四柱推命とホロスコープ:四柱はそれぞれ空のどこにあたるのか
四柱推命と西洋占星術は関係があるのか、とよく聞かれます。答えは「ある/ない」より具体的です。四柱のうち3つは、実は太陽を読んだものを干支で書き表したもの。残るひとつの日柱は、六十干支を一日ずつ数えているだけで、空に対応するものがありません。下のツールでは、同じ瞬間の命式とホロスコープを同時に出し、各柱が空のどこにあたるかを示します。
命式とホロスコープを同時に出す
生年月日(新暦)、出生時刻、出生地を入れると、四柱推命の命式と西洋占星術のホロスコープを並べ、柱ごとに対照します。年柱と月柱は太陽の黄経と、時柱は真太陽時と太陽のハウスと、年支は木星と比べます。出生地から当時のタイムゾーンと夏時間を割り出します。計算はすべてお使いのブラウザ内で行い、データは送信されません。
トロピカル方式(春分点基準)、プラシーダス・ハウス、真のノード。時刻は出生証明書(母子手帳)にある現地の時計の時刻をそのまま入れてください。日本の夏時間(1948〜1951年)など、出生地の歴史的な時差は自動で差し引くので、自分で換算する必要はありません。都道府県庁所在地は日本語で入力でき、海外は近くの大都市を選んでください。
一枚の表で:四柱は空のどこにあたるか
| 四柱推命 | 何で決まるか | ホロスコープでは | 同じものか |
|---|---|---|---|
| 年柱 | 立春:太陽が黄経315°に達した瞬間 | 太陽が水瓶座15° | 同じ:同一の天文現象 |
| 月柱 | 十二の「節」:太陽が30°進むごと | 各太陽星座の真ん中(15°) | 同じ:四柱推命の月は太陽の30°区間 |
| 日柱 | 六十干支を一日ひとつずつ | なし | 違う:どの天体の位置とも無関係 |
| 時柱 | 空の太陽の位置(真太陽時) | 太陽のあるハウス | おおむね同じ:ハウスは季節と緯度でもずれる |
| 年支(太歳) | もとは木星の位置から | 木星の星座 | かつては同じ、いまは別 |
つまり、ふたつの体系が共有しているのはほぼすべて太陽です。四柱推命は太陽(年・月・時)と、空を見ない暦(日)だけを使い、月や五つの惑星は使いません。ホロスコープは太陽・月・8天体を入れますが、六十干支にあたるものはありません。両方が「夏生まれ」と言っていても、それはふたつの体系が裏づけ合っているのではなく、同じ太陽を二度数えているだけです。
二十四節気は太陽が15°進むごとの区切り
四柱推命は節気で年と月を替えますが、節気は太陽の黄経で定義されています。春分(0°)から15°ごとにひとつ、1年で24。奇数番目の12は月を始める「節」、偶数番目の12は「中気」で、中気はちょうど太陽が新しい星座に入る瞬間です。
| 節気 | 役割 | 太陽の黄経 | ホロスコープでは | 2026年 |
|---|---|---|---|---|
| 立春 | 節(寅月の始まり) | 315° | 水瓶座15° | 2月4日 |
| 雨水 | 中気 | 330° | 魚座入り | 2月18日 |
| 啓蟄 | 節(卯月の始まり) | 345° | 魚座15° | 3月5日 |
| 春分 | 中気 | 0° | 牡羊座入り | 3月20日 |
| 清明 | 節(辰月の始まり) | 15° | 牡羊座15° | 4月5日 |
| 穀雨 | 中気 | 30° | 牡牛座入り | 4月20日 |
| 立夏 | 節(巳月の始まり) | 45° | 牡牛座15° | 5月5日 |
| 小満 | 中気 | 60° | 双子座入り | 5月21日 |
| 芒種 | 節(午月の始まり) | 75° | 双子座15° | 6月5日 |
| 夏至 | 中気 | 90° | 蟹座入り | 6月21日 |
| 小暑 | 節(未月の始まり) | 105° | 蟹座15° | 7月7日 |
| 大暑 | 中気 | 120° | 獅子座入り | 7月23日 |
| 立秋 | 節(申月の始まり) | 135° | 獅子座15° | 8月7日 |
| 処暑 | 中気 | 150° | 乙女座入り | 8月23日 |
| 白露 | 節(酉月の始まり) | 165° | 乙女座15° | 9月7日 |
| 秋分 | 中気 | 180° | 天秤座入り | 9月23日 |
| 寒露 | 節(戌月の始まり) | 195° | 天秤座15° | 10月8日 |
| 霜降 | 中気 | 210° | 蠍座入り | 10月23日 |
| 立冬 | 節(亥月の始まり) | 225° | 蠍座15° | 11月7日 |
| 小雪 | 中気 | 240° | 射手座入り | 11月22日 |
| 大雪 | 節(子月の始まり) | 255° | 射手座15° | 12月7日 |
