四柱推命の「破」とはどういう意味?

地支の六つの関係の中で、「破(は)」はいちばん軽いものです。字の意味は破壊、破れですが、たいていは小さな損傷、うまくいきかけてつまずく程度で、冲のように根こそぎ抜いたり、刑のように絡みついたりはしません。正直にいえば、多くの鑑定家は破を「ついでに触れる」程度にしか扱いません。本当に注意したいのは、破がほかの関係と重なったときです。

関係の種類
破(小さな損傷・成就の中の失敗)
六組
子酉・卯午・巳申・寅亥・丑辰・戌未
特徴
六つの関係の中でもっとも軽く、「冲・刑・害を重く見て、破はその次」
傾向
小さな損傷、途中での変化、はじめは親しくのちに離れる
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
巳申の破(同じ組が支合でもある)

一、「破」とは?まず重さをはっきりさせる

「破」は地支どうしの位置のずれから生まれるもので、六組は子酉・卯午・巳申・寅亥・丑辰・戌未です。命理での評価は一貫していて、冲・刑・害を重く見て、破はその次とされます。つまり、この一連の関係の中で、破の破壊力はいちばん最後です。大げさにはいいません。命式に破が一つだけあっても、たいていは気にする必要はありません。はっきり書いておくのは、重さの違いを見分けてほしいからです。どの関係にもびくびくする必要はないのです。

二、破が実際に意味するもの

破がもたらすのは、おおむね次のような「小さな出来事」です。成就の中の失敗:あと一歩でまとまるところで、最後にちょっとしたつまずきがある。はじめは親しく、のちに離れる:最初はとても良かった関係が、だんだん薄れて離れていく。小さな損傷:物が壊れる、計画が乱れる、状況に小さなひびが入る。直せるけれど目障り、という程度です。大きな災難というより、暮らしの中の小さなぶつかり傷に近いものです。

三、破の本当の見どころ:一組に複数の関係

破が本当に興味深いのは、それが破だけではないことが多いからです。同じ一組の地支が、同時にいくつもの関係を持つことがあり、そうなると話は複雑になります。巳申:この二字は「支合(しごう)」(引き合い・同盟)であると同時に「破」(変化・離別)でもあります。しかも命式にもう一つ「寅」が来れば、巳申は「寅巳申の三刑」にも入ってしまいます。巳申は命理でもっともドラマチックな組で、合し、破れ、刑まで帯びることがあります。最初は意気投合し、のちにすきま風が吹き、ついには仲たがいする、という筋書きです。寅亥:この二字も合と破をあわせ持ちます。まず親しく結びつき、その中に離れるひびがひそんでいます。こうした「一組に複数の関係」がある場合、破だけを見てはいけません。ここでの破は、「はじめ良く、のちに悪い」関係の中で最後に入るひびであることが多いのです。

四、どの柱にある?いつ動く?

破が四柱のどの柱にあるかで、その柱が表す人や事柄に関わります(年・月・日・時でそれぞれ担当する人や時期が違います)。ほかの関係と同じく、大運や年運がもう一つの字を運んできたときに動き出します。ただ、破そのものが軽いので、動き出したときの影響も冲や刑よりずっと小さいのがふつうです。

五、破を気にすべきとき、忘れてよいとき

簡単な目安をお伝えします。命式に破が一つだけで、ほかの関係と重なっていなければ、忘れてかまいません。破が冲や刑と同じ組に重なっている場合(巳申のように)は、あわせて見る必要があり、そこではじめて重みが出てきます。いいかえれば、破だけでは芝居になりません。ほかの関係が舞台を用意してはじめて、破に出番が回ってくるのです。

六、命式の中の物語

ある二人は、命式でちょうど「巳」と「申」が向き合っていました。出会ったときはたちまち意気投合し、巳申の支合のとおり、生まれつきの相棒のように、ひと言ふた言交わしただけで一緒に何か始めようと決めました。最初の一、二年は本当に順調でした。けれど巳申は合のほかに「破」も抱えています。事業が大きくなり、権限とお金を分ける段階に来ると、その破のひびが表に出てきました。はじめは小さな食い違い、やがて互いに譲らなくなり、最後は円満に別れてコンビを解消しました。もし二人の命式にさらに「寅」があって寅巳申の三刑がそろっていたら、「円満に別れる」ことさえ難しく、仲たがいに至ったかもしれません。破は単独では目立ちませんが、合や刑と絡み合うと、一つの関係が蜜月から決裂に至るまでの完全な筋書きになるのです。

あなたの命式の破は、冲や刑と重なっていますか?

破が一つだけなら気にしなくてかまいません。重なっているときだけ詳しく見る必要があり、それには四柱全体が必要です。生年月日を入れて無料の命式を出してみてください。

よくある質問

命式に破があると深刻ですか?

たいていは深刻ではありません。六つの関係の中で破はもっとも軽く、「冲・刑・害を重く見て、破はその次」とされます。破が一つだけなら、冲や刑と同じ組に重なっていない限り、ほとんど気にする必要はありません。

六破はどの組ですか?

子酉・卯午・巳申・寅亥・丑辰・戌未の六組です。

なぜ巳申は合でもあり破でもあるのですか?

一組の地支が複数の関係をあわせ持つことがあるからです。巳申は支合(同盟)であり破(変化)でもあり、さらに寅が来れば寅巳申の三刑にもなる、もっともドラマチックな組です。

破は和らげる必要がありますか?

単独の破なら、わざわざ和らげる必要はほとんどありません。注意したいのは冲や刑と重なっている場合で、そのとき実際に見ているのは、より重いほうの関係です。

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