格局による修正:主星だけで判定できる格局と四つの軸

紫微斗数には百を超える格局があり、その多くは左輔・右弼、文昌・文曲、禄存、四化などがそろって初めて成立します。推算ツールは第一段階として主星だけを見るため、このページでは「十四主星の位置だけで判定できる」格局に絞りました。それぞれの成立条件と、当サイトがそれを四つの軸の修正にどう置き換えたかを書いています。

格局は加点問題であって、保証ではありません

古書の格局名の多くには「貴」「富」といった評語が付いていますが、格局が成り立つのはある性格の傾向がはっきりしているという意味にすぎず、人生の結果を示すものではありません。当サイトは格局のうち性格に関する記述だけを修正に使い、修正値もごく小さく(ほとんどが 0.25〜0.5)、格局だけで別のタイプに変わることはありません。

機月同梁

成立条件:命宮の三方四正(命宮・遷移宮・財帛宮・官禄宮)に、天機・太陰・天同・天梁の四星がすべてそろうこと。そろう可能性があるのは命宮が寅・申、子・午、辰・戌にある場合だけで、巳・亥ではそろいません。

古書には「機月同梁作吏人」とあり、この配置の人は細やかで計画を立てるのが得意、組織のなかで参謀や企画・文書の仕事に向き、冒険より安定を好むとされます。古書はさらに三合に文昌か文曲が入ることを求めますが、当サイトでは四星がそろう骨格だけを判定しています。MBTI に置き換えると、控えめで秩序を重んじる方向への修正です。表舞台に立つより、裏で段取りを整えるほうを選ぶ人といえます。

四軸の修正:E/I -0.25(内向寄り)、J/P +0.5(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 12.9% にこの格局があります。関連する星系:例:天同・天梁、天機・太陰、天機・天梁。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の機月同梁をご覧ください。

紫府同宮

成立条件:紫微と天府が同じ命宮に入ること。寅宮か申宮にしか現れません。

「主星のなかの主星」ふたつが命宮に並ぶ配置で、古書は重厚でおおらか、福分が厚いと表現する一方、左輔・右弼などの助けがあってこそ力を発揮するとも強調します。性格としては守りと主導の両方をもち、舵を取りたい気持ちと、足もとの財産を守りたい気持ちが同居します。当サイトでは感覚(S)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点し、ふつうの紫微より現実と秩序を重んじる点を表しています。

四軸の修正:N/S -0.25(感覚寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 1.5% にこの格局があります。関連する星系:紫微・天府。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の紫府同宮をご覧ください。

府相朝垣

成立条件:天府が官禄宮、天相が財帛宮にあって三合から命宮に向かい、かつ命宮自体には天府も天相も入らないこと。『全書』は命宮が寅・申にあるものを上格とし、命宮が空宮であることを求める狭い解釈もありますが、当サイトは一般的な広い解釈を採っています。

天府は「庫」、天相は「印」。秩序と人情を重んじる二星が三合から命宮を照らす形で、古書は衣食に困らず、情に厚く、親族や友人との縁が深いと述べます。四つの軸でいえば、現実的で思いやりがあり、きちんとした方向へもう一歩寄せる修正です。主星のある命宮でいうと、廉貞が寅・申、紫微が子・午、武曲が辰・戌に入る命盤でこの格局が現れます。

四軸の修正:N/S -0.25(感覚寄り)、T/F -0.25(感情寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 8.4% にこの格局があります。関連する星系:例:廉貞単独(対宮に貪狼)、紫微単独(対宮に貪狼)、武曲単独(対宮に貪狼)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の府相朝垣をご覧ください。

七殺朝斗・仰斗

成立条件:七殺が単独で子・午・寅・申の命宮に入ること。古書の名目では午・申を「朝斗」、子・寅を「仰斗」と呼びます。寅・申(対宮が紫微・天府)だけを採る流派もありますが、当サイトは四宮とも採っています。

