十天体の意味:ホロスコープで各天体が担うもの

ホロスコープでは、天体が「誰が」、星座が「どのように」、ハウスが「どこで」にあたります。金星が獅子座で第5ハウスにあれば、あなたの愛情(金星)は恋愛や遊び(第5ハウス)の場で、温かく惜しみなく(獅子座)表れる、と読みます。ですから、まず各天体が何を担っているかを知ること。そうすれば星座とハウスの意味も収まるところに収まります。

十天体の一覧

天体分類表すものひとつの星座での平均滞在逆行している期間の割合
太陽個人天体自己、活力、なりたい自分約30日なし
月個人天体感情、安心感、内なる欲求約2.3日なし
水星個人天体思考、コミュニケーション、学び約30日19.2%
金星個人天体愛情、好み、価値観とお金約30日7.3%
火星個人天体行動力、欲求、競争と衝突約57日9.5%
木星社会天体成長、チャンス、信念約11.8か月30.1%
土星社会天体責任、制限、長期の課題約2.5年36.7%
天王星世代天体突破、変化、独立約7年41.1%
海王星世代天体理想、想像力、境界の溶解約14年43.7%
冥王星世代天体深い力、危機と再生約14.1年43.3%

滞在期間と逆行の割合は、1950〜2030年を毎日、本サイトのエンジンで計算(逆行=翌日の黄経が当日より小さい)。太陽と月を「天体(惑星)」に含めるのは、占星術が受け継いできた古い天文学の習慣です。

十天体は動く速さで3つに分けられます。個人天体(太陽〜火星)は動きが速く、同じ月の生まれでも違うことがあるので、個人差がいちばんよく表れます。社会天体(木星・土星)はひとつの星座に1〜2年半ほど留まり、その人が社会とどう関わるかを表します。世代天体(天王星・海王星・冥王星)はひとつの星座に何年、何十年と留まるので、同級生や同僚と共通していて、世代全体の背景という意味合いが強くなります。

各天体が担うもの

太陽:自己、活力、なりたい自分

太陽はホロスコープの主役で、根本の動機と人生の中心を表します。太陽のあるハウスは、いちばん輝きたい分野になりやすいとされます。

月:感情、安心感、内なる欲求

月はプライベートの自分です。自分をどういたわるか、何があれば安心できるか。身近な人ほど、太陽より月のほうのあなたを見ています。

水星:思考、コミュニケーション、学び

水星は考え方と話し方を表します。太陽から約28°以上離れないので、必ず太陽星座かその前後の星座にあります。

金星:愛情、好み、価値観とお金

金星は好きなもの、惹かれるもの、愛情の示し方とお金の使い方です。太陽から約47°以上離れないので、必ず太陽星座から前後2星座以内にあります。

火星:行動力、欲求、競争と衝突

火星は欲しいものの追いかけ方と怒り方で、体力と推進力の源でもあります。約2年で黄道を一周し、各星座に6〜8週間ほど滞在します。

木星:成長、チャンス、信念

木星は幸運が訪れやすい場所であると同時に、やりすぎてしまいやすい場所でもあります。ほぼ1年ごとに星座を移るので、同じ年の生まれはたいてい木星星座が同じです。

土星:責任、制限、長期の課題

土星はプレッシャーを感じ、成熟するのに時間がかかる場所であり、最後には本物の実力が身につく場所でもあります。約2年半ごとに星座を移り、29年ほどで一周します。

天王星:突破、変化、独立

天王星・海王星・冥王星は動きがとても遅く、ひとつの星座に何年、何十年と留まるため、その星座は世代全体を表します。個人にとって大事なのは、どのハウスにあるか、個人天体とどんなアスペクトを作るかです。

海王星:理想、想像力、境界の溶解

海王星は夢、インスピレーション、信仰を表し、同時に物事が見えにくく自分をだましやすい場所でもあります。ひとつの星座に約14年滞在します。

冥王星:深い力、危機と再生

冥王星は権力、執着、根本からの変容を表します。軌道がかなりいびつなため、ひとつの星座に十数年から30年ほど滞在します。

逆行:天体は本当に後戻りしているのか

いいえ。逆行は地球から見たときの見かけの動きです。天体はそれぞれ違う速さで太陽の周りを回っていて、地球が外側の天体を「追い越す」とき、あるいは内側の水星や金星が地球を追い越すとき、しばらく天体が逆向きに動いているように見えます。太陽と月は逆行しません。

