コンポジット:ふたりを1枚の「関係のホロスコープ」に

シナストリーは2枚のホロスコープを重ねて、あなたの天体が相手のどこに触れるかを見ます。コンポジットは2枚を1枚に合成します。ふたりの太陽の中間点が「コンポジットの太陽」、月の中間点が「コンポジットの月」となり、十天体すべてを同じように求めます。できあがった図はどちらか一方のものではなく、ふたりでいるときの姿を表します。まずコンポジットを作成し、下の読み方に沿って見てみてください。

無料コンポジット作成

ふたりの生年月日(新暦)、出生時刻、出生地を入れると、各天体の中間点をとって「この関係そのもの」を表す1枚のホロスコープを作成します。コンポジットの太陽・月・アセンダント・金星を一つずつ解説し、図の中の重要なアスペクトを挙げ、このコンポジットに不安定な点や現実の空と合わない点がないかもお知らせします。出生時刻がわからなくても作成できますが、アセンダントとハウスは出せません。計算はすべてお使いのブラウザ内で行い、データは送信されません。

あなた

お相手

トロピカル方式、近いほうの中間点法。MCはふたりのMCの中間点をとり、アセンダントとハウスのカスプは、そのMCとふたりの出生地の平均緯度から求めます(プラシーダス)。時刻は出生証明書(母子手帳)にある現地の時計の時刻をそのまま入れてください。夏時間は出生地から自動で差し引きます。

コンポジットの求め方

天体:ふたりの同じ天体の黄道上の位置をとり、短いほうの弧のちょうど真ん中を求めます。これを「近いほうの中間点」と呼びます。たとえばひとりの太陽が牡羊座10°、もうひとりが双子座20°なら、ふたつは70°離れていて、中間点は牡牛座15°です。

MCとアセンダント:MCも同じくふたりのMCの中間点をとります。アセンダントまで単純に中間点をとると、MCとつじつまが合わなくなることが多いので、一般的な方法(ロバート・ハンドが提唱し、多くの占星術ソフトが採用)では、コンポジットのMCとふたりの出生地の平均緯度からアセンダントとハウスのカスプを求めます。台北生まれのペアについての本サイトの計算では、2つの求め方でアセンダントが同じ星座になるのは約83.8%、差は平均12°ですが、ときにはちょうど向かいの星座になるほどずれることもあります。ツールは両者が違うときにお知らせします。

ほかに、ふたりの生まれた日時と場所の中間をとり、実際に存在した瞬間のホロスコープを作る「ダビソン・チャート(時空間の中間点図)」もあります。このページの中間点法とは別のものです。

シナストリーとの違い

シナストリー(比較図)コンポジット
何を見るかひとりの天体がもうひとりの天体とどう触れ合うかふたりを合成した1枚の図を、「関係」そのもののホロスコープとして読む
図の数2枚を重ねる新しい1枚
答えてくれる問いわたしはあなたをどう感じ、あなたはわたしにどう影響するかふたりでいるときのわたしたちはどんな姿で、この関係はどこへ向かうか
方向性ある:あなたの金星、わたしの火星ない:どちらをAにしてもBにしても結果は同じ
本サイトのツールシナストリーこのページ

2つは一緒に使えます。シナストリーはふたりが互いにどう作用し合うかを、コンポジットはふたりを合わせたときの関係そのものの個性を表します。多くの占星術師は、まずシナストリーで引力と摩擦を見て、それからコンポジットでこの関係がどこへ向かうのに向いているかを見ます。

コンポジットはまずこの4つを見る

そのうえでコンポジットの金星(ふたりの楽しみ方)と、図の中のいくつかの重要なアスペクトを見ます。下の表は本サイトの計算で、ランダムな2人のコンポジットに、その組み合わせがオーブ内で見られる割合です。

組み合わせテーマランダムな2人のコンポジットに見られる割合
太陽・月目標と気持ちは足並みがそろっているか38.1%
金星・火星惹かれ合う力と行動のリズム28.8%
月・金星付き合いの温度と甘さ39.7%
太陽・木星一緒に成長していくスケール37.7%
太陽・土星約束と責任の重み40.4%
月・土星気持ちの上での安全な距離38%
金星・土星愛情が向き合う現実の試練28.8%
金星・冥王星愛の深さと支配31.8%

