好靜心閑處坐,待他興變復奚疑 万事の計画が、凍りついた氷のよう | やりたいことが凍りついたように動きません。欲張って無理にするより、心静かに座って待てば、氷が溶けるように変化が起きます。 |
| 第50番 | 中籤 | 五湖四海盡行船,高掛風帆把舵堅,幸得順風隨所至,滿船寶貝稱心田 五湖四海を、くまなく舟で行く | 帆を高く、舵をしっかり握って天下の海を行き、しかも追い風に恵まれて、宝を満載して帰ってきます。 |
| 第51番 | 上籤 | 夏日初臨日正長,人皆愁惱熱非常,天公也解諸人意,故遣薰風特送涼 夏が来たばかりで、日は長い | 真夏の暑さに誰もが参っているところへ、天が人の思いを汲んで涼しい風を送ってくれます。 |
| 第52番 | 中籤 | 水中捉月費工夫,費盡功夫卻又無,莫信閑言併浪論,枉拋心力也難圖 水の中の月を捕るのは手間のかかること | 水に映る月をすくうように、手間を尽くしても空振りに終わります。噂や大げさな話を信じて、心と力を無駄にしないように。 |
| 第53番 | 中籤 | 失意翻成得意時,龍吟虎嘯兩相宜,青雲有路終須到,許我功名必可期 失意がひっくり返って、得意のときとなる | 失意が得意に変わります。竜が吟じ虎がうそぶくように勢いがあり、青雲への道は開けていて、功名が期待できます。 |
| 第54番 | 下籤 | 夢中得寶醒來無,應說巫山只是虛,若問婚姻幷病訟,別尋生路相得宜 夢の中で宝を得ても、目覚めれば何もない | 夢で宝を手にしても、目が覚めれば何もありません。結婚のこと、訴えごとなどは、別の道を探すほうがよいとされます。 |
| 第55番 | 中籤 | 相傳罔替子孫贊,衣祿豐盈富在天,金馬玉堂人快樂,飢時吃飯困時眠 代々受け継がれ、子や孫にたたえられる | 代々受け継がれ、衣食にも禄にも恵まれ、豊かで楽しく、よく食べよく眠れます。 |
| 第56番 | 中籤 | 澗小石粗流水響,力勞撐駕恐損傷,路須指出前江去,風靜潮平儘不妨 谷川は細く石は粗く、水音が響く | 谷川は細く、石はごつごつして水音も激しく、舟を操るのに骨が折れてけがも心配です。大河へ出る道を見つければ、風も波も静かで恐れることはありません。 |
| 第57番 | 中籤 | 聞是聞非風過耳,好衣好祿日當空,君須記取他年事,汝意還同我意同 是も非も、耳を過ぎる風と聞き流す | 是非は聞き流しましょう。衣食も禄も中天の日のように十分で、互いの気持ちも通じ合っています。 |
| 第58番 | 中籤 | 忠言善語君須記,莫向他方求別藝,勸君安守舊生涯,除卻有餘都不是 誠実な言葉とよい話は、覚えておきなさい | この忠告を覚えておきましょう。よその土地へ行って別の技を習うより、今までの暮らしを守るのが正しい道です。 |
| 第59番 | 中籤 | 直上高樓去避身,四邊繞處是荊榛,誰知造物安排定,得意番成失意人 まっすぐ高楼に上って、身を避けようとする | 高楼に上って身を避けようとしても、周りはいばらだらけ。得意の絶頂が、あっという間に失意に変わることもあります。 |
| 第60番 | 下籤 | 抱薪救火火增烟,燒卻三千及大千,若問營謀併出入,不如收拾莫憂燃 薪を抱えて火を消しに行けば、煙はますます立ちこめる | 薪を抱えて火事を消しに行けば、火はますます燃え上がります。計画や外出のことは、まず手を引くほうがよいでしょう。 |
| 第61番 | 中籤 | 日上吟詩月下歌,逢場作戲笑呵呵,相逢會處難藏隱,喝啋齊聲嗹哩囉 昼は詩を吟じ、月の下で歌う | 詩を吟じ歌を歌い、その場を楽しんでにぎやかですが、人と顔を合わせる場では身を隠せません。 |
