四柱推命で見る転職のタイミング:どの年に動き、その動きは追い風か

転職を考えている人がいちばん知りたいのは「今年は動いていい年か」でしょう。四柱推命が答えられるのは、実は二つの問いです。その年に変化のシグナルがあるか、そして動いたときに追い風か向かい風か。このページでは二つを分けて説明し、生年月日を入れるだけで今後 10 年を一覧にできる診断ツールも用意しました。どんな仕事が向いているかは四柱推命で見る仕事運へ。ここではタイミングだけを扱います。

転職を四柱推命で見るときの二つの問い:動くか、どちらへ動くか

台湾の占いでは「今年は駅馬が動くから転職に向いている」とよく言われます。これは話の半分にすぎません。本サイトでは二つの問いに分けて、一年ずつ見ていきます。

  1. その年に「動き」のシグナルがあるか。よく使われるのは三つです。年運が月柱を冲する(月柱は仕事や社会での立ち位置を表します)、年運が駅馬(えきば)にあたる、その年に大運(たいうん)が切り替わる。詳しくは「動き」とは何かへ。
  2. 動いたとき、追い風か向かい風か。年運の天干・地支があなたにとって用神・喜神か忌神か、そしてどの通変星(つうへんせい)にあたるかを見ます。官星はおもに役職や上司、食傷は自分でやりたい・力を見せたい気持ち、財は収入とチャンスに関わります。詳しくは年運の通変星で見る仕事の変化へ。

二つを合わせて、はじめて判断らしい判断になります。シグナルがあって喜の年なら、自分から機会を探す年。シグナルがあっても忌の年なら、変化は受け身でやって来やすいので、先に準備を。シグナルのない喜の年は、今の職場で昇進や新しい仕事を取りにいくのに向いています。

三つの「動き」は、それぞれどれくらいよくあるか

シグナル判断のしかたある年に現れる割合
月柱の冲年運の地支が月支と冲になる(反吟:天干も剋し合うと、さらに強い)8.4%(うち反吟 3.3%)
駅馬年運の地支があなたの駅馬(生まれ年の地支か日支が属する三合から求める)13.2%
大運の切り替わりその年から新しい 10 年の大運に入る10.0%

三つを合わせると、10 年のうち「動き」のシグナルがある年は平均 2.84 年です。半数以上の人がちょうど 3 年で、0 年の人は一人もいません。つまり「今年は動きがある」はごく普通のことで、「この年は変化が起きやすく、決断もしやすい」という合図であって、「この年に必ず転職する」という意味ではありません。

2.84 年10 年のうち「動き」のある年の平均
40.5%動きのある年のうち、喜の年
33.9%動きのある年のうち、忌の年
78.2%10 年のうち「動きがあり喜」の年が一度以上ある人

集計方法:本サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻はランダム、男女交互)、計 16,802 枚について 2026〜2035 年の 10 年間を調べました。シグナルが現れる頻度を示すもので、実在の人が転職するかどうかを表すものではありません。

これから 10 年の転職タイミングを調べる

生年月日(新暦)と性別(大運の進む向きを決めるのに使います)を入力すると、今年から 10 年間、年ごとに変化のシグナルがあるか、年運の通変星は何か、その年があなたにとって喜か忌かを一覧にします。計算はすべてお使いのブラウザ内で行い、データは送信されません。

