四柱推命で財運を見る:財がある・担える・道がある・時が来る、四つをあわせて読む

「私の命式に財はありますか」。鑑定の場でいちばんよく聞かれる質問かもしれません。けれども財星の多い人が裕福とは限らず、財星の少ない人が貧しいとも限りません。古典には「身旺なれば財に任ず」とあります。財運を見るとは財星を数えることではなく、財・身・道・時の四つがそろうかどうかを見ることです。

財星とは:あなたが「剋す」五行

四柱推命では、日干(生まれた日の天干)が自分自身を表します。我が剋すものを財とするのが基本で、木は土を剋すので木の日干の財は土、火は金を剋すので火の日干の財は金、という具合です。財星には二種類あり、日干と陰陽が異なるものが正財(せいざい)で、固定給や安定収入のような財。陰陽が同じものが偏財(へんざい)で、賞与・歩合・投資・副業のように動きのある財です。

日干財星の五行正財偏財狭義の財庫
甲(木)土己戊辰・戌(流派で異なる)
乙(木)土戊己辰・戌(流派で異なる)
丙(火)金辛庚丑
丁(火)金庚辛丑
戊(土)水癸壬辰
己(土)水壬癸辰
庚(金)木乙甲未
辛(金)木甲乙未
壬(水)火丁丙戌
癸(水)火丙丁戌

十の日干はそれぞれ財が違います。「自分は金の日干で、財は木」とわかることが、財運を読む出発点です。正財と偏財の性格の違いは正財・偏財の各ページをご覧ください。

48.5%財星が天干に出ている(透干)
46.5%財は地支に隠れているだけ
5.0%四柱のどこにも財星がない
31.8%財が用神・喜神にあたる

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日一枚ずつ命式を出し(時刻は順に入れ替え)、計 16,802 枚を集計しました。命式の構造の分布であり、誰かの資産の多さを示すものではありません。

財星がまったくない人は 1 割に届きません。ほとんどの人の命式には財があり、本当の違いは「あるかないか」ではなく、次の三つの問いにあります。

問い一:財を担えるか

財は日干が剋し、制御する対象なので、力が要ります。身強の人は剋せますが、身弱の人は剋しきれず、財がいくら多くても見えるだけで手に入りません。当サイトのエンジンは「身の強弱 × 財の重さ × 比劫の重さ」で、命式を次の財運体質に分けています。

財運体質判定の基準全体に占める割合そのうち財が喜神
身強任財(みきょうにんざい)身強で、財の加重分量が 15% 以上3.5%100%
財多身弱(ざいたしんじゃく)身弱で、財が 30% 以上、しかも日干を消耗する力の中で最も重い13.2%0%
比劫奪財(ひごうだつざい)身弱ではなく、比劫が 30% 以上、財は比劫の半分に満たない13.1%79.3%
財軽(ざいけい)財の分量が 1 割に満たない13.2%60.8%
財身相安(財と身の釣り合い)上のどれでもない:財に重みがあり、身も担えないほどではない56.2%16.1%
従格(じゅうかく)日干が極端に弱いか強く、勢いに従う。喜忌が反転する0.8%99.2%

最後の列はもう一度見ておく価値があります。財多身弱の人は、財が喜神になることが一度もありません。一方、比劫奪財の人は、8 割の財がむしろ喜神です。前者は財が多すぎて自分が弱いので、まず身を補う必要があります。後者は財そのものは良いもので、問題は仲間に分けられてしまうことなので、守りが要になります。同じ「財運が悪い」でも原因は正反対で、補い方も逆です。本当に身強で財も旺じ、「担える」組み合わせは、約 3.5% しかありません。

問い二:お金はどの道から来るか

財星は「財そのもの」にすぎず、お金がどう入ってくるかは、財を生み、守るほかの通変星で決まります。当サイトの詳しい命式鑑定では、財の道を六つに分けています。

財の道主役の通変星お金の入り方
才能を収入に食傷技術・作品・表現・手仕事など、腕を収入に換える(食傷生財)
地位が財を呼ぶ官殺役職・肩書・組織の中での昇進。財は権限についてくる(財官相生)
共同で資金を集める比劫仲間・チーム・人脈。一緒に大きくしてから分ける
資源を積み上げる印星学歴・資格・目上の後ろ盾、不動産や長期の蓄積
自力で経営する財(身強)身強で財を担え、一人で背負えるので自営向き
力を借りて財を得る財(身弱・中和)財は旺じても身が足りず、仲間や場の力で身を補う

なかでも「食傷生財(しょくしょうせいざい)」は最もよく見られる道で、実測では約 46.7% の命式で食傷と財の両方に一定の重みがあり、この道が通っています。あなたの財の道がどれにあたるかは詳しい命式鑑定で判定できます。各タイプに向く業種は四柱推命で見る仕事をご覧ください。

