ホロスコープ詳細鑑定:出生図をまるごと読み解く

太陽・月・アセンダントだけを見るのは、四柱推命で日干だけを見るようなものです。ホロスコープには、十天体がそれぞれどの星座・どのハウスにあるか、天体どうしがどんな角度を作っているか、どの天体がいちばん力を持ち、どの天体がいちばん苦労しているか、出生図全体がどんな形をしているかまで描かれています。出生データを入れると、下のツールがそれを一つのレポートにまとめ、各項目がどう計算されたかも説明します。

無料ホロスコープ詳細鑑定

生年月日(新暦)、出生時刻、出生地を入れると、出生図をまるごと読み解いたレポートを作成します。十天体それぞれの星座・ハウス・主なアスペクト、古典の七天体の品位の得点といちばん強い天体・弱い天体、チャートシェイプ、出生時の月相、アスペクトパターン、エレメントと区分のバランス、ディスポジターとミューチュアル・レセプションまで。計算はすべてお使いのブラウザ内で行い、データは送信されません。

トロピカル方式(春分点基準)、プラシーダス・ハウス。品位の得点はウィリアム・リリーに従い、トリプリシティはドロセウス、タームはエジプシャン・ターム、フェイスはカルデアン・デーカンを使います。チャートシェイプはマーク・エドモンド・ジョーンズの7分類です。時刻は出生証明書(母子手帳)にある現地の時計の時刻をそのまま入れてください。日本の夏時間(1948〜1951年)など出生地の歴史的な時差は自動で差し引きます。都道府県庁所在地は日本語で入力でき、海外は近くの大都市を選んでください。出生時刻がわからなくても作成できますが、ハウス、アセンダント、昼夜(セクト)、アングル上の天体は省きます。

詳細鑑定で読む6つの層

  1. 十天体を一つずつ:各天体がどの星座にあるか(どんな形で表れるか)、どのハウスにあるか(人生のどの分野で働くか)、ほかの天体と作るいちばんタイトなアスペクト。これがレポートの本体です。
  2. いちばん強い天体・弱い天体:古典占星術は「品位(ディグニティ)」で太陽から土星までの七天体に点をつけ、出生図の中でどれがいちばん居心地よく力を出せるか、どれがいちばん苦労するかを見ます。
  3. チャートシェイプと出生時の月相:十天体が空にどう散らばっているか、生まれたときの月と太陽の角度は、その人全体のリズムや傾向を語ります。
  4. アスペクトパターン:三つ以上の天体が作る特別な形。Tスクエア、グランドトライン、ヨッド(神の指)などで、出生図の焦点になることがよくあります。
  5. エレメント・区分・天体の偏り:火・地・風・水と活動・不動・柔軟の比重、天体が地平線の上と下、東と西のどちらに多いか。
  6. ディスポジターとミューチュアル・レセプション:各天体がいる星座の支配星をたどっていき、最終的にどの天体が出生図を動かしているかを見ます。

天体の強さ:品位の得点

古典占星術では、天体は星座によって力を出しやすかったり出しにくかったりすると考えます。火星は自分が支配する牡羊座では水を得た魚のように動けますが、反対側の天秤座では手足を縛られたようになります。17世紀イギリスの占星術師ウィリアム・リリーは、こうした規則を得点表にまとめました。本サイトもその方式で計算しています。

本質的品位(エッセンシャル・ディグニティ)条件得点
ドミサイル(本来の座)自分が支配する星座にある(例:牡羊座の火星)+5
エグザルテーション(高揚)プトレマイオスの定めた高揚の星座にある(例:山羊座の火星)+4
トリプリシティ昼の図・夜の図それぞれで、そのエレメントを受け持つ天体+3
タームエジプシャン・タームで自分に割り当てられた度数にある+2
フェイスカルデアン・デーカン(10度ずつ)で自分の10度にある+1
デトリメント(障害)支配する星座の反対側にある−5
フォール(下降)高揚の星座の反対側にある−4
ペレグリン上の五つの本質的品位のどれも持たない−5

これに「偶然的品位(アクシデンタル・ディグニティ)」が加わります。アングルのハウス(第1・第4・第7・第10ハウス)にある天体は力が強く、逆行している天体や太陽に近すぎる天体(コンバスト)は減点されます。両方を合計すると、七天体の強弱の順位が出ます。4,201枚の出生図を集計すると:

金星 21.1%出生図でいちばん強い天体になることが最も多い。次いで火星(19.9%)
68.4%太陽が本質的品位を一つも持たない(ペレグリン)割合。多くの人の太陽はペレグリンです
50.2%昼の出生図(生まれたとき太陽が地平線の上)の割合
86.7%アセンダント・MC・ディセンダント・ICのどれかから8°以内に天体が少なくとも一つある

