観音霊籤 第27番(中籤)

「一つはかり、一つ用いて、ひと仕掛け」――第27番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

一謀一用一番機

慮後疑前不敢為

時至自然逢貴助

銀牆鐵壁好安居

現代語訳(本サイト訳):

一つはかり、一つ用いて、ひと仕掛け
先を案じ後を疑い、踏み出せない
時が来れば、おのずと貴人の助けに出会い
銀の垣根、鉄の壁のように、安心して住める
籤番号等級宮典故
第27番中籤午宮劉基、主君をいさめる(劉基諫主)

典故の解説:劉基(劉伯温)は朱元璋を助けて明を建てた軍師で、主君にも率直に進言したことで知られます。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「一謀一用一番書,慮后思前不敢為,時到貴人相助力,如山牆立可安居」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦屋好牆壁之象。凡事穩當無險也。家に堅い垣と壁がある象。何ごとも手堅く危なげない。
解曰改舊成新。寒花遇春。從前阻滯。今得稱心。古きを改めて新しくする。寒さの中の花が春に会う。これまでの滞りも、今は心にかなう。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい安穏やか
自分自身吉吉
金運有ある
取引・商売難難しい
結婚阻妨げがある
妊娠・出産女女の子
旅先・離れている人遲遅い
田畑・養蚕熟豊作
家畜利よい
人探し遲遅い
訴訟宜和和解がよい
引っ越し吉吉
失せ物無蹤行方知れず
お墓守舊大吉現状を守れば大吉

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

どの計画もためらってばかりで手が出せずにいます。時が来れば助けてくれる人が現れ、鉄壁の守りのように安定します。

ヒント:考えがまとまったら動きましょう。心配しすぎると、かえって機を逃します。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第26番 次の籤:第28番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

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観音霊籤 第27番のよくある質問

観音霊籤の第27番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は中籤で、午宮に属し、典故は「劉基、主君をいさめる」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第27番には何と書いてありますか?

原文は 「一謀一用一番機,慮後疑前不敢為,時至自然逢貴助,銀牆鐵壁好安居」。現代語訳すると「一つはかり、一つ用いて、ひと仕掛け。先を案じ後を疑い、踏み出せない。時が来れば、おのずと貴人の助けに出会い。銀の垣根、鉄の壁のように、安心して住める」となります。

観音霊籤の第27番はどういう意味ですか?

どの計画もためらってばかりで手が出せずにいます。時が来れば助けてくれる人が現れ、鉄壁の守りのように安定します。ヒント:考えがまとまったら動きましょう。心配しすぎると、かえって機を逃します。