| 第62番 | 中籤 | 晨昏全賴佛扶持,雖是逢危不見危,若得貴人來接引,此時福祿自相隨 朝も夕も、ひたすら仏の支えに頼る | 朝夕に神仏の支えがあり、危険に遭っても危うくはなりません。導いてくれる人が現れれば、福も禄もついてきます。 |
| 第63番 | 中籤 | 昔日行船失了針,今朝依舊海中尋,若還尋得原針在,也費工夫也費心 昔、舟に乗っていて針を落とした | 昔落とした針を海の中で探すようなものです。見つかったとしても、時間も心労もかかります。 |
| 第64番 | 下籤 | 譬若金鱗放碧漪,暗遭羅網四邊圍,思量無計翻身出,命到泉關苦獨悲 たとえば金の鱗の魚を、青いさざ波に放しても | 青い波を悠々と泳いでいた魚が、四方から網に囲まれ、抜け出そうにも手立てがありません。 |
| 第65番 | 下籤 | 眼前歡喜未為歡,危不危兮安不安,割肉成瘡因甚事,不如守舊得安全 目の前の喜びは、まだ本当の喜びではない | 目の前の喜びが本物とは限らず、危ういのか安全なのかもはっきりしません。自分の肉を割いて傷を繕うようなもので、割に合いません。 |
| 第66番 | 下籤 | 路險馬行人去遠,失群羊困虎相當,危灘船過風翻浪,春暮花殘天降霜 道は険しく、馬で行く人は遠く去り | 道は険しく馬は疲れ、群れからはぐれて追い詰められ、舟は破れて波は荒れ、花は散って霜が降りる。どこを向いても難所ばかりです。 |
| 第67番 | 上籤 | 一條金秤等君情,無增無減無重輕,為是平生心正直,文章不識義皆明 一本の金のはかりで、あなたの心を量る | 心は金のはかりのように偏りがありません。生涯まっすぐに生きてきたので、道理がはっきりしています。 |
| 第68番 | 中籤 | 門庭清吉夢禎祥,積善于門大吉昌,訟理婚成蠶又熟,病逢良藥得安康 家の門は清らかでめでたく、夢にも吉兆 | 家は清らかでめでたく、善を積んだ家には慶びが続きます。訴えは理が通り、縁談もまとまり、家の中は安らかです。 |
| 第69番 | 中籤 | 冬來嶺上一枝梅,葉落枯枝總不摧,探得陽春消息近,依然還我做花魁 冬が来て、峰の上に一枝の梅 | 冬の峰に咲く梅は、葉が落ち枝が枯れても倒れず、春が来ればやはり一番に咲き誇ります。 |
| 第70番 | 下籤 | 朝朝役役恰如蜂,飛來飛去西復東,春暮花殘無覔處,此身不戀舊叢中 来る日も来る日も、せわしい蜂のように | 一日じゅう飛び回る蜂のようですが、春の終わりで花は散り、見つかりません。もとの場所にも未練はありません。 |
| 第71番 | 中籤 | 誰知愛寵遇強徒,女子當年嫁二夫,自是一弓施兩箭,騎龍跨馬上安居 愛しい人が、強引な者に出会うとは誰が知ろう | 一張の弓に二本の矢、一人の女性が二人に約束されたような状況です。物事は、もう一度結び直してこそうまくいきます。 |
| 第72番 | 中籤 | 弄蜂須要求他蜜,只怕遭他尾上針,雖是眼前有異路,暗裏深藏荊棘林 蜂をいじるのは、蜜が欲しいから | 蜜が欲しくても、蜂の針に刺されるのが怖いところです。道があるように見えても、暗がりにいばらが潜んでいます。 |
| 第73番 | 上籤 | 春雷震起蟄中蟲,脫卻塵凡出舊墉,忽遇風雲交際處,自然變化得成龍 春雷がとどろき、冬ごもりの虫を目覚めさせる | 春雷が鳴ると冬眠していた虫がみな目を覚まします。風雲の巡り合わせに出会えば、おのずと竜になれます。 |
| 第74番 | 下籤 | 慵飛野鶴自投籠,欲舉鵬霄落陷中,南北東西混障碍,此身憔悴恨無窮 飛ぶのを怠けた野の鶴が、自ら籠に入る | 怠けた野の鶴が自分から籠に入り、高く飛ぼうとして罠に落ちるように、どこへ行っても行く手をふさがれます。 |