問い三:いつ来るか

命式は体質を、大運(たいうん)と流年(りゅうねん)はタイミングを決めます。その年の天干か地支が財を運んでくる、食傷の年が財のある人の財を「生む」、狭義の財庫が冲で開く、といったことが代表的な財の動きのサインです。ただし財の年が良いか悪いかは、財があなたの喜神かどうかで決まります。財を喜ぶ人にとっては好機でも、財多身弱の人にはむしろ重荷になります。詳しくは財運が来る時期へ。

あなたの財運体質を調べる

新暦の生年月日を入れると、財星がどこにあるか、それを担えるか、財が用神・喜神にあたるか、財庫があるか、そして今後 10 年のうち財に縁のある年がわかります。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦の生年月日と出生地の時計の時刻(日本なら日本標準時)で計算し、日付は夜 23 時で切り替えます。旧暦の生年月日や真太陽時の補正が必要な場合は、トップページの命式作成をご利用ください。

よくある三つの誤解

財星が多いほど、お金持ちになる。

財が多くて身が弱い命式を、古典では「富屋貧人(ふおくひんじん)」と呼びます。財宝で満ちた家に住みながら、自分では持ち上げられない人のことです。実測では約 13.2% が財多身弱にあたり、その財はすべて忌神でした。財多身弱をご覧ください。

命式に辰・戌・丑・未があれば、財庫がある。

この説に従うと約 79.9% の人に財庫があることになり、区別の意味がありません。より正確なのは「財星の墓庫」を見る方法で、当てはまるのは約 33.5% です。財庫の見方をご覧ください。

偏財が旺じていれば棚ぼた運で、投機や宝くじに向いている。

偏財とは流動的で固定されない財のことで、歩合・賞与・投資・副業が含まれますが、当せんのことではありません。偏財が旺じて身が弱い人は、むしろ投機で損をしやすいのです。偏財運をご覧ください。

さらに読む

財庫辰・戌・丑・未があれば財庫? 8 割の人が当てはまる 財多身弱富める家の貧しき主:見えているのに手が届かない 比劫奪財稼げるのに残らない。お金はだれに分けられるのか 偏財運偏財は棚ぼたの財ではない 財運が来る時期財の年、食傷生財の年、財庫が冲で開く年

正直なひとこと:命式が示すのは体質で、通帳の残高ではありません

四柱推命で読めるのは、あなたとお金の付き合い方です。財がはっきり来るのか目立たずに来るのか、それを担えるのか、どこから漏れやすいのか。口座の残高が何桁になるかはわかりませんし、家計の管理や資産計画の代わりにもなりません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、投資・財務上の助言ではありません。実際のお金の判断は、収支の実態と専門家の意見をもとに行ってください。

あなたの財の道はどのタイプ?

詳しい命式鑑定では、財の道のタイプと正財・偏財の性格を判定し、大運を一段ずつ並べて、どの 10 年に財運が伸び、どの 10 年は守りに向くかを示します。

四柱推命の財運のよくある質問

四柱推命で財があるかどうかはどう見ますか?

まず財星を探します。日干が剋す五行が財です。次に、それが天干に出ているか、命式の中でどれだけの重みがあるか、そして日干が身強か身弱か、財を担えるかを見ます。実測では四柱にまったく財星がない命式は約 5% で、ほとんどの人には財があります。違いは、担えるか、どこから来るか、いつ来るかにあります。

財星が多ければお金持ちですか?

そうとは限りません。財が多くて身が弱いものを「財多身弱」といい、古典では富屋貧人にたとえます。好機は見えても受け止めきれない状態です。実測では財多身弱の命式の財はすべて忌神でした。財星は十分に強い日干と組み合わさって、はじめて担えるものになります。

財星がなければ、ずっとお金に縁がないのですか?

いいえ。財星のない人のお金は、多くの場合ほかの通変星を通じて入ってきます。才能(食傷)、地位(官殺)、資源や学歴(印星)、仲間(比劫)です。また大運や流年が財を運んでくれば、財はちゃんと巡ってきます。

正財と偏財はどちらが良いのですか?

優劣はなく、性質が違うだけです。正財は固定給のように安定していて、続けて育てる財。偏財は歩合・賞与・投資のように動きがあり、波の大きい財です。どちらが合うかは身の強弱と喜忌で決まり、性格とも関係します。

四柱推命の財運を投資判断に使ってもいいですか?

おすすめしません。四柱推命が描くのはあなたとお金の付き合い方と時期の浮き沈みで、市場の動きは予測できません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、投資・財務上の助言ではありません。