1960〜2005年に台北で生まれた人のホロスコープをランダムに2人ずつ組み合わせ、計2,100組。本サイトのエンジンで、出生図と同じオーブ設定で計算しました。1枚のコンポジットにあるアスペクトは平均25.5個です。

コンポジットの太陽:12星座

コンポジットの太陽この関係の姿
牡羊座この関係の核にあるのは「一緒に始めること」です。ふたりが組むと物事のテンポが上がり、思いついたらすぐ動きます。申し込みも引っ越しも転職も、どちらかの「じゃあ、やってみよう」の一言で決まることが少なくありません。いちばん生き生きするのは、新しい局面に向き合い、始まったばかりの何かを抱えているとき。毎日が平穏すぎるとかえって退屈しやすいので、ときどきお互いに新しい目標を見つけてあげるとよいでしょう。
牡牛座この関係の重心は「暮らしを安定させること」にあります。ふたりがいちばんくつろげるのは、たいていおいしい夕食や座り心地のいいソファ、少しずつ貯まっていくお金のそばです。何かを急いで証明する必要はなく、信頼は一日一日積み重ねていくもの。仕事上のパートナーでも、着実に実際の成果を重んじるタイプになりがちです。気をつけたいのは、いったん習慣ができあがると、なかなか変えたくなくなることです。
双子座この関係は「会話」によって生きています。ふたりの間ではメッセージが頻繁に行き交い、面白い記事を読んだり妙な話を耳にしたりすると、真っ先に相手に送りたくなります。一緒にいると頭の回転が速くなり、話題は朝ごはんから国際ニュースまで広がります。一緒に講座を受けたり本屋を巡ったりするのも相性抜群。関係の栄養は好奇心なので、口数が減ってきたら、ふたりで何か新しいことを探しに行くタイミングです。
蟹座この関係の核は「いたわり」と「居場所」です。ふたりでいると自然と家族のような空気が生まれ、帰りが遅いほうのために明かりを残しておき、体調を崩したほうには温かいものを作ってあげます。お互いの家族や過去をとても大切にし、相手の気持ちを自分より先に置きがちです。その優しさが関係の土台ですが、守りすぎると窮屈になるので、相手が自分で育っていく余白も残しておきましょう。
獅子座この関係は人から見られることを好みます。ふたりが一緒に現れると、どこか華やかな光をまといます。友人の集まりを仕切るのはたいていふたりで、誕生日や記念日にもきちんとした演出を求めます。関係の核はお互いへの称賛で、相手の目に自分が特別に映っていると知ることが必要です。創造的で人に見せられることを一緒にするといちばん気持ちが高まり、日々の雑事ばかりになると、どちらも何かが足りないと感じます。
乙女座この関係の目的は「一緒に物事をきちんとやり遂げること」になりがちです。ふたりの付き合い方はとても実際的で、予定や分担、家の収納まで、暗黙のルールができていることが多いでしょう。気遣いは行動で示します。相手の日用品を補充しておく、書類をもう一度見直してあげる、といった具合です。その細やかさが暮らしに秩序をもたらしますが、厳しい目がお互いに向き、心配が指摘に変わってしまわないよう注意しましょう。
天秤座この関係そのものがバランスと公平さを大切にしています。ふたりは物事を相談して決めるのが習慣で、どちらかが一歩譲れば、もう一方は次の機会にきちんと返します。一緒にいるときの振る舞いは品がよく、関係が調和して見えることにも気を配るので、友人からは付き合い上手なふたりだと思われがちです。いちばんの得意は調整、いちばんの課題は本当の不満を口に出すこと。和を保つために問題を先送りし続けないようにしましょう。
蠍座この関係が求めるのは深さです。ふたりの間には周りが入り込めない阿吽の呼吸が育ちやすく、お互いにしか話さないこと、ふたりしか知らないことがあります。関係の核は信頼と共に背負うことで、一緒に困難を乗り越えるたびに結びつきが強まります。つながりが強いぶん隠しごとにはとても敏感です。相手をこっそり観察するより、気になっていることをはっきり伝えるほうが、関係はずっと落ち着きます。
射手座この関係は、ふたりで出発する旅のようなものです。週末はいつも次の旅行の計画を立てていたり、一緒に講座に申し込んだり、同じ本を読んでその内容について議論したり。一緒にいると視野が広がり、知らないことにも挑戦しやすくなります。関係の栄養は成長と意味。お互いに少し自由を残しておく必要があり、相手を縛りすぎると、この関係の光はかげってしまいます。
山羊座この関係は、ふたりで家を建てるようなものです。一緒にいると長い目で物事を考えるようになり、貯蓄や不動産、キャリアの計画も、スケジュールを組んで一歩ずつ進めていきます。気持ちをあまり口にはせず、約束はたいてい行動と責任で示します。長く続くほど関係に重みが増し、周りからも頼もしいと思われがちです。目標だけでなく、ときには計画を脇に置いて、ただふたりで過ごす時間を楽しむことも忘れずに。
水瓶座この関係の核は「自分らしくいること、そして友人でいること」です。ふたりはお互いの領域を尊重し、それぞれに自分の交友関係や趣味を持ちながら、ある理念では意外なほど意気投合します。周りからはちょっと変わった組み合わせに見えるかもしれず、ありきたりの筋書きには従いません。いちばん活気づくのは、コミュニティや考えに一緒に打ち込んでいるとき。気持ちが理性的になりすぎると、相手が温かさを感じ取れないことがある点には気をつけましょう。
魚座この関係には、言葉ではうまく説明できないつながりがあります。ふたりは相手が口に出さない気持ちを感じ取れることが多く、一緒に音楽を聴いたり映画を観たり、海辺で午後を過ごしたりするだけで満たされます。関係の核は思いやりと受容で、相手のために自分を犠牲にしやすくもあります。その優しさは貴重ですが、境界があいまいになったら、疲れたことも傷ついたことも言葉にして、推し量ることだけに頼らないようにしましょう。

