観音霊籤 第13番(中籤)
「幼いころから富貴の家に生まれ」――第13番はこう始まります。下に籤詩の原文、全文の現代語訳、典故の解説、聖意(問いごとの答え)、そして読み解きのヒントを載せています。
籤詩の原文
自小生身富貴家
眼前萬事總奢華
要君賜受金魚袋
四海傳名足可誇
現代語訳(本サイト訳):
幼いころから富貴の家に生まれ
目の前の万事は、すべてぜいたく
あなたが金魚袋を賜れば
天下に名が伝わり、誇るに足る
| 籤番号 | 等級 | 宮 | 典故 |
|---|---|---|---|
| 第13番 | 中籤 | 寅宮 | 羅通、元帥に任じられる(羅通拜帥) |
典故の解説:唐代の伝説で、若き将軍の羅通は包囲された太宗を救うため兵を率い、元帥に任じられました。
もう一つの版
観音籤には広く流布した二系統の字句があり、この籤のもう一つの版は 「自小生在富貴家,眼前萬物總奢華,蒙君賜紫金腰帶,四海聲名定可誇」 です。ところどころ字は違いますが、意味は上の版とほぼ同じです。
詩意と解曰
詩意(しい)はその籤の「象(しょう)」をひとことで示し、解曰(かいえつ)は四字句を連ねた短い評です。
| 項目 | 原文 | 現代語訳 |
|---|---|---|
| 詩意 | 此卦龍門得通之象。凡事有變大吉也。 | 竜門を通り抜ける象。何ごとも変化があって大吉。 |
| 解曰 | 囚人逢赦。病即安然。龍門得遇。名遍名都。 | 囚人が恩赦に会い、病もすぐ落ち着く。竜門にめぐり会い、名は都じゅうに広まる。 |
聖意(問いごとの答え)
聖意(せいい)は、問いの種類ごとに短い答えを示したものです。自分が尋ねたことに当たる行を見てください。
| 尋ねたこと | 原文 | 意味 |
|---|---|---|
| 家庭・住まい | 祈福 | 福を祈る |
| 自分自身 | 祈福 | 福を祈る |
| 金運 | 秋冬吉 | 秋冬によい |
| 取引・商売 | 宜遲 | 遅らせるほうがよい |
| 結婚 | 合 | 合う |
| 妊娠・出産 | 女 | 女の子 |
| 旅先・離れている人 | 祈保 | 加護を祈る |
| 田畑・養蚕 | 中平 | ふつう |
| 家畜 | 中平 | ふつう |
| 人探し | 見 | 見つかる |
| 訴訟 | 有理 | 理はこちらにある |
| 引っ越し | 守舊 | 現状を守る |
| 失せ物 | 東方 | 東を探す |
| お墓 | 吉 | 吉 |
聖意にはもともと「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。
読み解き
生まれに恵まれ、目の前も順調です。認められて名が広く知られる機会があります。
ヒント:順境のときこそありがたみを忘れずに。ぜいたくで気がゆるまないように。
これは字面から読み取った本サイトの解説です。ご自身の問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤に従ってください。
台湾の廟での観音籤の引き方
- 線香をあげ、観音菩薩に自分の名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたいことを一つはっきり伝えます。
- 三日月形の木片二つ一組の「ポエ」(筊杯)を投げて、籤を引いてよいかを伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出れば「聖杯」(聖筊)で、許しが出たしるしです。それから竹の筒を振って、番号のついた籤棒を一本引きます。
- もう一度ポエを投げて、その一本でよいかを確かめます。聖杯が三回続けて出たら確定、という廟が多く、出なければ引き直します。
- 同じ番号の籤紙をもらい、まず詩全体の意味を読み、それから「聖意」のうち自分の問いに当たる項目を見ます。わからなければ廟の方に解籤をお願いできます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の意味を当てはめやすくなります。
よくある誤解
下籤を引いたら、その件は必ずうまくいかない。
下籤はたいてい「いったん止まる」「今あるものを守る」「やり方を変える」ための合図です。同じ詩でも、問う内容によって意味は変わります。
同じことを、上籤が出るまで何度でも引き直してよい。
習わしでは一つの件につき一度だけ引きます。迷いが残るなら廟の方に解籤を頼むか、しばらく時間をおいてから改めて尋ねましょう。
おことわり:籤は信仰であり、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤詩の原文・詩意・解曰・聖意は、台湾のサイト「解籤閣」がまとめた観音籤百首に拠り、ほかの二つの資料と一首ずつ照合しています。廟によって字句や等級が少しずつ異なります。現代語訳と解説は、本サイトが字面から読み取ったもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟や解籤の係の方にお尋ねください。法律・医療・お金の問題は専門家に相談し、体調がすぐれないときは医療機関を受診してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤の次は、あなた自身の命式を
生年月日を入力するだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。
観音霊籤 第13番のよくある質問
観音霊籤の第13番は吉ですか、凶ですか?
籤紙の等級は中籤で、寅宮に属し、典故は「羅通、元帥に任じられる」です。日本のおみくじの大吉・凶とは付け方が違うので、等級より詩全体の意味を見てください。
観音霊籤の第13番には何と書いてありますか?
原文は 「自小生身富貴家,眼前萬事總奢華,要君賜受金魚袋,四海傳名足可誇」。現代語訳すると「幼いころから富貴の家に生まれ。目の前の万事は、すべてぜいたく。あなたが金魚袋を賜れば。天下に名が伝わり、誇るに足る」となります。
観音霊籤の第13番はどういう意味ですか?
生まれに恵まれ、目の前も順調です。認められて名が広く知られる機会があります。ヒント:順境のときこそありがたみを忘れずに。ぜいたくで気がゆるまないように。