観音霊籤 第33番(中籤)

「石の中心に、美しい玉が隠れている」――第33番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

石藏美玉在中心

得指何須向外尋

直待高人來剖析

恰如靈雨滌煩襟

現代語訳(本サイト訳):

石の中心に、美しい玉が隠れている
指し示されたなら、外に探す必要はない
優れた人が来て割り開いてくれるのを待てば
まるで恵みの雨が胸のもやを洗い流すよう
籤番号等級宮典故
第33番中籤未宮程咬金、薛仁貴を招く(咬金聘仁貴)

典故の解説:唐の英雄物語で、豪快な将軍・程咬金は無名だった薛仁貴を見いだし、軍に迎え入れました。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「內藏無價寶和珍,得玉何須外界尋,不如等待高人識,寬心猶且更寬心」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦藏玉內尋之象。凡事待時可也。内に隠れた玉を内に探す象。何ごとも時を待てばよい。
解曰內藏金玉。不識外尋。遇貴指引。不須勞心。内に金と玉を持ちながら、気づかず外に探す。貴人の導きに会えば、心をすり減らすことはない。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい祈保加護を祈る
自分自身安穏やか
金運守待守って待つ
取引・商売遲遅い
結婚就まとまる
妊娠・出産男男の子
旅先・離れている人阻妨げがある
田畑・養蚕半熟半作
家畜旺盛ん
人探し勞苦労する
訴訟擱棚上げになる
引っ越し吉吉
失せ物北方北を探す
お墓宜改改めるほうがよい

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

美しい玉は自分の内にあります。外へ探しに行かなくても、優れた人にひとこと言われれば、ぱっと視界が開けます。

ヒント:自分を振り返ってみましょう。答えは案外、自分の中にあります。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第32番 次の籤:第34番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

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観音霊籤 第33番のよくある質問

観音霊籤の第33番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は中籤で、未宮に属し、典故は「程咬金、薛仁貴を招く」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第33番には何と書いてありますか?

原文は 「石藏美玉在中心,得指何須向外尋,直待高人來剖析,恰如靈雨滌煩襟」。現代語訳すると「石の中心に、美しい玉が隠れている。指し示されたなら、外に探す必要はない。優れた人が来て割り開いてくれるのを待てば。まるで恵みの雨が胸のもやを洗い流すよう」となります。

観音霊籤の第33番はどういう意味ですか?

美しい玉は自分の内にあります。外へ探しに行かなくても、優れた人にひとこと言われれば、ぱっと視界が開けます。ヒント:自分を振り返ってみましょう。答えは案外、自分の中にあります。