コンポジットの太陽の星座は、ふたりのどちらかの太陽星座と同じとは限りません。本サイトの計算では、コンポジットの太陽がどちらか一方の太陽と同じ星座になるペアは約25%にとどまります。ふたりの太陽が同じ星座なら、コンポジットの太陽も必ずその星座になります(実測の169組はすべてそうでした)。

コンポジットの太陽:12ハウス

コンポジットの太陽このハウスが扱う領域ランダムなペアでの割合
第1ハウス自分、外見、第一印象9.2%
第2ハウスお金、資源、価値観8%
第3ハウスコミュニケーション、学び、きょうだい、近距離の移動8.5%
第4ハウス家庭、ルーツ、心の安心感8.1%
第5ハウス恋愛、創造、遊び、子ども8%
第6ハウス日々の仕事、習慣、奉仕8.9%
第7ハウスパートナー、協力、一対一の関係9.1%
第8ハウス共有の資源、親密さ、変容8.2%
第9ハウス旅、信念、高等教育8.5%
第10ハウス仕事、社会的立場、人生の目標7.5%
第11ハウス友人、コミュニティ、希望8.3%
第12ハウス無意識、ひとりの時間、隠れたこと7.7%

ハウスはコンポジットのMCから求めています。どのハウスもほぼ12分の1で、特に多いハウスはありません。コンポジットでの各ハウスの意味は、ツールが結果に応じて表示します。

コンポジットの3つの不思議(本サイトの計算)

13.7%コンポジットの水星が太陽から28°以上、または金星が47°以上離れる。現実の空では起こりえない配置(水星5.7%、金星10.3%)
33%少なくとも1つの天体で、ふたりの位置がほぼ正反対(170°以上離れる)になり、中間点がとても不安定
28.5%どちらかの出生時刻が1時間遅いと、コンポジットのアセンダントの星座が変わる。94.6%のコンポジットで、少なくとも1つの天体がハウスを移る

1960〜2005年に台北で生まれた人のホロスコープをランダムに組み合わせた2,100組。本サイトのエンジンで計算。

1. 水星と金星が離れすぎる。現実の空では、水星は太陽から最大約28°、金星は約47°しか離れません。ところがコンポジットは天体ごとに別々に中間点をとるので、ふたりの水星と太陽がそれぞれ違う方向にずれていると、コンポジットの水星がコンポジットの太陽から大きく離れ、向かい側まで行ってしまうこともあります。そんなときは、水星と金星は星座を中心に読み、太陽との関係はあまり重く見ないでください。

2. 正反対の位置にある天体。ふたりの同じ天体が黄道のほぼ正反対にあると、2つの中間点(こちら側と向こう側)までの距離がほとんど同じになり、どちらが「近いほうの中間点」になるかは1〜2°の差で決まります。出生時刻や日付が少し違うだけで、向かいの星座にひっくり返ることがあります。本サイトの計算でいちばん多いのは火星(6.2%)、太陽(6.1%)、水星(6%)です。海王星と冥王星は動きが遅すぎるので、年の近いふたりで正反対になることはありません。