| 第75番 | 中籤 | 宛如抱虎過山前,戰戰兢兢膽碎寒,幸得山前逢妙手,方能保得一身安 まるで虎を抱いて山の前を越えるよう | 虎を抱いて山を越えるように、びくびくしながら進んでいます。幸い腕の立つ人に出会えて、ようやく無事でいられます。 |
| 第76番 | 中籤 | 魚龍混雜意和同,耐守寒潭未濟中,不覺一朝頭角聳,禹門一跳到天宮 魚も竜も入りまじり、思いは同じ | 魚と竜が入りまじったまま、冷たい淵で待っている状態です。いつか頭角を現し、ひと跳びで禹門を越えます。 |
| 第77番 | 中籤 | 夢中說夢獲多財,身外浮名總莫猜,永遠山遙難信定,貴人一指笑顏開 夢の中で夢を語り、大金を得る | 夢の中で夢を語って大金を得るような話で、身の外の名声はどれも当てになりません。導いてくれる人のひとことで、ようやく笑顔になれます。 |
| 第78番 | 上籤 | 冷水來澆白雪洋,不寒不熱自溫涼,要行天下無他事,惟有中藏一藝強 冷たい水を、一面の白い雪に注ぐ | 冷たい水を雪に注ぐように、寒くも暑くもなくちょうどよい具合です。天下を渡り歩くには、一芸に秀でていることが何よりの頼りになります。 |
| 第79番 | 中籤 | 虛空結愿結人緣,保得人安愿未還,得兔忘蹄真絕跡,敢將初誓謾輕瞞 虚空に願を掛け、人との縁を結ぶ | かつて掛けた願をまだ果たしていません。よいことがあったなら、最初の誓いを忘れないように。 |
| 第80番 | 上籤 | 直上高山去學仙,豈知一旦帝王宣,青天白日常明照,志在聲名四海傳 まっすぐ高い山に登り、仙道を学ぼうとした | 山に登って仙道を学ぶつもりが、帝王に召し出されます。公明正大で、名声は天下に広まります。 |
| 第81番 | 上籤 | 庭前葉落暮秋時,行客奔程勢若飛,謝得天公輕着力,順風相送寶船歸 庭先に葉が落ちる、晩秋のころ | 晩秋に葉が落ち、旅人が道を急ぎます。天がそっと手を貸してくれて、追い風が宝の船を送り返してくれます。 |
| 第82番 | 中籤 | 炎炎烈火焰燒天,焰裡還生一朵蓮,到底永成根不壞,依然枝葉色新鮮 燃えさかる烈火が、天を焦がす | 天を焦がす烈火の中に、一輪の蓮が咲きます。根は損なわれず、枝も葉も鮮やかなままです。 |
| 第83番 | 中籤 | 譬若初三四五蟾,半無半有未完全,須教十五良宵夜,到處清光到處圓 たとえるなら、三日、四日、五日の月 | 三日、四日、五日の月はまだ丸くありません。十五夜を待てば、満月の清らかな光が広がります。 |
| 第84番 | 下籤 | 因名喪德不和同,切忌忙中變作凶,醉後不知何處去,青松影裡睡矇矓 名を求めて徳を失い、人と和することもない | 名を求めて徳を失い、人ともかみ合いません。慌ただしいときは失敗しやすく、酔った後のように、ぼんやりして行き先がわからなくなります。 |
| 第85番 | 中籤 | 重開山後藏前事,萬寶園中可再團,醉詠新詩添逸興,貴人引接上雲衢 山を開き直した後、以前のことは奥にしまう | これまでのことを整理し直せば、宝の園でまた集えます。引き立ててくれる人に導かれ、一歩ずつ上っていけます。 |
| 第86番 | 上籤 | 春來花發映陽臺,萬里舟行進寶來,躍過禹門三級浪,恰如平地一聲雷 春が来て花が咲き、高台に照り映える | 春の花が咲き誇り、万里を行く舟が宝を積んで帰ってきます。禹門を跳び越えて、平地に雷が鳴るように一気に名を上げます。 |
| 第87番 | 中籤 | 人行半嶺日啣山,峻險巉巖未可攀,仰望上天垂護佑,此身猶在太虛間 山の中腹まで来たところで、日が山に沈みかける | 山の中腹まで来たのに日が暮れかけ、前には切り立った岩がそびえています。天の加護を仰ぎつつ、宙ぶらりんの状態です。 |