1960〜2005年に台北で生まれた場合の出生図を4日に1日の割合で選び、時刻は均等に割り振って計4,201枚。本サイトの計算エンジンによる。

2つ目の数字は覚えておく価値があります。太陽が本質的品位を持てるのはごく一部の星座・度数だけなので、ペレグリンは欠点ではなく、ごく普通の状態です。品位の得点は、同じ出生図の中で七天体の強弱を比べるときにいちばん意味があり、二人のどちらの運勢がよいかを比べるものではありません。

チャートシェイプ:十天体はどんな形に並ぶか

アメリカの占星術師マーク・エドモンド・ジョーンズは1941年、天体がどこに集まり、どれだけ大きな空白があるかによって、天体の分布を7つの型に分けました。本サイトで実際に計算した各型の割合です。

チャートシェイプ特徴本サイトのサンプルでの割合
バケット型九つの天体が空の半分にあり、一つだけが反対側にぽつんと離れて、バケツの取っ手のようになる形。その「取っ手」の天体が人生の力点で、多くのことがそこから動き出します。30.4%
シーソー型天体が向かい合う二つのグループに分かれる形。二つの見方、二つの欲求のあいだで天秤をかけることが多く、物事の両面が見えるぶん、バランスの取り方を学ぶ必要があります。26.4%
スプレー型天体がいくつかの不規則なまとまりに分かれる形。独立心が強く型にはまるのを嫌い、自分なりのやり方を持っています。22.1%
ボウル型すべての天体が空の半分に収まり、残り半分が空いている形。人生の重心がはっきりしている一方、何かが足りない感覚があり、空いている半分を探し求めがちです。11.9%
ロコモーティブ型天体が空の3分の2に広がり、120°の空白が残る形。自分を突き動かす力が強く、機関車のように前へ前へと進みます。6.9%
バンドル型すべての天体が120°の範囲に集まる形。関心とエネルギーが強く集中し、少数のことに打ち込むので、その分野の専門家になりやすいタイプです。2.1%
スプラッシュ型天体が空全体に均等に散らばる形。関心の幅が広く適応力があり、何にでも少しずつ手が届く一方、力が分散しないよう注意が必要です。0.1%

十天体が占める範囲と「大きな空白」(60°以上)の数で判定しています。型の境目の定義は論者によって少しずつ違うため、同じ出生図がほかのサイトでは隣の型に分類されることもあります。

アスペクトパターン

二つの天体はアスペクトを作り、三つ以上になるとパターン(図形)を作ることがあります。パターンはいくつもの力を一つに束ねるので、出生図の中でいちばん物語のある場所になりがちです。

パターン形と意味本サイトのサンプルで見られる割合
Tスクエア二つの天体がオポジションになり、その両方が三つ目の天体とスクエアを作る配置。出生図でいちばん大きなプレッシャーの集まる場所であり、いちばん行動力が生まれる場所でもあります。頂点の天体(両側から挟まれる天体)が、向き合わされることが多く、実力をいちばん鍛えられるテーマを表します。35.6%
グランドトライン三つの天体がたがいにトラインを作り、同じエレメントの三角形になる配置。生まれ持った才能と流れのよさを表し、物事が苦労なく運びやすい一方、居心地がよすぎて自分の背中を押す力が弱まる点には注意が必要です。11.8%
ヨッド(神の指)二つの天体がセクスタイルになり、その両方が三つ目の天体と150°(クインカンクス)を作る配置。頂点の天体は「やらずにはいられないのに理由はうまく言えない」使命感を表し、調整を重ねてから生かし方が見つかることが多いでしょう。12.9%
グランドクロス四つの天体が二組のオポジションになり、隣どうしがスクエアを作る十字形。四方からの緊張で、いくつもの課題に同時に向き合うことが多く、そのぶん非常に強い忍耐力が養われます。1.6%
カイトグランドトラインに、その一角とオポジションになる天体が加わった形。グランドトラインの才能に出口ができ、持ち前の力を実際に使えるようになります。5.9%
ミスティックレクタングル二組のオポジションがトラインとセクスタイルで結ばれた長方形。緊張と調和が交互に現れ、衝突を実際の成果に変えるのが得意です。4.1%
ステリウム(同じ星座)三つ以上の天体が一つの星座に集まる配置。その星座の性質が強調され、性格の中でいちばんはっきりした一面になります。69.9%

すべてのパターンを合わせると、90.4%の出生図に少なくとも一つあります。Tスクエアのほうがグランドトラインよりずっとよく見られるのは意外に思われるかもしれません。「よい配置」は珍しいと思われがちですが、調和的なグランドトラインは同じエレメントに三つの天体をそろえる必要があるぶん、もともと成立しにくいのです。

