今日の農民暦:毎日の宜忌・冲殺・胎神・吉時
台湾の農民暦は、一日分の中身がとても豊富です。宜忌、冲殺、胎神、彭祖百忌、吉神の方位、時辰の吉凶……。日本の暦注や六曜に近い存在ですが、同じではなく、大安・仏滅のような六曜は載っていません。下のツールは今日(台湾時間)を表示し、宜忌をひとつずつ日本語で説明します。ほかの日付も調べられ、各欄の意味はページの下で解説しています。
好きな日の農民暦を調べる
初期表示は今日(台湾時間)です。日付を変えれば、どの日でも宜忌(ひとこと説明つき)、冲殺、胎神、彭祖百忌、吉神の方位、十二時辰の吉凶が見られます。計算はお使いのブラウザの中だけで行います。
農民暦の各欄の意味
| 欄 | 意味 | 詳しくは |
|---|---|---|
| 宜(よし)・忌(いむ) | その日に向く事・向かない事。結婚から散髪まで | 択日 |
| 冲殺(沖煞) | その日の支が冲する干支と、殺の方位 | 冲と殺 |
| 値神・十二直 | 黄道日/黒道日と、建除十二神(日本の十二直) | 十二直 |
| 胎神占方 | 胎児を守る胎神がその日にいる場所 | 胎神占方 |
| 彭祖百忌 | 日の天干・地支に一句ずつの禁忌の口訣 | 彭祖百忌 |
| 喜神・財神・福神 | 日の天干から出す吉神の方位 | 吉神の方位 |
| 時辰の吉凶 | 十二時辰それぞれの黄道・黒道 | 時辰の吉凶 |
| 値日の星宿 | 二十八宿が一日ずつ順番に当番をする | 二十八宿 |
値神と十二直をかんたんに
農民暦の毎日には、値神(十二神のうち一柱。六神なら黄道日、六神なら黒道日)と、十二直(建除十二神。月の支から数える)がついています。どちらも単独で日の吉凶を決めるものではなく、宜忌の中にすでに織り込まれています。十二直は日本のカレンダーの暦注と同じ十二文字で、十番目を台湾では「収」、日本では「納」と書きます。
| 十二直 | 伝統的な使い方 |
|---|---|
| 建(たつ) | 月の支と日の支が同じ日。計画や始まりによく、土を動かす事には向かないとされます |
| 除(のぞく) | 片付け・お祓い・古いものを取り除く事によい日 |
| 満(みつ) | 集める・受け取る事によく、葬儀には向かないとされます |
| 平(たいら) | 平穏でふつうの日。日常の仕事なら差し支えありません |
| 定(さだん) | 契約・婚約・予定を固める事によい日 |
| 執(とる) | 守る・築く事によく、移転や旅行には向かないとされます |
| 破(やぶる) | 月の支と冲する日。大事な事はたいてい避けます |
| 危(あやぶ) | 伝統的には使える日とされますが、危ない事には向きません |
| 成(なる) | 物事の完成・結婚・開業によい日 |
| 納(おさん) | 取り入れ・収穫によく、始める事には向かないとされます(台湾の暦では「収」と書きます) |
| 開(ひらく) | 開業・入居・入学など、始まりによい日 |
| 閉(とづ) | 閉じる・しまい込む事によく、新しい始まりには向かないとされます |
用語集:農民暦の宜忌
本サイトの月間カレンダー(2026年10月〜2027年12月)に出てくる宜忌、全110項目を、よく出る順に並べました。台湾・香港や海外の華人社会の農民暦でも同じ言葉が使われています。埋葬・改葬・納棺など葬送の習わしにかかわる項目もあります。医者・鍼灸にふれる項目は伝統的な暦の文言で、健康についての助言ではありません。
| 日本語での言い方 | 農民暦の表記 | 意味 |
|---|---|---|
| 結婚 | 嫁娶 | 婚礼を挙げること。花嫁を迎えに行く日を含む |
| 埋葬 | 安葬 | 亡くなった人を葬ること |
| 祭祀 | 祭祀 | 家や廟で先祖・神仏に供え物をしてまつること |
| 入居 | 入宅 | 新しい家にはじめて住み始めること(台湾でいう「入厝」) |
| 着工(土を動かす) | 動土 | 家の新築や改修のために最初に土を掘ること |
| 開業・開店 | 開市 | 新しく店や会社を開くこと、休み明けに営業を再開すること |
| 墓の掘削 | 破土 | 埋葬のために土を掘ること。家の着工は「動土」で別項目 |
| 旅行・外出 | 出行 | 旅に出ること |
| 移転(引っ越し) | 移徙 | 住まいを移すこと |
| 祈願 | 祈福 | 神仏に守護と幸福を願うこと |
| 寝床を据える | 安床 | 新しいベッド、とくに新婚の寝床を置くこと |
| 開眼供養 | 開光 | 新しい神像やお守りに魂を入れ、はたらき始めるようにする儀式 |
| 修築・改修 | 修造 | 家を建てたり直したりすること |
