観音霊籤 第15番(中籤)

「人の口に障る言葉は、何より飲み込みがたい」――第15番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

觸人口氣最難吞

忽有災危禍到門

卵破巢空無宿處

深為穩便把心存

現代語訳(本サイト訳):

人の口に障る言葉は、何より飲み込みがたい
突然、災いと危うさが門まで来る
卵は割れ巣は空になり、身を寄せる所もない
ここは何より穏便にと、心に留めておくこと
籤番号等級宮典故
第15番中籤卯宮蘇秦、志を得る(蘇秦得志)

典故の解説:蘇秦は長年失敗して家族にまで冷たくされましたが、のちに六国の宰相となり、かつてあざけった親族が彼にひれ伏しました。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「行人跘曰氣難吞,忽有災事勿近前,巢破林鳥無所宿,可尋深處穩安身」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦鳥鵲離林之象。凡事到底應心也。カササギが林を離れる象。何ごとも最後には心にかなう。
解曰若人得怨。何時可伸。好言不信。守舊待時。人の恨みを買えば、いつ晴らせるだろう。よい言葉も信じてもらえない。今のままを守り、時を待つこと。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい先凶後吉先は悪く後によい
自分自身謹防用心する
金運吉吉
取引・商売成成る
結婚阻滯滞る
妊娠・出産男男の子
旅先・離れている人順順調
田畑・養蚕利よい
家畜旺盛ん
人探し見見つかる
訴訟有理理はこちらにある
引っ越し難難しい
失せ物難見見つかりにくい
お墓吉吉

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

人の言葉にかちんときても、飲み込むのはつらいものです。災いが来ると、巣を壊された鳥のように身の置き所がなくなります。

ヒント:まずはぐっとこらえて穏便に。頭に血が上っているときに言い返さないこと。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第14番 次の籤:第16番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤の次は、あなた自身の命式を

生年月日を入力するだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

観音霊籤 第15番のよくある質問

観音霊籤の第15番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は中籤で、卯宮に属し、典故は「蘇秦、志を得る」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第15番には何と書いてありますか?

原文は 「觸人口氣最難吞,忽有災危禍到門,卵破巢空無宿處,深為穩便把心存」。現代語訳すると「人の口に障る言葉は、何より飲み込みがたい。突然、災いと危うさが門まで来る。卵は割れ巣は空になり、身を寄せる所もない。ここは何より穏便にと、心に留めておくこと」となります。

観音霊籤の第15番はどういう意味ですか?

人の言葉にかちんときても、飲み込むのはつらいものです。災いが来ると、巣を壊された鳥のように身の置き所がなくなります。ヒント:まずはぐっとこらえて穏便に。頭に血が上っているときに言い返さないこと。