ディスポジターとミューチュアル・レセプション

どの天体も、いる星座には支配星があります。たとえば金星が牡羊座にあれば、牡羊座の支配星は火星なので、火星が金星の「ディスポジター」です。このつながりを上へたどり、すべての天体が最後に自分の支配する星座にいる一つの天体に行き着くなら、それが出生図のファイナル・ディスポジターで、舞台裏の演出家のような存在です。本サイトの集計では、ファイナル・ディスポジターが一つに定まる出生図は20.4%にとどまります。

二つの天体がたがいに相手の支配する星座に入っている状態をミューチュアル・レセプションといい、伝統的には助け合う関係とされます。古典天体どうしのミューチュアル・レセプションが少なくとも一組ある出生図は35.7%です。

実例:アインシュタインの詳細鑑定の要点

アインシュタイン(1879年3月14日午前11時30分、ドイツのウルム生まれ、出生証明書による)を例に、同じ計算エンジンで出した構造の要約です。

項目結果
チャートシェイプバケット型
出生時の月相欠けていく凸月(ディセミネイティング)
昼夜(セクト)昼の出生図
いちばん強い天体火星(14点:山羊座でエグザルテーション、しかも自分のターム)
いちばん弱い天体土星(-4点)
アスペクトパターンTスクエア、ステリウム(牡羊座)、ステリウム(同じハウス)
ミューチュアル・レセプション火星と土星

いちばん目を引くのは火星と土星のミューチュアル・レセプションです。火星は土星が支配する山羊座でエグザルテーション、土星は火星が支配する牡羊座でフォール。伝統的な読み方では、勢い(火星)と規律(土星)がたがいに力を貸し合い、長年の地道な努力を爆発的な成果に変える組み合わせです。もちろん、これは彼がのちに成し遂げたことを知ったうえでの後づけです。同じ配置がほかの人の出生図にあれば、まったく別の物語になるかもしれません。

ひとこと:細かく分析するほど、それが一つの「言葉」であることを忘れずに

詳細鑑定は、ホロスコープを品位の得点、チャートシェイプ、アスペクトパターン、ディスポジターに分けて読むので、とても精密に見えます。計算はどれも古典または現代の占星術の規則に沿っていて、同じ手順で再現・検証できます。ただ、「火星がエグザルテーションなら実行力がある」といった読み方は占星術の伝統であり、科学的な結論ではありません。本サイトの集計でも、およそ9割の出生図に何らかのアスペクトパターンがあり、太陽がペレグリンなのはごく普通のことです。一つの特徴だけで多くは語れないので、出生図全体の中で読んでください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。

ほかの占術でも詳しく鑑定してみる

四柱推命の詳しい命式鑑定では、日干の強弱、格局、用神・喜神、大運から一冊の鑑定書をまとめます。ホロスコープ詳細鑑定とは、同じ出生の瞬間を別の角度から見るものです。

ホロスコープ詳細鑑定のよくある質問

ホロスコープ詳細鑑定と普通のホロスコープ作成は何が違いますか?

普通のホロスコープ作成は天体の位置と太陽・月・アセンダントを示すところまでです。詳細鑑定ではさらに、各天体の星座とハウス、アスペクトを読み、古典の規則で天体に得点をつけ、チャートシェイプやアスペクトパターンを判定して、一つのまとまった解説に仕上げます。四柱推命でいえば、命式を出すことと命式鑑定書の違いに近いものです。

出生時刻がわからなくても詳細鑑定はできますか?

大半はできます。天体の星座、アスペクト、チャートシェイプ、月相、本質的品位は計算できます。欠けるのはハウス、アセンダント、昼夜(セクト。トリプリシティやハウスの得点に影響します)、アングルに近い天体です。ツールはこれらを自動で省き、その旨を表示します。

「いちばん強い天体」とはどういう意味ですか?

リリーの品位の得点で、古典の七天体のうちいちばん点の高い天体のことで、あなたの出生図の中でいちばん居心地よく力を出せる天体です。本サイトの集計では金星がいちばん強い天体になることが最も多く(21.1%)なっています。得点は同じ出生図の中の天体どうしを比べるもので、二人を比べるものではありません。

出生図にTスクエアがあるのはよくないことですか?

いいえ。Tスクエアはプレッシャーの集まる場所であり、いちばん行動力が生まれる場所でもあります。本サイトの集計では約35.6%の出生図にTスクエアがあり、調和的なグランドトライン(11.8%)よりずっと多く見られます。

この鑑定はプロの占星術師の鑑定と同じですか?

計算の部分(位置、アスペクト、品位、パターン)は公開された規則に沿っていて、再現できます。解説文は占星術の伝統に基づいて傾向をまとめたものです。プロの占星術師は、あなたの相談内容や人生の経緯、流派の違いまで踏まえて総合的に判断します。その部分はツールでは代わりになりません。