観音霊籤 第23番(中籤)
「仙人の桂を手折りに、月の宮殿へ行こうとする」――第23番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。
籤詩の原文
欲攀仙桂蟾宮去
豈慮天門不放開
謀望一般音信好
高人自送嶺頭來
現代語訳(本サイト訳):
仙人の桂を手折りに、月の宮殿へ行こうとする
天の門が開かぬ心配など、どうしてしようか
はかりごとも同じく、便りはよい
優れた人が自ら、峰の上まで送り届けてくれる
| 籤番号 | 等級 | 宮 | 典故 |
|---|---|---|---|
| 第23番 | 中籤 | 巳宮 | 高懐徳、婿に迎えられる(懷德招親) |
典故の解説:宋代の民間の話で、若き将軍・高懐徳が婿選びの試合に勝ち、名家に迎えられたとされます。
もう一つの版
観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「欲扳仙桂入蟾宮,普開天門不任君,忽遇一般音信好,人人皆笑嶺頂花」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。
詩意と解曰
詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。
| 項目 | 原文 | 現代語訳 |
|---|---|---|
| 詩意 | 此卦手扳仙桂之象。凡事必有貴人也。 | 仙人の桂に手をかける象。何ごとも必ず貴人がいる。 |
| 解曰 | 商賈利益。行戴有(無)危。病安訟遂。盡可施為。 | 商人には利益がある。旅には危険がある(「ない」とする版もある)。病は落ち着き、訴えは通る。何でも手がけてよい。 |
聖意(問いごとの答え)
聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。
| 尋ねたこと | 原文 | 意味 |
|---|---|---|
| 家庭・住まい | 欠安 | やや落ち着かない |
| 自分自身 | 作福 | 善行を積む |
| 金運 | 遂意 | 思いどおり |
| 取引・商売 | 合 | 話がまとまる |
| 結婚 | 阻 | 妨げがある |
| 妊娠・出産 | 作福 | 善行を積む |
| 旅先・離れている人 | 有危 | 危うさがある |
| 田畑・養蚕 | 不利 | 不利 |
| 家畜 | 不利 | 不利 |
| 人探し | 難 | 難しい |
| 訴訟 | 虧 | 損をする |
| 引っ越し | 欠吉 | いまひとつ |
| 失せ物 | 見 | 見つかる |
| お墓 | 舊吉 | 今のままがよい |
聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。
読み解き
月の桂を手折る、つまり功名を求めるなら、天の門はおのずと開きます。よい知らせがあり、優れた人のほうから手を貸してくれます。
ヒント:チャンスが来たときに受け止められるよう、ふだんから準備しておきましょう。
これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。
台湾の廟での観音籤の引き方
- 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
- 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
- もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
- 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。
よくある誤解
下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。
下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。
同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。
習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。
おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤の次は、あなた自身の命式を
生年月日を入力するだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。
観音霊籤 第23番のよくある質問
観音霊籤の第23番は吉ですか、凶ですか?
籤紙の等級は中籤で、巳宮に属し、典故は「高懐徳、婿に迎えられる」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。
観音霊籤の第23番には何と書いてありますか?
原文は 「欲攀仙桂蟾宮去,豈慮天門不放開,謀望一般音信好,高人自送嶺頭來」。現代語訳すると「仙人の桂を手折りに、月の宮殿へ行こうとする。天の門が開かぬ心配など、どうしてしようか。はかりごとも同じく、便りはよい。優れた人が自ら、峰の上まで送り届けてくれる」となります。
観音霊籤の第23番はどういう意味ですか?
月の桂を手折る、つまり功名を求めるなら、天の門はおのずと開きます。よい知らせがあり、優れた人のほうから手を貸してくれます。ヒント:チャンスが来たときに受け止められるよう、ふだんから準備しておきましょう。