古書に「七殺寅申子午、一生爵禄栄昌」とあり、この位置の七殺は知略があって責任を引き受け、勢いが規律でうまく抑えられていると読まれます。ふだんの七殺は臨機応変寄りですが、当サイトでは判断(J)の側だけに加点し、この位置の七殺は動く前によく考える点を表しています。

四軸の修正:J/P +0.5(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 2.9% にこの格局があります。関連する星系:七殺単独(対宮に紫微・天府)、七殺単独(対宮に武曲・天府)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の七殺朝斗・仰斗をご覧ください。

雄宿朝垣

成立条件:廉貞が命宮に入ること。申宮での単独はどの流派も採り、寅宮での単独は現代の通説です。『全書』の原文は「廉貞申未宮」で、未宮の廉貞は必ず七殺と同宮になります。当サイトは三つとも採っています。「雄宿乾元」という名もありますが、流派によって指すものが違うため採っていません。

廉貞は「雄宿」と呼ばれ、この位置の廉貞は負けず嫌いで実行力があり、目端が利いて人づきあいも巧みとされます。当サイトでは外向(E)と思考(T)の側にそれぞれ少し加点しています。前に出る意欲が強く、物事を形にすることにこだわるタイプです。

四軸の修正:E/I +0.25(外向寄り)、T/F +0.25(思考寄り)。抽出した命盤のうち約 2.2% にこの格局があります。関連する星系:廉貞単独(対宮に貪狼)、廉貞・七殺(未宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の雄宿朝垣をご覧ください。

石中隠玉

成立条件:巨門が単独で子か午の命宮に入り、対宮が天機であること。古書は辛年・癸年生まれを入格とします(四化に関わる条件)が、当サイトは主星の位置だけで判定しています。

「石中隠玉」は、石のなかに玉が隠れているという意味です。弁が立ち頭も切れるのに、急いで見せようとはせず、若いころの試練を越えてから認められることが多いと読まれます。当サイトで外向・内向の一軸だけを動かす格局はこれだけで、内向(I)の側に寄せています。この格局の要点が「隠す」ことにあるからです。

四軸の修正:E/I -0.5(内向寄り)。抽出した命盤のうち約 1.3% にこの格局があります。関連する星系:巨門単独(対宮に天機)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の石中隠玉をご覧ください。

月朗天門

成立条件:太陰が単独で亥の命宮に入り、対宮が天機であること。古書は夜の生まれのほうがよいとします。

亥宮は太陰がもっとも明るく輝く位置のひとつで、古書は「月朗天門」と呼び、穏やかで才気があり繊細な人と表現します。当サイトでは直観(N)と感情(F)の側にそれぞれ少し寄せています。想像力がより豊かで、人の気持ちにより敏感になる、という読み方です。

四軸の修正:N/S +0.25(直観寄り)、T/F -0.25(感情寄り)。抽出した命盤のうち約 0.8% にこの格局があります。関連する星系:太陰単独(対宮に天機)(亥宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の月朗天門をご覧ください。

日照雷門

成立条件:太陽と天梁が卯の命宮に同宮すること。古書は昼の生まれのほうがよいとします。さらに文昌・禄存が加わると補佐星を要する「陽梁昌禄」という別の格局になりますが、当サイトでは採っていません。

卯は太陽が昇ったばかりの位置で、古書は「日照雷門」と呼び、明るく進取の気性に富み、若くして頭角を現すと表現します。当サイトでは外向(E)の側だけに加点し、この位置の太陽がほかの地支より生き生きとして、前に立つことをいとわない点を表しています。

四軸の修正:E/I +0.5(外向寄り)。抽出した命盤のうち約 0.8% にこの格局があります。関連する星系:太陽・天梁(卯宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の日照雷門をご覧ください。

金燦光輝

成立条件:太陽が単独で午の命宮に入り、対宮が天梁であること。

午は太陽がもっとも旺盛になる場所で、古書は「金燦光輝」と呼び、勢いがあり威厳を感じさせる人と表現します。当サイトでは外向(E)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。存在感が大きく、みんなの進む方向を決める役回りに慣れている、という読み方です。

四軸の修正:E/I +0.5(外向寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 0.6% にこの格局があります。関連する星系:太陽単独(対宮に天梁)(午宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の金燦光輝をご覧ください。

