引っ越し・入居の日取り:移徙・入宅・安床は別々の「宜」

同じ引っ越しでも、農民暦には関係する項目がいくつもあります。移徙・入宅・安床・修造です。「宜移徙」を見て新居に入ってよいと思う人は多いのですが、通書では両者は別の項目です。まず自分がするのはどれかをはっきりさせ、それに合う「宜」を探しましょう。

移徙・入宅・安床の違い

通書の項目意味当てはまる場面
移徙(わたまし)住まいを移すことふつうの引っ越し、賃貸の住み替え
入宅(入居)新居や新築の家に入って住み始めること(台湾では「入厝」とも言う)家を買った、自分で家を建てた、はじめて正式に住み始める
安床寝床を据えること新居や新婚の寝床。引っ越しとは別に日を選ぶ人もいる
修造・動土改装・工事入居の前にリフォームをするとき

移徙は日本の暦注でも「わたまし」と読んで引っ越しの意味で使われます。本サイトのツールでは、「引っ越し(移転)」は宜移徙か宜入宅のどちらかがあれば該当とし、「入居」は宜入宅だけを見るので条件が厳しくなります。家を買ってはじめて住むなら「入居」を選ぶのがおすすめです。

107日これから1年の宜移徙または宜入宅
94日そのうち宜入宅
約71日入居:二人とも冲せず鬼月も避けたあと
約18日そのうち週末

集計方法:本サイトの択日ルールで、2026年10月1日からの365日を計算しました。「二人とも冲しない」は、異なる干支の組み合わせすべての平均です。1日に冲する干支はひとつなので、平均で約6分の1の日が減ります。

家族全員の干支との冲をどう避けるか

引っ越しは一緒に住む全員にかかわるので、伝統的には世帯主をいちばんに冲を避け、こだわる家庭では家族全員を数に入れます。人数が増えるほど選べる日は減り、異なる干支がひとつ増えるごとに平均で約12分の1ずつ減っていきます。ツールは一度に二人まで入れられるので、ほかの家族は干支を替えて何度か調べ、すべての結果に出てくる日を選んでください。

引っ越し・入居の吉日を探す:家族の干支を入れてください

通書の宜忌で絞り込み、当事者の干支(えと)と冲する日を除いて、その日の黄道の時辰(吉時)を一覧にします。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

干支は立春(2月4日ごろ)で切り替わります。1月〜2月初めに生まれた方は前年の干支になることがあるので、わからなければ無料で命式を出すで年柱を確かめてください。時刻は台湾時間(UTC+8)で、日本時間(JST)は1時間足した時刻です。ほかの家族の干支も避けたいときは、干支を替えて何度か調べてください。

この半年の週末の入居吉日

2026年10月〜2027年3月のうち、宜入宅で、しかも黄道日かつ十二直の吉日でもある週末は、半年でわずか3日です(本人の干支はまだ除いていません)。「宜入宅」だけにゆるめれば選択肢はぐっと増えるので、上のツールで調べてください。

日付旧暦・日の干支値神・十二直冲・殺黄道の時辰
2027年1月17日(日)旧暦12月10日・丙申の日司命・危の日冲寅(とら)・殺南子・丑・辰・巳・未・戌
2027年1月23日(土)旧暦12月16日・壬寅の日金匱・除の日冲申(さる)・殺北子・丑・辰・巳・未・戌
2027年2月21日(日)旧暦1月16日・辛未の日玉堂・執の日冲丑(うし)・殺西寅・卯・巳・申・戌・亥

殺の方位は気にするべきか

農民暦の「煞東」「煞北」は、その日の三殺の方位を示します。伝統的には、その日はその方角に向かって土を動かす・引っ越すことを避けるとされます。現代の引っ越しでは、運搬のルートはふつうどおりにし、「入宅」の当日だけ、殺の方位の側にある戸口からはじめて家に入るのをなるべく避ける、という人が多いようです。民間のこだわりなので、どこまで気にするかはご自身で決めてください。殺の方位の出し方は冲と殺の見方をご覧ください。日本の九星気学の「五黄殺」「暗剣殺」とは別のものです。

結婚の日取り宜嫁娶・二人の干支と冲しない・鬼月を避ける 開業・契約の日取り開市・立券・交易と旧正月明けの仕事始め 十二直と黄道日・黒道日建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉 冲と殺の見方「冲鼠煞北」とはどういう意味か

正直にお伝えします:吉日は安心をくれますが、結果の責任までは負いません

択日は千年以上続く生活の習わしで、大切な日に節目の感覚と安心をもたらしてくれます。けれども結婚生活が幸せか、引っ越しが順調か、商売がうまくいくかを決めるのは、最終的には人です。本サイトの宜忌は通書(暦の本)の暦法データにもとづいていますが、通書は流派によって少しずつ違います。特に大切な場面では、本サイトの結果を一次選考として使い、信頼できる先生に相談するのもよいでしょう。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

新居に移るなら、今年の方位も見てみませんか

2027年 丁未年の九星の配置から、家のどの方位を今年は静かにしておき、どの方位を活発に使うとよいかがわかります。

引っ越し・入居の日取りのよくある質問

引っ越しは「移徙」と「入宅」のどちらを見ればいいですか?

ふつうの引っ越しや賃貸の住み替えなら「移徙」、家を買った・新築したなどではじめて住み始める(台湾でいう入厝)なら「入宅」です。本サイトのツールの「引っ越し(移転)」はどちらかがあれば該当、「入居」は宜入宅だけを見ます。

引っ越しの日は、誰の干支との冲を避ければいいですか?

伝統的には世帯主がいちばんで、こだわる家庭では同居する家族全員を数に入れます。異なる干支がひとつ増えるごとに、選べる日は平均で約12分の1ずつ減ります。

旧暦7月に引っ越してもいいですか?

通書は禁じておらず、7月にも宜移徙・宜入宅の日があります。鬼月の引っ越しを避けるのは台湾の習わしです。本サイトのツールは初期設定で避けますが、外せます。

入居のときは時辰も選ぶべきですか?

こだわる人は選びます。よくあるのは、吉時にはじめて家に入り、米や水などの縁起物を一緒に持ち込むやり方です。本サイトが示す吉時は、当事者の干支と冲する時辰をすでに除いています。