| 結納 | 納采 | 男性側が縁談の申し入れとして贈り物を届けること。古い婚礼六礼のひとつ |
| 神棚を移す | 出火 | 改装や引っ越しの前に家の祭壇をいったん移すこと |
| かまどを造る | 作竈 | 台所のかまどを造ったり移したりすること |
| 上棟(棟上げ) | 上梁 | 棟木を上げること。昔から工事の大事な節目 |
| 種まき・植え付け | 栽種 | 種をまき、苗を植えること |
| お祓い | 解除 | 家を清め、よくないものを取り除くこと |
| 婚約 | 訂盟 | 両家が縁組を正式に取り決めること |
| 納棺 | 入殮 | 亡くなった人を棺に納めること |
| 取引 | 交易 | 売り買いや商談をまとめること |
| 契約 | 立券 | 契約書や証文を交わすこと |
| 余事取るなかれ | 余事勿取 | 書かれている事柄のほかには、この日を選ばないという意味 |
| 門の取り付け | 安門 | 家の正面の戸を取り付けること |
| 親戚・友人と会う | 会親友 | 親類や友人を訪ねたり集まったりすること |
| 子授け祈願 | 求嗣 | 子どもを授かるよう神に祈ること |
| 家畜を迎える | 納畜 | 家畜を買い入れること |
| 井戸を掘る | 掘井 | 井戸を掘ること |
| 伐採 | 伐木 | 木を切り倒すこと |
| 解体 | 拆卸 | 建物やその一部を取り壊すこと |
| 道教の祭儀 | 斎醮 | 道士が斎戒して行う祭り・法会 |
| 屋根ふき | 蓋屋 | 建物に屋根をかけること |
| 基礎工事 | 起基 | 建物の基礎を造り始めること |
| 改葬(洗骨) | 啓攢 | 墓を開いて遺骨を取り出し、改めて葬る昔の二次葬 |
| 喪服を着る | 成服 | 遺族が喪服に着替えること |
| 集金・財を納める | 納財 | 代金や貸したお金を受け取ること、収入を得ること |
| 忌明け | 除服 | 喪の期間が終わって喪服を脱ぐこと |
| 沐浴 | 沐浴 | 身を洗い清めること |
| 棺を移す | 移柩 | 葬儀場などへ棺を運ぶこと |
| 家族・人を迎え入れる | 進人口 | 養子を迎える、同居人や従業員を家に入れること |
| 成人の儀 | 冠笄 | 昔の元服(男子)と髪上げ(女子)の儀式 |
| 散髪 | 理髪 | 髪を切ること |
| 家畜の飼育 | 牧養 | 家畜を育てること |
| 葬列 | 行喪 | 葬送の行列を出すこと |
| 土地神へのお礼 | 謝土 | 工事のあと土地の神を慰め、お礼をする儀式 |
| 治療 | 治病 | 治療を始めることについての伝統的な暦の文言(医療の指示ではありません) |
| 家畜小屋を造る | 造畜稠 | 家畜の囲いや小屋を造ること |
| 柱立て | 竪柱 | 建物の主要な柱を立てること |
| 墓の修理 | 修墳 | 先祖の墓を直したり整えたりすること |
| 祭壇を設ける | 安香 | 家に神仏や先祖の香炉・祭壇を据えること |
| 害虫・害獣駆除 | 捕捉 | 害虫やねずみを捕らえること |
| 不動産の購入 | 置産 | 土地や家を買うこと |
| 梁を作る | 作梁 | 建物の梁を作ること |
| 大掃除 | 掃舍 | 家を隅々まで掃除すること |
| 池を掘る | 開池 | 池を掘ること |
| 機械の据え付け | 安機械 | 機械や設備を設置すること |
| 墓碑を建てる | 立碑 | 墓石を据えること |
| 狩猟 | 畋猟 | 狩りをすること |
| 穴ふさぎ | 塞穴 | 害虫・害獣よけに巣穴やすき間をふさぐこと |
| 網を編む | 結網 | 漁や狩りの網を作ること |
| 看板を掲げる | 掛匾 | 店の看板や扁額を掛けること |
| 裁ち物 | 裁衣 | 新しい着物の布を裁つこと。昔は婚礼衣装のため |
| 塀を壊す | 壊垣 | 壁や塀を取り壊すこと |
| 家屋の取り壊し | 破屋 | 家を壊すこと |
| 道の整備 | 平治道塗 | 道をならして直すこと |
| 廟の建立 | 造廟 | 廟やほこらの工事を始めること |
| 橋を架ける | 造橋 | 橋を造ること |
| 倉を開く | 開倉 | 蓄えた物を出す、穀物を貸し出すこと |
| 造船 | 造船 | 船を造ること |
| 医者にかかる | 求医 | 医者に診てもらうことについての伝統的な暦の文言(医療の指示ではありません) |
| 車づくり | 造車器 | 車両や荷車を造ること |
| 礎石を据える | 定磉 | 柱の下に置く礎石を据えること |
| 出荷・支払い | 出貨財 | 品物を送り出す、お金を払い出すこと |
| 入学 | 入学 | 学校に入る、学びを始めること |