| 第88番 | 中籤 | 木雕一虎在山林,遠望威容意不禁,縱說不妨終可謂,此身如入大江心 木彫りの虎が、山林の中にいる | 木彫りの虎は見た目こそ威風がありますが、人を傷つけはしません。それでも心は大河に落ちたように落ち着きません。 |
| 第89番 | 上籤 | 出入營謀大吉昌,無瑕玉在石中藏,如今幸得高人指,獲寶從心喜不常 出るも入るも、計画はおおいに吉で栄える | 出るも入るも、計画はおおいに吉です。傷のない美しい玉が石の中に隠れていて、優れた人の示しがあれば宝を手にできます。 |
| 第90番 | 上籤 | 忽朝一信天下墀,寶貝船裝滿載歸,若問前程成底事,始終應得貴人提 ある朝ふいに、一通の知らせが天子の階(きざはし)から届く | ふいによい知らせが届き、宝の船が満載で帰ってきます。前途を問えば、始めから終わりまで引き立ててくれる人がいます。 |
| 第91番 | 中籤 | 好把愁眉須展開,大才大用薦將來,一條大路平如掌,凡有施為總稱懷 ひそめた眉を、さあ開きなさい | 憂いの眉を開くときです。大きな才能が重く用いられ、目の前には平らな大道が続いています。 |
| 第92番 | 上籤 | 經商得利稱心懷,福祿榮華倍獲財,若問進身謀望事,秀才一舉狀元回 商いで利を得て、心は満ち足りる | 商いで利益を得て、福も禄も栄華もあります。望みを問えば、秀才がひと息に状元になるほどの勢いです。 |
| 第93番 | 中籤 | 鸞鳳翎毛雨壓垂,此時應被雀輕欺,忽朝一日雲霄霽,依舊還教振羽衣 鸞と鳳の羽が、雨に打たれて垂れ下がる | 鸞や鳳の羽が雨に濡れて垂れ、しばらくは雀にまで侮られます。雲が晴れれば、また羽ばたいて高く飛べます。 |
| 第94番 | 下籤 | 小人君子別賢愚,事有差訛合是非,琴遇知音當鼓操,爭如定靜得便宜 つまらぬ人と君子は、賢さと愚かさで分かれる | 君子とつまらない人を見分けること。食い違いがあれば是非が起きます。琴は知音に出会ってから弾くもの。今は静かに守るほうがよいでしょう。 |
| 第95番 | 中籤 | 事業功勳暮與朝,榮華物態不勝饒,報君記取金雞鬪,福祿聲名價自超 事業と功績を、朝な夕なに重ねる | 事業と功績は朝夕に積み重なり、栄華も豊かさも十分です。金の鶏が時を告げるころを覚えておけば、名声はおのずと高まります。 |
| 第96番 | 上籤 | 巍巍寶塔不尋常,八面玲瓏盡放光,勸汝志心勤頂禮,天龍擁護降千祥 高くそびえる宝塔は、ただものではない | 高くそびえる宝塔が八方に光を放っています。心を込めて礼拝すれば、天竜が守ってくれ、吉祥が訪れます。 |
| 第97番 | 中籤 | 園林月色搖疎影,恍若鋪成滿地瓊,幾度兒童來收拾,豈知收拾總無成 庭の林に月の光が差し、まばらな影が揺れる | 庭に差す月の影は、地面いっぱいに玉を敷いたようです。子どもたちが何度拾い集めようとしても、どうしても集められません。 |
| 第98番 | 下籤 | 經商出入事遲疑,恐惹閒愁與是非,如鳥飛投羅網陷,相看能有幾人知 商いで出入りするにも、事はためらいがち | 商いや外出のことでためらいがちで、つまらない心配や是非を招きかねません。鳥が網に飛び込むようなもので、それに気づく人も多くはありません。 |
| 第99番 | 下籤 | 等閑騎馬着鞭來,半有憂危半有財,似火方燒頭上屋,天教一雨蕩殃災 何気なく馬に乗り、鞭を当ててやって来る | 馬に鞭を当ててやって来ると、半分は憂いと危険、半分は財があります。屋根に火が回ったところへ、天が大雨を降らせて災いを消してくれるようなものです。 |
