観音霊籤 第4番(上籤)

「割れた菱花の鏡が、ふたたび丸く合わさる」――第4番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

菱花鏡破復重圓

女再求夫男再婚

自此門閭重改換

更添福祿與兒孫

現代語訳(本サイト訳):

割れた菱花の鏡が、ふたたび丸く合わさる
女は夫を求め、男はまた結ばれる
これより家の門構えは新しく変わり
福と禄に、子や孫までも加わる
籤番号等級宮典故
第4番上籤子宮銭玉蓮、王十朋と再会する(玉蓮會十朋)

典故の解説:南戯『荊釵記』の話です。学者の王十朋と妻の銭玉蓮は悪だくみで引き離され、互いに相手が死んだと思っていましたが、最後に再会を果たします。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「千年古鏡復重圓,女再求夫男再婚,自此門庭重改換,更添福祿在兒孫」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦串鏡重圓之象。凡事勞心有貴也。割れた鏡がふたたび合わさる象。苦労はあるが、引き立てがある。
解曰淘沙成金。騎龍踏虎。雖是勞心。于中有補。砂をさらって金を得、竜に乗り虎を踏む。心労はあっても、その中に得るものがある。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい欠利利が少ない
自分自身秋冬旺秋冬に盛ん
金運秋冬旺秋冬に盛ん
取引・商売允まとまる
結婚成成る
妊娠・出産祈保加護を祈る
旅先・離れている人至戻ってくる
田畑・養蚕可養育ててよい
家畜可養育ててよい
人探し見見つかる
訴訟不利不利
引っ越し守舊現状を守る
失せ物遲見遅れて見つかる
お墓吉吉

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

割れた鏡がもとに戻るように、離れたものがまた一つになり、家に新しい気運が生まれて福が次の世代へ続きます。

ヒント:やり直すときは、過去のわだかまりを手放しましょう。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第3番 次の籤:第5番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

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観音霊籤 第4番のよくある質問

観音霊籤の第4番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は上籤で、子宮に属し、典故は「銭玉蓮、王十朋と再会する」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第4番には何と書いてありますか?

原文は 「菱花鏡破復重圓,女再求夫男再婚,自此門閭重改換,更添福祿與兒孫」。現代語訳すると「割れた菱花の鏡が、ふたたび丸く合わさる。女は夫を求め、男はまた結ばれる。これより家の門構えは新しく変わり。福と禄に、子や孫までも加わる」となります。

観音霊籤の第4番はどういう意味ですか?

割れた鏡がもとに戻るように、離れたものがまた一つになり、家に新しい気運が生まれて福が次の世代へ続きます。ヒント:やり直すときは、過去のわだかまりを手放しましょう。