| 冬至 | 中気 | 270° | 山羊座入り | 12月21日 |
| 小寒 | 節(丑月の始まり) | 285° | 山羊座15° | 1月5日 |
| 大寒 | 中気 | 300° | 水瓶座入り | 1月20日 |
節気の時刻は本サイトの四柱推命エンジン(lunar.js)、太陽の黄経はホロスコープのエンジンで別々に計算。24の節気すべてで両者の差は0.02°未満です。日付は北京時間(UTC+8)基準です。
ですから星座の期間表の境目の日付は、実は中気の日付です。牡羊座は春分、蟹座は夏至、天秤座は秋分、山羊座は冬至に始まります。四柱推命はそこからちょうど半星座ずれた「節」で区切ります。「太陽星座=四柱推命の何月」というすっきりした対応表がなかなか見つからないのはそのためで、どの星座も四柱推命のふたつの月にまたがっているのです。
太陽星座と四柱推命の月
| 太陽星座 | 前半(0°〜15°)が属する月 | 後半(15°〜30°)が属する月 |
|---|---|---|
| 牡羊座(火) | 卯月(木) | 辰月(土) |
| 牡牛座(地) | 辰月(土) | 巳月(火) |
| 双子座(風) | 巳月(火) | 午月(火) |
| 蟹座(水) | 午月(火) | 未月(土) |
| 獅子座(火) | 未月(土) | 申月(金) |
| 乙女座(地) | 申月(金) | 酉月(金) |
| 天秤座(風) | 酉月(金) | 戌月(土) |
| 蠍座(水) | 戌月(土) | 亥月(水) |
| 射手座(火) | 亥月(水) | 子月(水) |
| 山羊座(地) | 子月(水) | 丑月(土) |
| 水瓶座(風) | 丑月(土) | 寅月(木) |
| 魚座(水) | 寅月(木) | 卯月(木) |
括弧内は、その月自体の五行です。意外に思う人が多いのは、火のサイン3つのどれも、火の月である巳月・午月に入っていないこと。射手座はまるごと水の月(亥月・子月)にあり、水のサインの蟹座は火の月である午月から始まります。牡羊座は春の木と土の月です。占星術のエレメントと四柱推命の五行は分け方の原理が違い、重なりません。五行と四元素も参照してください。
4つの「新年」:1月1日、立春、旧正月、春分
1年には実は4つの始まりがあり、それぞれ役割が違います。1月1日は暦の上の新年。立春(太陽が315°、2月4日ごろ)は四柱推命の年と干支(えと)が替わる瞬間で、日本の節分はその前日、つまり年の境目の行事です。旧正月(旧暦1月1日)は月の満ち欠けに従う節句としての新年で、四柱推命では使いません。春分(太陽が0°)は占星術の黄道の始まりで、牡羊座が始まります。
ですから1月から2月初めに生まれた人は注意が必要です。太陽星座は山羊座か水瓶座なのに、四柱推命の年柱と干支はまだ前の年のものです。たとえば2026年1月25日生まれなら太陽は水瓶座ですが、立春前なので年柱は乙巳、干支は巳(へび)で、60年に一度の丙午(ひのえうま)ではありません。
日柱:四柱推命でいちばん大事な柱が空にない
四柱推命では日柱の天干を日干(日主)とし、そこからすべての通変星(十神)の関係を割り出します。ところがこの柱は空とまったく関係がありません。六十干支は何千年ものあいだ一日ずつ進み、飛ばしたりやり直したりしたことがなく、太陽・月・惑星がどこにあるかとは無関係です。
ですから「日干が甲木なら牡羊座のようなもの」「獅子座の太陽は丙火と同じ」といった説には根拠がありません。本サイトで台北生まれの出生図を2,400件作ったところ、太陽星座のエレメントが何であっても、日干の五行はそれぞれ約5分の1ずつでした。
| 太陽星座のエレメント | 日干 木 | 日干 火 | 日干 土 | 日干 金 | 日干 水 | サンプル数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 太陽が火のサイン(牡羊座・獅子座・射手座) | 20.3% | 18.8% | 19.8% | 22.4% | 18.7% | 626 |
| 太陽が地のサイン(牡牛座・乙女座・山羊座) | 20.3% | 20.3% | 18.6% | 21.2% | 19.6% | 581 |
| 太陽が風のサイン(双子座・天秤座・水瓶座) | 20.3% | 21.5% | 19.5% | 21.3% | 17.5% | 606 |
| 太陽が水のサイン(蟹座・蠍座・魚座) | 21.1% | 21.5% | 21.3% | 18.1% | 18.1% | 587 |
1950〜2010年から出生時刻を一様に抽出(固定シード)。命式は lunar.js で23時に日替わり、ホロスコープは本サイトのエンジン。日干の五行は日柱だけで決まるので理論上はどれも20%で、表のばらつきは抽出による誤差です。
