観音霊籤 第14番(中籤)

「まるで仙鶴が籠を出るように」――第14番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

宛如仙鶴出樊籠

脫却羈縻處處通

南北東西無障碍

任君直上九霄中

現代語訳(本サイト訳):

まるで仙鶴が籠を出るように
束縛を振りほどけば、どこへでも通じる
東西南北、さえぎるものはなく
思いのまま、九天の高みへまっすぐ昇っていける
籤番号等級宮典故
第14番中籤卯宮子牙、官を捨てる(子牙棄官)

典故の解説:姜子牙(太公望)は殷の暴君紂王に仕えることを拒んで官を辞し、仕えるに足る主君に出会うまで身を隠しました。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「宛如仙鶴出凡籠,脫得凡籠路路通,南北東西無阻隔,任君直上九霄宮」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦仙鶴離籠之象。凡事先凶後吉也。仙鶴が籠を離れる象。何ごとも先に悪く、後によい。
解曰任意無虞。路有亨通。隨心自在。逍遙如人(神)。思うままにして憂いなく、道は通じる。心のままに気ままに、仙人のように自在。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい不安落ち着かない
自分自身還願お礼参りをする
金運合合う
取引・商売合話がまとまる
結婚合合う
妊娠・出産男男の子
旅先・離れている人見見つかる
田畑・養蚕秋利秋によい
家畜損損が出る
人探し阻妨げがある
訴訟宜和和解がよい
引っ越し吉吉
失せ物東南南東を探す
お墓吉吉

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

仙鶴が籠から飛び出すように束縛から解き放たれ、四方に道が開けて前途が広がります。

ヒント:自由になった後は、向かう先を自分ではっきり決めましょう。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第13番 次の籤:第15番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

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観音霊籤 第14番のよくある質問

観音霊籤の第14番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は中籤で、卯宮に属し、典故は「子牙、官を捨てる」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第14番には何と書いてありますか?

原文は 「宛如仙鶴出樊籠,脫却羈縻處處通,南北東西無障碍,任君直上九霄中」。現代語訳すると「まるで仙鶴が籠を出るように。束縛を振りほどけば、どこへでも通じる。東西南北、さえぎるものはなく。思いのまま、九天の高みへまっすぐ昇っていける」となります。

観音霊籤の第14番はどういう意味ですか?

仙鶴が籠から飛び出すように束縛から解き放たれ、四方に道が開けて前途が広がります。ヒント:自由になった後は、向かう先を自分ではっきり決めましょう。