極向離明

成立条件:紫微が単独で午の命宮に入り、対宮が貪狼であること。古書はさらに三方四正に煞星を見ないことを求めます。

古書が「縦無吉輔、亦主富貴不小」と明言する数少ない格局のひとつで、堂々とした風格と指導者の威厳をもつと表現されます。紫微は子宮よりも午宮のほうがはるかに力強く、当サイトでは外向(E)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。

四軸の修正:E/I +0.25(外向寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 0.9% にこの格局があります。関連する星系:紫微単独(対宮に貪狼)(午宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の極向離明をご覧ください。

英星入廟

成立条件:破軍が単独で子か午の命宮に入り、対宮が廉貞・天相であること。古書は甲年・癸年生まれを上とします(当サイトは主星の位置だけで判定)。

破軍は子・午で廟に入り、古書は「英星入廟」と呼んで、度胸があり冒険を恐れず気が短い、もとの環境を離れて打って出るのに向く、と表現します。当サイトでは外向(E)と思考(T)の側にそれぞれ少し加点しています。思い切って手を出し、決断も速い、という読み方です。

四軸の修正:E/I +0.25(外向寄り)、T/F +0.25(思考寄り)。抽出した命盤のうち約 1.4% にこの格局があります。関連する星系:破軍単独(対宮に廉貞・天相)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の英星入廟をご覧ください。

寿星入廟

成立条件:天梁が単独で午の命宮に入り、対宮が太陽であること。子宮も基本条件に含める流派もありますが、主流は午だけを認めます。

天梁は古書で「寿星」とも呼ばれ、格局名もそこから来ています。性格面の記述は、まっすぐで落ち着きがあり節操を重んじ、利益より名誉を大切にするというものです。当サイトはこの部分だけを取り、思考(T)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。筋を通し、決まりも守る人といえます。

四軸の修正:T/F +0.25(思考寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 0.9% にこの格局があります。関連する星系:天梁単独(対宮に太陽)(午宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の寿星入廟をご覧ください。

巨日同宮

成立条件:太陽と巨門が寅か申の命宮に同宮すること。古書は寅宮を上、申宮をその次とします。寅・申の空宮で対宮に巨日がある「拱照」の形は出典がひとつしかないため、当サイトでは採っていません。

巨門の弁舌に太陽の光が当たる配置で、古書は利より名が大きく、公の場に立つのに向き、声望と説得力があると表現します。当サイトでは外向(E)と思考(T)の側にそれぞれ少し加点しています。

四軸の修正:E/I +0.25(外向寄り)、T/F +0.25(思考寄り)。抽出した命盤のうち約 1.3% にこの格局があります。関連する星系:太陽・巨門。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の巨日同宮をご覧ください。

善蔭朝綱(機梁加会)

成立条件:天機と天梁が辰か戌の命宮に同宮すること。「機梁加会」とも呼ばれます。

古書はこの組み合わせを参謀型の人物として描きます。企画と分析が得意で理論を語るのが好き、策略に長け、心根も穏やかだというのです。当サイトでは直観(N)と思考(T)の側にそれぞれ少し加点し、推論や理屈を好む性質を表しています。

四軸の修正:N/S +0.25(直観寄り)、T/F +0.25(思考寄り)。抽出した命盤のうち約 1.4% にこの格局があります。関連する星系:天機・天梁。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の善蔭朝綱をご覧ください。

機巨同臨

成立条件:天機と巨門が卯の命宮に同宮すること。『全書』の原文は「巨機酉上化吉者、縦有財官也不終」で、通行本はこれを根拠に酉宮は入格しないとしています。卯・酉とも採る後世の説もありますが、当サイトは卯だけを採っています。

古書は聡明で博学、弁が立つと表現する一方、才に頼りすぎやすいとも注意しています。当サイトでは直観(N)と思考(T)の側にそれぞれ少し加点しています。

四軸の修正:N/S +0.25(直観寄り)、T/F +0.25(思考寄り)。抽出した命盤のうち約 1.0% にこの格局があります。関連する星系:天機・巨門(卯宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の機巨同臨をご覧ください。