| 第100番 | 下籤 | 欲就東兮欲就西,逢人說事轉痴迷,登山不見神仙面,莫若歸休更勿提 東へ行こうか、西へ行こうか | 東へ行くか西へ行くか決められず、人に話せば話すほど迷ってしまいます。いったん帰って、もう口にしないほうがよいでしょう。 |
原文は台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、nongli.com と 51chouqian.com の二つの資料と一首ずつ照合しました。典故の名は版によって少しずつ異なります。
籤詩の二つの版
観音籤はたいへん広く流布したため、同じ籤に二通りの字句があることがよくあります。たとえば第2番は 鯨魚未化守江湖 とする版と 鯨魚未變守江河 とする版があり、台湾の廟では前者、中国大陸のサイトでは後者が多く使われています。各籤のページには両方を載せました。廟で引いた場合は、その廟の籤紙の字句に従ってください。
詩意・解曰・聖意とは
観音籤には詩のほかに三つの短い文が添えられています。詩意(しい)はその籤の象をひとことで示すもので、たとえば「追い風に舟を進める象」のように書かれます。解曰(かいえつ)は四字の句を四つ連ねた短い評です。聖意(せいい)は、家庭・金運・結婚・旅先の人・失せ物など、問いの種類ごとの答えを並べたものです。「宮」(子宮〜亥宮)は籤番号を順に十二支へ割り振ったもので、第1〜50番と第51〜100番でそれぞれ一巡します。
よくある三つの誤解
観音籤と六十甲子籤は同じもの。
別物です。観音籤は百首で、数字の番号と上籤・中籤・下籤の等級があります。六十甲子籤は六十首で、干支で番号を付け、媽祖廟や土地公(土地神)の廟でよく使われます。六十甲子籤をご覧ください。
下籤は大凶のこと。
下籤はたいてい「今のままを守る」「いったん止まる」ことをすすめるものです。詩全体の意味を読んでから、聖意のうち自分の問いに当たる項目を見てください。
籤詩に書かれたことは必ず起こる。
籤は信仰の中での導きと戒めであって、予言ではありません。大切な決断は、やはり現実の状況に基づいて下しましょう。
一首ずつ見る
おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤の次は、あなた自身の命式を
生年月日を入力するだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。
観音霊籤のよくある質問
観音霊籤は全部で何首ありますか?
百首で、第1番から第100番まで番号が付いています。本サイトの底本では上籤 24 首、中籤 58 首、下籤 18 首です(版によって少し異なります)。
観音霊籤の第1番はどんな籤ですか?
第1番は上籤で、原文は 「天開地闢結良緣,日吉時良萬事全,若得此籤非小可,人行中正帝王宣」。現代語訳すると「天が開け地が分かれ、よい縁が結ばれる。日も時もよく、万事がそろう。この籤を引いたのはただごとではない。中正の道を行けば、王から召し出される」となり、典故は「鍾離権、道を成す」です。
第100番を引いたらどうすればよいですか?
第100番は「満籤」です。伝統的には、何ごとも今のままを守って善行を積み、もう一本引いて確かめるのがよいとされます。
日本のおみくじのように、境内に結んで帰るのですか?
台湾の廟では、籤紙は持ち帰るか、廟の決まりに従って扱うのが一般的で、日本のように木に結ぶ習慣はあまりありません。迷ったら廟の方に尋ねてください。
籤詩の意味がわからないときは?
籤を引いた廟の解籤係に尋ねるのがいちばんです。本サイトでも一首ごとに現代語訳と解説を載せているので、手がかりとして使ってください。