時柱:時辰は太陽の位置
時辰はもともと太陽の位置を表すものでした。午の刻の真ん中は太陽が真南でいちばん高いとき、子の刻の真ん中は太陽が真北の地平線下でいちばん低いときです。ホロスコープの12ハウスも地平線と子午線で区切るので、生まれた時辰で、太陽がどのハウスにあるかがおおよそ決まります。午の刻生まれなら太陽はたいてい第9・第10ハウス、子の刻なら第3・第4ハウスにあります。台北の出生図2,400件では、どの時辰でも太陽は隣り合うふたつのハウスにしか入っていませんでした。全体の表は時辰と太陽のハウスにあります。
ここでいう時辰は真太陽時で数えたものです。四柱推命の命式はふつう時計の時刻で出しますが、経度と均時差のため、台北では時計と太陽が最大20分ほどずれ、時辰の境目近くに生まれた人は、ふたつの方法で違う時辰になることがあります。日本は明石(東経135°)の標準時なので、東京では太陽が約19分早く南中し、札幌で約25分、福岡では逆に約18分遅れます(これに均時差が加わります)。上のツールは、出生図から生まれたときの真太陽時を直接計算します。
ふたつの図の読み合わせ方
- 重なる部分を二度数えない。四柱推命が午月の火と言い、ホロスコープが太陽蟹座と言っても、それは同じ「夏生まれ」で、独立したふたつの証拠ではありません。
- 換算表を作らない。日干は太陽星座に、五行は四元素に、通変星は天体に対応しません。一方の言葉を無理にもう一方に当てはめると、両方を読み誤ります。
- それぞれの得意分野に任せる。四柱推命は五行のバランス、用神・喜神と忌神、大運や流年の浮き沈みが得意で、ホロスコープは性格の層(太陽・月・アセンダントが別の星座にある)や人間関係が得意です。ふたつの言葉が同じ人を違うふうに描くところこそ、いちばん考えがいのある場所です。
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ひとこと:ホロスコープは言葉であって、予言ではありません
ホロスコープは、生まれた瞬間の空を一枚の図にして、天体・星座・ハウスという言葉で性格や人生のテーマを語るためのものです。天体の位置は天文学的な事実で、かなり正確に計算できます。一方、「火星が牡羊座にあると行動力がある」といった読み方は占星術の伝統であり、科学的な結論ではありません。自分を知り、考えを整理する道具としては役に立ちますが、あなたの代わりに決めてくれるものではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。
四柱推命をもっと詳しく見てみませんか
四柱推命の命式は、五行のバランス、用神・喜神、大運と流年を割り出します。ホロスコープは性格の層を描きます。それぞれの得意分野に任せましょう。
四柱推命とホロスコープのよくある質問
四柱推命と西洋占星術は関係がありますか?
一部はあります。四柱推命の年柱と月柱は節気、つまり黄道上の太陽の決まった度数で決まるので、四柱推命の月と太陽星座は同じ太陽の位置の二通りの書き方です。時柱は空の太陽の位置で、太陽のあるハウスとおおむね一致します。日柱だけは六十干支を一日ずつ進むもので、空とはまったく関係がありません。
日干を太陽星座に換算できますか?
できません。日干は日柱の天干で、六十干支を一日ずつ進み、太陽の位置とは無関係です。本サイトの出生図2,400件では、どの太陽星座のエレメントでも日干の五行は約5分の1ずつで、対応関係はありませんでした。
自分の太陽星座は四柱推命の何月にあたりますか?
どの太陽星座も四柱推命のふたつの月にまたがっています。前半がある月、後半が次の月に属するのは、四柱推命の月が星座の15°にある「節」で替わるからです。たとえば牡羊座の前半は卯月、後半は辰月です。上の表に12星座すべてを載せています。
四柱推命で火が多いと、ホロスコープにも火のサインが多いのですか?
そうとは限りません。四柱推命の火は干支から来て、夏の巳月・午月にもっとも強くなります。占星術の火のサインは牡羊座・獅子座・射手座で、どれもその月には入っていません。本サイトのサンプルでは、巳月・午月生まれの命式の火は平均2.3字、亥月・子月生まれは1.3字でしたが、火のサインの天体数は2.0対2.9で、夏生まれのほうがかえって少なかったのです。
なぜ出生地が必要なのですか? 四柱推命は時刻だけでよいのでは?
四柱推命に必要なのは時刻だけですが、正しいタイムゾーンと夏時間は出生地で決まります。ホロスコープにはアセンダントとハウスを現地の地平線から計算するので、必ず出生地が必要です。同じ時計の時刻に東京とニューヨークで生まれた赤ちゃんは、それぞれの現地時刻で時柱が決まり、ホロスコープもまったく別のものになります。