紫殺同宮

成立条件:紫微と七殺が命宮に同宮すること。巳か亥にしか現れず、対宮は天府です。よく耳にする「化殺為権」という言い方は、多くの資料が禄や吉化を見ることを条件にしているため、当サイトでは使っていません。

外見は物静かでも内面は強く、好き嫌いがはっきりしていて、主導権を握りたがり、人に指示を出せるタイプです。当サイトでは思考(T)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。決断が速く、物事を自分の段取りどおりに進めたい、という読み方です。

四軸の修正:T/F +0.25(思考寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 1.3% にこの格局があります。関連する星系:紫微・七殺。

貪武同行

成立条件:二通りの形があります。武曲と貪狼が丑か未の命宮に同宮する形と、武曲か貪狼のどちらかが辰・戌の命宮に単独で入り、もう一方が対宮にある形です。後者は「将星得地」(武曲が辰・戌に単独)と重なるため、当サイトではまとめて一回だけ数えています。

古書に「武貪不発少年人」とあり、若いうちは苦労が多く、三十歳を過ぎてから次第に運が開け、文武商いずれの道でも通用すると表現します。性格としては辛抱強く、こつこつ積み上げることをいといません。当サイトでは感覚(S)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。

四軸の修正:N/S -0.25(感覚寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 4.3% にこの格局があります。関連する星系:武曲・貪狼、武曲単独(対宮に貪狼)、貪狼単独(対宮に武曲)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の貪武同行をご覧ください。

水澄桂萼

成立条件:天同と太陰が子の命宮に同宮すること(太陰が子にあれば必ず天同と同宮します)。出典は「太微賦」の「太陰居子、号曰水澄桂萼」です。よく混同される「月生滄海」は、『全書』の「定貴局」では太陰が子宮で田宅宮を守る配置を指し、条件が異なるため当サイトでは含めていません。

古書は清らかで品があり学問に秀でた人、「清要の才」と表現します。当サイトでは内向(I)と直観(N)の側にそれぞれ少し寄せています。物静かで繊細、考えることの多い人という読み方です。

四軸の修正:E/I -0.25(内向寄り)、N/S +0.25(直観寄り)。抽出した命盤のうち約 0.7% にこの格局があります。関連する星系:天同・太陰(子宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の水澄桂萼をご覧ください。

明珠出海

成立条件:命宮が未にあって主星がなく、対宮の丑宮に天同・巨門があること。このとき太陽・天梁は必ず卯、太陰は必ず亥にあり、太陽と太陰が三合から命宮を照らします。古書には生まれ年の干の条件もありますが、当サイトは構造だけで判定しています。

それ自体が空宮を条件とする格局なので、借星(対宮の星を借りる読み方)を経ずに判定します。古書は功名運がよく、故郷を離れて活躍するのに有利と表現します。当サイトでは直観(N)の側だけに少し加点し、太陽と太陰に照らされて「心が明るく冴える」という意味合いを取っています。

四軸の修正:N/S +0.25(直観寄り)。抽出した命盤のうち約 0.9% にこの格局があります。関連する星系:命宮が空宮で、天同・巨門を借りて命宮とする命盤(未宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の明珠出海をご覧ください。

日月並明

成立条件:太陽と太陰がどちらも命宮の三方四正にあり、しかも二星とも廟か旺の位置にあること。『全書』が挙げる三つの形は「日巳月酉、丑宮命」(天梁が丑)、「日卯月亥、安命未」、「日辰月戌並争耀」です。このうち「日卯月亥安命未」は明珠出海と同じ盤面なので、明珠出海と判定した場合は重ねて数えません。通行本にはさらに「命が午の空宮で、寅に巨門・太陽、子に天同・太陰」という形もありますが、これも上の条件に含まれます。

古書は学ぶことが好きで試験運に恵まれ、心根が明るい人と表現します。当サイトでは直観(N)と判断(J)の側にそれぞれ少し加点しています。学ぶ意欲があり、筋道も立っている、という読み方です。