生年月日は新暦で入力してください。23時以降は翌日扱い(夜子時)です。四柱推命の年は立春で切り替わるため、1月から2月初めまでは前の年として扱います。

一人の例で見る:明さんの 10 年

明さんは仕事の相性・共同経営のページと同じ人物です。

明さん:最初の 4 年は今の場所で力を出し、2030 年がいちばん動きやすい

明さん|1987年4月16日 亥の刻(21〜23時)生まれ・男性

年柱丁卯
月柱甲辰
日柱・日干乙未
時柱丁亥
年年の干支年運の通変星(干/支)喜忌動き読み方
2026丙午傷官/食神喜——
2027丁未食神/偏財喜——
2028戊申正財/正官喜——
2029己酉偏財/偏官喜——
2030庚戌正官/正財喜月柱の反吟動きがあり喜:自分から機会を探す年
2031辛亥偏官/印綬喜忌半々大運の切り替わり動きがあり半々:大運と実際の条件しだい
2032壬子印綬/偏印忌——
2033癸丑偏印/偏財喜忌半々——
2034甲寅劫財/劫財忌——
2035乙卯比肩/比肩忌——
  1. 命式の土台:明さんは日干が乙木で身強(みきょう)。喜ぶ五行は 火金土、忌む五行は 水木。2021〜2030 年は庚子の大運で、2031 年に己亥の大運へ切り替わります。
  2. 2026〜2029 年:4 年続けて喜の年ですが、「動き」のシグナルはありません。こういう年は今の会社で上を目指すのに向いています。2028 年と 2029 年は年運の地支が正官・偏官(へんかん)で、しかも喜。昇進や、より大きな責任を引き受けるチャンスです。
  3. 2030 年 庚戌:年運が月柱の甲辰と天剋地冲(反吟)になり、10 年でいちばんはっきりした「動き」です。しかも干支ともに喜。転職を考えているなら、この年がいちばんスムーズです。
  4. 2031 年 辛亥:大運が切り替わる年。天干は偏官で喜、地支は印綬(いんじゅ)で忌の、喜忌半々の年です。新しい己亥の大運は地支の亥水が彼の忌神にあたるため、ここから数年はそれまでほど順調ではありません。
  5. 2032 年以降:年運は水と木が多く、どちらも彼の忌神で、「動き」のシグナルもありません。それまでに合う職場へ移れていれば、この時期は安定を優先します。

よくある三つの誤解

駅馬の年は必ず転職する。

駅馬がある年に現れる割合は 13.2% で、10 年に一度あまり出会う計算です。表しているのは「動きやすい」ことだけで、出張、引っ越し、部署異動、転職、どれも含まれます。転職するかどうかは、その年があなたにとって喜か忌かも合わせて見ます。

太歳にあたる年は転職してはいけない。

太歳(たいさい)にあたるかどうかは、年運と生まれ年の地支(干支・えと)の関係で決まり、仕事の変化とは直接結びつきません。日本の厄年に似た考え方ですが、同じものではありません。本サイトでは「動き」を月柱・駅馬・大運で見ています。太歳の年の見方は太歳にあたる年へ。

傷官見官の年は必ず上司とぶつかる。

命式の天干に正官がある人は約 27.2% で、その全員が 10 年のうちに傷官(しょうかん)の年に出会い、平均 1.82 年です。とてもよくあることで、傷官が喜なら、むしろ自分のやり方で成果を出せる時期です。詳しくは年運の通変星で見る仕事の変化へ。

さらに読む

「動き」とは何か月柱の冲・駅馬・大運の切り替わり:三つの変化のシグナル 年運の通変星で見る仕事の変化官星は昇進、食傷は独立志向、財・印・比劫はそれぞれ何を表すか 自分から動くか、少し待つか動きがあって喜の年・忌の年と、転職前の準備

正直なひとこと:四柱推命でわかるのは「動きやすい時期」まで

転職するかどうかを最後に決めるのは、貯金で何か月持ちこたえられるか、次の職場があるか、その業界の求人が多いかどうかです。四柱推命にできるのは、どの年に変化のシグナルが多いか、動いたときに追い風か向かい風かを先に知らせて、準備の時間をつくることです。辞めるか残るかを代わりに決めるものではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、キャリア・お金・法律の専門家の助言の代わりにはなりません。

10 年を一生の流れの中で見る

年運が見るのは一年、大運が見るのは 10 年です。詳しい命式鑑定では大運ごとの喜忌と要注意の年をまとめて出すので、転職のタイミングがより見通しやすくなります。

四柱推命の転職タイミングのよくある質問

四柱推命では、どの年が転職に向いているかをどう見ますか?

まず、その年に「動き」のシグナルがあるかを見ます。年運が月柱を冲する、駅馬にあたる、大運が切り替わる、の三つです。次に、年運の天干・地支があなたにとって喜か忌かを見ます。シグナルがあって喜なら自分から機会を探す年、シグナルがあって忌なら変化が受け身で来やすいので先に準備を、という読み方です。

駅馬の年なら転職すべきですか?

そうとは限りません。駅馬は「動きやすい」ことを表し、出張・引っ越し・部署異動も含まれます。ある年に現れる割合は約 13.2% です。転職するかどうかは、その年が喜か忌か、そして実際の条件しだいです。

「動き」のない年は転職できませんか?

できます。命式が特に背中を押していないだけです。シグナルのない喜の年は、今の職場で昇進・昇給・新しい仕事を取りにいくのに向いています。どうしても移りたいなら、準備に時間をかけても損はありません。

年運は 1 月 1 日から切り替わりますか?

いいえ。四柱推命の年は立春(毎年 2 月 4 日前後)で切り替わるため、1 月から 2 月初めに生まれた人や、その時期に決断する場合は、前の年の年運で見ます。