19.2%水星が逆行している期間の割合。年に約3.2回で、個人天体の中でもっとも頻繁
7.3%金星が逆行している期間の割合。全天体でもっとも少ない
36.7〜43.7%土星から海王星が逆行している期間の割合。外側の天体ほど1年のうち逆行している時間が長い
88.5%台北で無作為に作った出生図のうち、逆行天体がひとつ以上ある割合

逆行の割合は1950〜2030年を毎日計算したもの。最後の数字は、1950〜2010年の出生時刻を無作為に1,200件選び、台北で作成した出生図から。

覚えておきたいのは最後の数字です。ほとんどの人の出生図には逆行天体があります。外側の天体は毎年ほぼ半年逆行しているからです。ですから自分の出生図に逆行天体があっても心配はいりません。伝統的には、逆行天体のエネルギーは内に向かい、見直しを求めるとされます。個人天体(水星・金星・火星)の逆行は少し注目に値しますが、外側の天体の逆行はほぼ誰にでもあるものです。

世代天体:ひとつの世代が共有する背景

天王星・海王星・冥王星は動きがとても遅く、同じ年代の人がまとめて同じ星座を持ちます。1950〜2030年に各星座へ最初に入った年は次のとおりです(逆行でしばらく前の星座に戻ることもあるため、最初に入った年だけを載せています)。

天体入った星座(年)
天王星蟹座(1950年時点ですでに滞在)、獅子座(1955年)、乙女座(1961年)、天秤座(1968年)、蠍座(1974年)、射手座(1981年)、山羊座(1988年)、水瓶座(1995年)、魚座(2003年)、牡羊座(2010年)、牡牛座(2018年)、双子座(2025年)
海王星天秤座(1950年時点ですでに滞在)、蠍座(1955年)、射手座(1970年)、山羊座(1984年)、水瓶座(1998年)、魚座(2011年)、牡羊座(2025年)
冥王星獅子座(1950年時点ですでに滞在)、乙女座(1956年)、天秤座(1971年)、蠍座(1983年)、射手座(1995年)、山羊座(2008年)、水瓶座(2023年)

たとえば1983〜1995年生まれのほぼ全員が、冥王星蠍座です。ですから世代天体を読むとき、星座は世代共通のテーマを表し、個人的な部分はどのハウスにあるか、太陽や月などの個人天体とどんなアスペクトを作るかに表れます。

ひとこと:ホロスコープは言葉であって、予言ではありません

ホロスコープは、生まれた瞬間の空を一枚の図にして、天体・星座・ハウスという言葉で性格や人生のテーマを語るためのものです。天体の位置は天文学的な事実で、かなり正確に計算できます。一方、「火星が牡羊座にあると行動力がある」といった読み方は占星術の伝統であり、科学的な結論ではありません。自分を知り、考えを整理する道具としては役に立ちますが、あなたの代わりに決めてくれるものではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。

完全なホロスコープを作ってみる

生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、太陽・月・アセンダント、十天体、12ハウス、アスペクトを一度に表示し、配置ごとの解説もつけます。計算はすべてブラウザ内で行います。

十天体のよくある質問

西洋占星術の十天体とは何ですか?

太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。天文学的には太陽は恒星、月は衛星、冥王星は2006年から準惑星ですが、占星術は伝統的な呼び方を守り、すべて天体(惑星)として扱います。

水星逆行とは? 本当にトラブルが起きるのですか?

水星逆行は、地球から見て水星が逆向きに動いているように見える現象で、年に約3.2回、1回3週間ほど、期間にすると約19.2%です。占星術の伝統では、この時期はコミュニケーションや移動、契約でトラブルが起きやすいので細部を再確認するよう勧めますが、それは占星術の言い伝えで、実際の出来事に影響するという科学的な根拠はありません。本サイトの水星逆行カレンダーも参照してください。

逆行天体を持って生まれるのはよくないのですか?

よくないことではありません。本サイトが台北で無作為に作った出生図では88.5%に逆行天体がひとつ以上あり、外側の天体は毎年ほぼ半年逆行しています。逆行天体は、その天体のエネルギーが内向きで、時間をかけて育つことを示すもので、欠点ではありません。

同級生と木星・土星の星座が同じなのはなぜですか?

木星は約1年、土星は約2年半ごとに星座を移るので、同じ学年のほとんどの人が共通しています。こうした「社会天体」は世代が社会とどう関わるかを表し、個人差はおもにどのハウスにあるかに表れます。

なぜ太陽と月も天体(惑星)に数えるのですか?

古い天文学の習慣です。背景の恒星に対して動くものはすべて惑星(「さまよう者」の意)と呼ばれ、太陽と月も含まれていました。占星術はその伝統を受け継いでいます。