四軸の修正:N/S +0.25(直観寄り)、J/P +0.25(判断寄り)。抽出した命盤のうち約 6.5% にこの格局があります。関連する星系:例:天梁単独(対宮に天機)(丑宮)、太陽単独(対宮に太陰)(辰宮)、太陰単独(対宮に太陽)(戌宮)、太陽・天梁(卯宮)。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の日月並明をご覧ください。

日月反背

成立条件:正格:太陽が単独で戌宮に入り対宮の辰に太陰があるか、太陰が単独で辰宮に入り対宮の戌に太陽があって、太陽・太陰がともに輝きを失う位置にあること。広義:太陽と太陰がどちらも命宮の三方四正にあり、しかも二星とも陥か不得地であること。

古書はこの配置を苦労の多い格局に数え、若いころは目上の引き立てを受けにくく、外に出て自力で道を開くことになると述べます。現代の読み方では、試練を経てかえって成果を出すこと、人の苦労を特によく思いやれることが強調されるのがふつうです。当サイトでは内向(I)と感情(F)の側にそれぞれ少し寄せています。

四軸の修正:E/I -0.25(内向寄り)、T/F -0.25(感情寄り)。抽出した命盤のうち約 3.9% にこの格局があります。関連する星系:太陽単独(対宮に太陰)(戌宮)、太陰単独(対宮に太陽)(辰宮)。広義では太陽単独(対宮に巨門)(亥宮)なども該当します。

成立条件の詳細、古書の原文、吉星・煞星による加減は、紫微斗数の格局解説の日月反背をご覧ください。

含めなかった格局

もっともよく耳にする「殺破狼」も修正に入れていません。命宮に七殺・破軍・貪狼のいずれかが入ると、残りの二星は必ず財帛宮と官禄宮に来るため、三星の点数は星系の層ですでにすべて数えられています。さらに格局として加点すると二重計算になります。補佐星・禄存・煞星・四化がそろって初めて成立する格局も、今回はすべて見送りました。たとえば「君臣慶会」は左輔・右弼などの吉星を、「陽梁昌禄」は文昌と禄存を、「馬頭帯箭」は擎羊を必要とします。「日月夾命」「紫府夾命」は主星だけで判定できますが、古書の要点は外からの助けや目上の引き立てにあって性格の記述ではないため、修正の対象にしていません。「天府朝垣」(廉貞・天府が戌)は辰宮を含めるかどうかで流派の見解が大きく分かれるため、いったん保留しています。命宮が空宮のとき、借りた星で格局を当てはめること(七殺を借りたから七殺朝斗とみなす、など)もしていません。そうした扱いを支える確かな出典が見つからなかったためです。

補佐星・四化・煞星を必要とする吉格・凶格も含めた格局の全体は紫微斗数の格局を、殺破狼については殺破狼をご覧ください。

あなたの命盤にこれらの格局があるか見てみる

推算ツールは、命宮の三方四正に現れる主星の格局と、それぞれがどの軸をどれだけ動かしたかを示します。

格局による修正のよくある質問

格局があると運勢がよいということですか?

そうではありません。古書の格局の多くは、吉星が照らし煞星を見ないことまでそろって初めて本当に成立するとされます。当サイトは主星の骨格だけを判定し、格局のうち性格に関する記述だけを使っています。格局が成り立つのは、ある性格の傾向がはっきり出やすいという意味で、人生の結果を示すものではありません。

格局の修正はなぜこんなに小さいのですか?

格局を構成する星は、星系の層ですでに一度点数に入っています。格局の修正は「その星がその位置で、その組み合わせになったこと」で加わる特色だけを反映させたものです。修正値はほとんどが 0.25〜0.5 で、格局だけで別のタイプに変わることはありません。

七殺朝斗と七殺仰斗はどう違うのですか?

古書の名目では、七殺が午・申に入るものを朝斗、子・寅に入るものを仰斗と呼びます。寅・申の二宮だけを採る流派もあります。当サイトでは四宮をひとつの条件にまとめて計算しており、修正値も同じです。