戌未の破とは?意味と読み方
戌(いぬ)と未(ひつじ)の破は、地支の六破のひとつで、破は最も軽い関係です。戌も未も土に属し、どちらも「庫」なので、この破は土地や家族のあいだの小さな損を表します。ただし気をつけたいのは、戌未が「丑戌未の三刑」の一部でもあること。命式にさらに丑(うし)が加わると、話は破だけでは済まなくなります。
- 関係の種類
- 地支の六破(丑戌未の三刑の一部でもある)
- 破し合う字
- 戌(土・庫)↔ 未(土・庫)
- ひとつの組に複数の関係
- 戌未の破+丑が加わると丑戌未の三刑(恃勢の刑)
- 傾向
- 土地や家族の小さな損、丑が加わると身内の争いに重くなる
一、破は軽いが、戌未は重なりに注意
破はもともと六つの関係で最も軽く、戌未の破も単独なら土地や家族の小さな損にすぎません。ただ戌未は特別で、「丑戌未の三刑」の片割れにあたります。命式にさらに丑が加われば、小さな破から「恃勢(じせい)の刑」——勢いを頼みにした身内の争いへと格上げされます。
二、戌未という組み合わせの味わい
戌も未も土に属し、どちらも庫なので、この破は土地や住まい、家族のあいだの小さなひびを帯びがちです。ふだんはさほど重くありません。けれども丑が加わって丑戌未の三刑がそろうと、身内どうしが勢いや利害をめぐって争う形になります(「丑戌未の三刑」もあわせてお読みください)。
三、どの柱に出るか、いつ動くか
戌未がどの柱に出るかで、どの人間関係や時期に響くかが決まります。大運や流年で戌か未が巡ると小さな破が動き、丑が巡るとより重い三刑が動きます。
四、戌未の破をどう受け止めるか
ひとつだけの戌未の破なら気に留める程度で十分です。本当に見ておきたいのは、命式に丑があるかどうか。丑があるなら丑戌未の三刑とあわせて見ることが要点になります。
五、ある命式の物語
戌未の破を持つある男性は、ふだんは実家の土地や家族のことで小さな摩擦がある程度でした。ところがある年、流年が「丑」となって丑戌未の三刑がそろい、一族が先祖伝来の土地をめぐってそれぞれの立場を盾に譲らず、収拾がつかなくなりました。これこそ戌未が本当に用心すべき点です。破そのものは重くなくても、それが刑に「組み上がる」ことが怖いのです。
あなたの命式の戌未は三刑になりますか?
戌未の破に丑が加わって丑戌未の三刑になるかどうかは、四柱すべてを見て初めてわかります。生年月日を入れて無料で命式を出してみましょう。
よくある質問
戌未の破は重いのですか?
破だけを見ればごく軽く、土地や家族の小さな損が中心です。ただ戌未は丑戌未の三刑の片割れなので、さらに丑が加わると恃勢の刑へと重くなります。
戌未の破と丑戌未の三刑はどう関係しますか?
戌未は丑戌未の三刑の一部です。命式にさらに丑が加わると、戌未の破は丑戌未の三刑(身内どうしが勢いを頼みに争う形)へと格上げされます。
戌未の破は主に何に出ますか?
土地や住まい、家族のあいだの小さなひびに出やすく、丑が加わると親族間で勢いや利害をめぐる争いになりやすいとされます。
戌未の破はどう読み、どう和らげればよいですか?
まず命式に丑があるかを見ます。丑がなければ小さな破として気に留める程度で十分です。丑があれば丑戌未の三刑とあわせて読み、財産のことは線引きをはっきりさせておきましょう。命理上の心構えとしての説で、参考・娯楽を目的としたものです。