3. アセンダントがとても敏感。コンポジットのアセンダントはふたりのMCで決まるので、どちらかの出生時刻が少しずれるだけで動きます。本サイトの計算では、どちらかの出生時刻が1時間遅いと、コンポジットのアセンダントは平均13.7°動きます。一方の出生時刻がわからない場合は、天体の星座とアスペクトしか読めません。このときコンポジットの月の誤差は約±3°で、計算では約11.4%のケースでそのために星座が変わります。

実例:チャールズとダイアナ

ふたりの公表されている出生時刻でコンポジットを作ると、チャールズの太陽は蠍座、ダイアナの太陽は蟹座なのに、コンポジットの太陽は乙女座・第6ハウスに入ります。責任や日々の役割分担、「きちんとやり遂げること」を重んじる関係で、公務の色合いが濃かったこの結婚によく重なります。コンポジットの月は魚座・第12ハウスで、感情は舞台裏にしまわれ、言葉にしにくい形です。コンポジットには太陽と月のアスペクトがなく、太陽と土星はおだやかなセクスタイルです。関係の骨組みは安定していても、ふたりの目標と気持ちはそれぞれ別の道を歩んでいたことがうかがえます。

この例では、アセンダントの問題も見てとれます。コンポジットのMCから求めたアセンダントは牡牛座ですが、ふたりのアセンダントの中間点をそのままとると天秤座になります。ふたりとも英国生まれ(北緯51〜53°)で、緯度が高いほど2つの求め方の差は大きくなります。

ひとこと:コンポジットは読み方の一つで、ふたりの結末ではありません

コンポジットは2枚のホロスコープを1枚の「関係のホロスコープ」に合成し、その関係そのものがどんな姿をしているかを語る言葉を与えてくれます。ただしこれは数学的な合成で、実際の空に現れた星の配置ではありません。本サイトの計算では、約13.7%のペアで、現実の空ではありえない水星や金星の位置が現れ、約33%のペアで、少なくとも1つの天体の中間点がとても不安定になります。ふたりの関係を理解する手がかりとしては役に立ちますが、あなたの代わりに決めてくれるものではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

同じ関係を別の占術で見る

四柱推命の相性鑑定は、ふたりの五行の用神・喜神と日柱がどう補い合うかを見ます。ホロスコープのコンポジットとはまったく別の角度です。

コンポジットのよくある質問

コンポジットとシナストリー、どちらが当たりますか?

答えてくれる問いが違います。シナストリーはふたりが互いにどう作用し合うか(あなたの金星がわたしの火星に触れる、など)を見て、コンポジットはふたりを合わせたときの関係そのものの個性を見ます。両方見るのがいちばん確かで、本サイトにはどちらのツールもあります。シナストリーもご覧ください。

コンポジットにはふたりの出生時刻が必要ですか?

あればベストです。出生時刻がなくても十天体の中間点とアスペクトは計算できますが、アセンダントとハウスは出せません。コンポジットの月の誤差は約±3°で、本サイトの計算では約11.4%のケースでそのために星座が変わります。ツールは不確かな部分に印をつけます。

コンポジットの水星が太陽から遠く離れています。計算ミスですか?

計算ミスではなく、中間点法そのものの性質です。天体ごとに別々に中間点をとるので、水星や金星がコンポジットの太陽から、現実の空ではありえないほど離れることがあります。本サイトの計算では約13.7%のペアで起こります。読むときは星座を中心にすれば十分です。

コンポジットは友人や家族、仕事のパートナーにも使えますか?

使えます。コンポジットはふたりを合わせた関係を見るもので、恋人どうしに限りません。仕事のパートナーなら、コンポジットの太陽が第10ハウスや第2ハウスにあるか、土星の位置などをよく見るとよいでしょう。家族なら第4ハウスと月がよく見られます。

コンポジットのアセンダントが、ほかのサイトのツールと違うのはなぜですか?

アセンダントの求め方は2通りあります。コンポジットのMCから求める方法(本サイトと多くのソフト)と、ふたりのアセンダントの中間点をそのままとる方法です。本サイトの計算では両者が同じ星座になるのは約83.8%で、それ以外は違ってきます。ツールでは両方を表示します。また「ダビソン・チャート(時空間の中間点図)」はまったく別の計算方法です。