八宅風水の本命卦:東四命か西四命か

「自分は東四命?西四命?」は、八宅風水でまず最初に出てくる問いです。八宅では生まれ年と性別から一つの卦(本命卦・ほんめいか)を出し、その卦から八方位の吉凶を導いて、玄関やベッド、机の向きを決めます。

本命卦を調べる:東四命か西四命か

新暦の生年月日と性別を入れると、八宅風水の本命卦(年の区切りは立春)と八方位の吉凶がわかります。家の坐向(ざこう)を選ぶと、本命卦と宅卦が合っているかも表示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行います。

「坐(ざ)」は建物が背にしている方位、「向(こう)」は正面が向いている方位です。マンションでは、主な採光面や玄関のある面で判断するのが一般的ですが、流派によって違います。

本命卦の出し方

生まれ年(年の区切りは立春で、1 月 1 日でも旧正月でもありません)から 1〜9 の洛書(らくしょ)の数を出し、八卦に対応させます。

計算式(生まれ年を 9 で割った余りを r とする)例:1984 年例:2000 年
男性11 − r を 1〜9 に直す7・兌9・離
女性r + 4 を 1〜9 に直す8・艮6・乾

洛書の数は 1 坎、2 坤、3 震、4 巽、6 乾、7 兌、8 艮、9 離に対応します。5 は洛書の中央にあたり対応する卦がないため、伝統的に男性は坤、女性は艮に寄せます。男女で計算式がもともと違うので、同じ年に生まれた夫婦でも本命卦が違うのはよくあることです。

日本の読者にはなじみのある話をひとつ。男性の計算式は九星気学の本命星と同じで、たとえば 1984 年生まれは七赤金星、男性の本命卦も 7(兌)になります。ただし九星気学は男女とも同じ本命星を使うのに対し、八宅は女性を別の式で数え、5(五黄)も坤・艮に振り分けます。似ていますが別の体系です。

21.9%坤命の男性(5 からの寄せを含む)
21.7%艮命の女性(5 からの寄せを含む)
10.9%そのほかの卦はそれぞれ約

集計方法:年の区切りを立春とし、1960〜2005 年の毎日(16,802 日)について男女それぞれの本命卦を計算しました。

東四命と西四命

本命卦吉方位
東四命坎・震・巽・離北・南・東・南東
西四命坤・乾・兌・艮北西・南西・北東・西

家にも卦があり、宅卦(たくか)と呼んで坐向で判断します。北を背にして南を向く家は坎宅(東四宅)、西を背にして東を向く家は兌宅(西四宅)という具合です。八宅の基本は、東四命は東四宅に、西四命は西四宅に住むこと。合わないときは、ベッドや部屋のドア、机の向きで調整します。

本命卦ごとの八方位

本命卦生気延年天医伏位禍害六殺五鬼絶命
坎南東南東北西北西北東南西
坤北東北西西南西東南南東北
震南南東北東南西北東北西西
巽北東南南東北西西南西北東
乾西南西北東北西南東北東南
兌北西北東南西西北南東南東
艮南西西北西北東南東北南東
離東北南東南北東南西西北西

生気・延年・天医・伏位が四吉、禍害・六殺・五鬼・絶命が四凶です。それぞれの意味は八遊星のページで説明しています。

八宅と九宮飛星はどう違う?

八宅は「人」と「方位」の組み合わせを見るもので、一生変わりません。玄空飛星は「建物」と「時間」の組み合わせを見るもので、年ごと、運(20 年)ごとに変わります。2027 年の年盤は2027年の九宮飛星、九運については三元九運をご覧ください。両者は別の流派で、言うことが食い違うこともよくあります。

よくある三つの誤解

本命卦は旧正月で年が替わる。

八宅の本命卦は四柱推命と同じく立春(2 月 4 日ごろ)で年が替わります。1 月〜2 月初めに生まれた人は、立春の前か後かを確かめてください。

夫婦の本命卦が違うと同じ部屋では寝られない。

家族の本命卦が違うのはごく普通のことです。伝統的には家計を主に支える人で家全体を見て、ほかの人はそれぞれベッドや机で調整します。

凶方位の多い家は大規模なリフォームが必要。

八宅自体がトイレや納戸を凶方位に置いて「凶を抑える」使い方をします。いまの住宅は間取りを変えにくいので、ベッドと机の向きを合わせれば十分。日当たり・風通し・安全のほうが大切です。

八つの本命卦を一つずつ

☵ 坎命東四命・本来の方位 北 ☷ 坤命西四命・本来の方位 南西 ☳ 震命東四命・本来の方位 東 ☴ 巽命東四命・本来の方位 南東 ☰ 乾命西四命・本来の方位 北西 ☱ 兌命西四命・本来の方位 西 ☶ 艮命西四命・本来の方位 北東 ☲ 離命東四命・本来の方位 南 八遊星生気・延年・天医・伏位

正直に言うと:風水は民間の伝統、住まいはまず採光と風通し

八宅は中国の伝統風水の一派にすぎません(ほかに玄空飛星派・三合派などがあります)。人と方位を組み合わせる考え方で、古書どうしでも説が完全には一致しません。また、日本で広く知られる「家相」(鬼門・裏鬼門など)とも別の体系です。空間づくりの参考にはなりますが、住み心地を決めるのは日当たり、風通し、動線、安全です。「凶方位」だからといって大がかりなリフォームをする必要はなく、高価な開運グッズを買う必要もありません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

方位のほかに、四柱推命の命式も

八宅風水は人と方位を、四柱推命は一人ひとりの五行と通変星を見ます。生年月日を入れて、年・月・日・時の四柱を無料で出してみましょう。

八宅風水・本命卦のよくある質問

東四命と西四命はどう分けますか?

坎・離・震・巽が東四命、乾・坤・艮・兌が西四命です。東四命の吉方位は北・南・東・南東、西四命は北西・南西・北東・西です。

本命卦はどう計算しますか?

生まれ年(立春で区切る)を 9 で割った余りを r とし、男性は 11−r、女性は r+4 を 1〜9 に直します。1 坎、2 坤、3 震、4 巽、6 乾、7 兌、8 艮、9 離で、5 になったら男性は坤、女性は艮です。

なぜ男女で本命卦が違うのですか?

八宅では昔から男女で計算式が違う(男性は逆に、女性は順に数える)ため、同じ年に生まれた男女でも本命卦が違うことが多いのです。古法の決まりです。

九星気学の本命星と同じですか?

男性の本命卦の数は九星気学の本命星と同じ数になりますが、女性は計算式が違い、5(五黄)の扱いも違います。似ていますが別の体系です。

夫婦で東四命と西四命に分かれたらどうしますか?

伝統的には家計を主に支える人の本命卦で家全体を見て、もう一人は寝室でベッドの頭を自分の吉方位に向けて調整します。