| お見舞い | 探病 | 病気の人を見舞うこと |
| 塀の補修 | 補垣 | 壁や塀の穴をふさぐこと |
| 塀の修繕 | 修飾垣墻 | 壁や塀を直して整えること |
| 神像・仏画づくり | 塑絵 | 神像を彫ったり宗教画を描いたりすること |
| 機織り | 経絡 | 機(はた)を据えて織り始めること |
| 寿陵づくり | 開生墳 | 生前に自分の墓を用意すること。昔は長寿の縁起とされた |
| 棺を用意する | 合寿木 | 生前に棺を作っておくこと。昔は長生きの縁起とされた |
| 水路を掘る | 開渠 | 溝や用水路を掘ること |
| 牛馬の調教 | 教牛馬 | 牛や馬を仕事に慣らすこと |
| 水を放つ | 放水 | 池の水を抜く、田に水を入れたり抜いたりすること |
| 訴訟 | 詞訟 | 裁判を起こす、訴え出ること |
| 木工の足場組み | 架馬 | 大工が木挽き台を据えて木工を始めること |
| 便所を造る | 開廁 | トイレを掘ったり造ったりすること |
| 諸事よろしからず | 諸事不宜 | 大事な予定を入れない日。ふだんの生活はいつもどおりでかまいません |
| 爪切り | 整手足甲 | 手足の爪を切ること |
| 帳(とばり)づくり | 合帳 | 寝台のカーテンを作って掛けること。昔は花嫁の寝台のため |
| 鍼灸 | 針灸 | 鍼(はり)と灸についての伝統的な暦の文言(医療の指示ではありません) |
| 棟仕舞い | 合脊 | 屋根の棟を仕上げること |
| 臼の据え付け | 安碓磑 | 穀物用の臼や石臼を据えること |
| 倉を建てる | 造倉 | 穀物倉や倉庫を建てること |
| 柱のほぞ穴あけ | 開柱眼 | 柱に継ぎ手や穴を刻むこと |
| 彫刻 | 雕刻 | 木や石を彫ること(神像を含む) |
| 漁 | 取漁 | 魚をとること |
| 普度(中元の施餓鬼) | 普渡 | さまよう霊を供養する祭り。多くは旧暦7月に行う |
| 赴任 | 赴任 | 新しい職場や任地に就くこと |
| 白アリ駆除 | 断蟻 | シロアリやアリを退治すること |
| 名前・生年月日の交換 | 問名 | 縁談の前に二人の名前と生年月日を取り交わす古いしきたり |
| 堤防を築く | 築堤 | 水よけの土手を造ること |
| 採蜜 | 割蜜 | 巣箱から蜂蜜をとること |
| 習い事 | 習芸 | 弟子入りする、技芸を学び始めること |
| 帰宅 | 帰岫 | 外出先から家に戻ること |
| 分家 | 分居 | 家族が別々の世帯に分かれること |
| 里帰り | 帰寧 | 新婦が結婚後はじめて実家に帰ること |
| 婿取り | 納婿 | 婿が女性の家に入って暮らす結婚 |
| 門の修理 | 修門 | 戸や門を直すこと |
毎月の農民暦
よくある三つの誤解
どの農民暦も宜忌は同じ。
宜忌は伝統的な通書の推算から出したもので、出版元によって違うこともあります。本サイトは lunar.js で計算しており、択日のツールと同じルールです。
「諸事不宜」の日は何もしてはいけない。
諸事不宜は、結婚や開業のような大事を入れない日という意味で、ふだんの生活はいつもどおりでかまいません。
値日の星宿はその日に空に見える星。
暦の値日の星宿は二十八宿が一日ずつ順番に当番をするもので、その夜に実際に見える星宿とは関係ありません。二十八宿をご覧ください。
各欄の解説
正直にお伝えします:暦は伝統的な通書の推算です
農民暦の宜忌・神殺・吉時は、伝統的な通書(暦の本)の推算ルールから出したもので、出版元によって違うこともあります。本サイトはオープンソースの暦ライブラリ lunar.js で計算しており、宜忌・冲殺・吉時は択日とまったく同じルールです。文化としての参考であって、科学的な予測ではありません。大切な事は、実際の条件とご自身の判断を優先してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
暦のあとは、あなたの命式を
生年月日を入れると、年・月・日・時の四柱が無料で出て、日干・五行・通変星がわかります。
農民暦のよくある質問
今日の農民暦では何が宜で、何が忌ですか?
このページのツールは今日(台湾時間)の宜忌をひとつずつ短い説明つきで表示し、冲殺・胎神・吉時もあわせて出します。ほかの日付にも切り替えられます。
農民暦と黄暦・通書は同じものですか?
同じです。農民暦は黄暦・通書とも呼ばれ、新暦・旧暦・二十四節気と択日の情報を一冊にまとめた暦です。日本の暦注や六曜と似た役割ですが、内容は別物です。
なぜ農民暦によって宜忌が違うのですか?
宜忌は伝統的な通書の推算ルールから出したもので、版によって少しずつ違うからです。