観音霊籤 第47番(上籤)

「錦の上に花を添えて、色はいっそう鮮やか」――第47番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。

籤詩の原文

錦上添花色更鮮

運來祿馬喜雙全

時人莫訝功名晚

一舉登科四海傳

現代語訳(本サイト訳):

錦の上に花を添えて、色はいっそう鮮やか
運が来て、禄も昇進も喜びがそろう
世の人よ、功名が遅いと驚くな
一度で及第し、その名は天下に伝わる
籤番号等級宮典故
第47番上籤亥宮梁灝、科挙に及第する(梁灝登科)

典故の解説:宋の学者・梁灝は生涯科挙を受け続け、八十代で首席に及第したと伝えられます。大器晩成の代表例です。

もう一つの版

観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「錦上添花色愈鮮,運來祿馬喜雙全,時人莫恨功名晚,一舉登科四海傳」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。

詩意と解曰

詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。

項目原文現代語訳
詩意此卦錦上添花之象。凡事大吉大利也。錦の上に花を添える象。何ごとも大吉大利。
解曰守舊變新。運至材成。遂平生志。盡皆是命。今のままを守りつつ新しくなる。運が来て才が実る。生涯の志を遂げる。すべては天命。
別の版運至材成本作護有變新。「運至材成」の句を、底本は護有變新とも記す。

聖意(問いごとの答え)

聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。

尋ねたこと原文意味
家庭・住まい祈保加護を祈る
自分自身安穏やか
金運利よい
取引・商売阻妨げがある
結婚合合う
妊娠・出産生男男の子
旅先・離れている人遲遅い
田畑・養蚕八分八分の実り
家畜平平穏
人探し至来る・戻る
訴訟宜和和解がよい
引っ越し吉吉
失せ物西北北西を探す
お墓利よい

聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。

読み解き

錦に花を添えるように、名誉も利益もそろいます。功名は遅れてやって来ますが、一度で名を上げます。

ヒント:大器晩成です。早い遅いを人と比べないこと。

これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。

台湾の廟での観音籤の引き方

  1. 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
  3. もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。

よくある誤解

下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。

下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。

同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。

習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。

前の籤:第46番 次の籤:第48番

おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

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観音霊籤 第47番のよくある質問

観音霊籤の第47番は吉ですか、凶ですか?

籤紙の等級は上籤で、亥宮に属し、典故は「梁灝、科挙に及第する」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。

観音霊籤の第47番には何と書いてありますか?

原文は 「錦上添花色更鮮,運來祿馬喜雙全,時人莫訝功名晚,一舉登科四海傳」。現代語訳すると「錦の上に花を添えて、色はいっそう鮮やか。運が来て、禄も昇進も喜びがそろう。世の人よ、功名が遅いと驚くな。一度で及第し、その名は天下に伝わる」となります。

観音霊籤の第47番はどういう意味ですか?

錦に花を添えるように、名誉も利益もそろいます。功名は遅れてやって来ますが、一度で名を上げます。ヒント:大器晩成です。早い遅いを人と比べないこと。