禄神:日干の根。暮らしの糧と、自分を支える底力

古書は、禄は衣食と俸禄をつかさどり、命式に禄神があれば一生食べるに困らないとしています。月支の禄を建禄(けんろく)、日支の禄を専禄(せんろく)、時支の禄を帰禄(きろく)と呼び分け、それぞれに説があります。このページでは、調べ方、古書の説、今の暮らしに近い読み方をまとめて示し、あなたの命式にあるかどうかをその場で確かめられるチェックツールも用意しました。

禄神の調べ方

日干禄神の地支
甲寅
乙卯
丙巳
丁午
戊巳
己午
庚申
辛酉
壬亥
癸子

覚え歌は「甲祿在寅,乙祿在卯,丙戊祿在巳,丁己祿在午,庚祿在申,辛祿在酉,壬祿在亥,癸祿在子」。表のとおりを並べただけの歌です。禄は日干と同じ五行が勢いを得る位置で、日本の四柱推命でいう十二運の「建禄」にあたります。

28.3%禄神を持つ命式(正式な調べ方)
7.571 枚の命式が持つ神殺の平均数(当サイトの 22 種類のうち)

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻は固定シードの乱数で抽出)、計 16,802 枚について、このページの正式な調べ方で判定しました。

古書の説と、今に近い読み方

古書では:古書は、禄は衣食と俸禄をつかさどり、命式に禄神があれば一生食べるに困らないとしています。月支の禄を建禄(けんろく)、日支の禄を専禄(せんろく)、時支の禄を帰禄(きろく)と呼び分け、それぞれに説があります。

今に近い読み方:禄とは、実は日干自身の「根」です。日干が地支に同じ気の居場所を見つけるので、足元が安定します。身弱の人は禄を得て踏ん張りがききます。身強の人がさらに禄を持つ場合は、使い道になる財星や官星があるかどうかが大事で、なければ力が余って頑固さが増すだけ、ということもあります。

どこにあるか、どう読むか

神殺はかならず五行と通変星に戻して読みます。喜神・用神の位置にあれば吉神はさらに吉になり、凶殺でさえ助けに変わりえます。忌神の位置にあれば吉神は値打ちが下がり、凶殺の注意書きはより気にかける必要があります。四つの柱がそれぞれ何を表すかは四柱の宮位、喜忌の見分け方は用神・喜神をご覧ください。

あなたの命式に禄神はある?

生年月日(新暦)を入れると、よく使われる 22 種類の神殺をまとめて調べます。あるかないか、どの柱にあるか、何から調べたかがわかります。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時(夜子時)で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時柱は判定できません。

よくある二つの誤解

禄神があれば衣食に困らない。

禄は根であって、貯金ではありません。身強の人がさらに禄を持ち、使える財星もなければ、力はあるのに使いどころがない、ということになりかねません。

禄神と財星は同じもの。

禄は日干と同じ気の力で、比肩・劫財の仲間です。財星のほうが自分で手にする資源にあたります。禄は持ちこたえる力、財星は実りを得られるかどうかを表します。詳しくは金運をご覧ください。

ほかの神殺

天乙貴人神殺の筆頭。困ったとき、だれかが手を差し伸べてくれる 文昌貴人聡明で学問好き、書類や試験に強い。ただし勉強はそれだけでは決まらない 天徳貴人・月徳貴人やさしい心と見えない守り。災いをやわらげる星 桃花(咸池)年支・日支の三合局で調べる。子・午・卯・酉があれば桃花、ではない 紅鸞・天喜結婚と慶事の星。めぐってくる年にはうれしい知らせが多い 駅馬動くほど開ける。移動、転居、ふるさとを離れる暮らし 華蓋並外れた才気と、ひとりの時間 羊刃激しく果断。うまく配されれば勇将、そうでなければ「落ち着き」が課題 魁罡頭が切れて果断、芯の強い四つの日柱 空亡あるようでない。吉神は弱まり、凶殺はかえって解ける 金輿禄の二つ先にある「金の車」。品のよさと暮らしの質 太極貴人物事の根っこを知りたがる。哲学・宗教・占いと縁がある 国印貴人印を預かる星。まじめで決まりを守り、任されやすい 三奇貴人天干が乙丙丁、甲戊庚、壬癸辛の順に並ぶ 将星三合局の真ん中。人が自然とついてくる 紅艶桃花よりも、その人自身の華やかさと感情表現に寄った星 劫殺・亡神外と内。外から来る変化と、胸の内の計算 孤辰・寡宿自立した気質で、自分だけの空間が必要 十悪大敗名前はこわいが、正体は禄が空亡に落ちる十の日柱 陰差陽錯古書は結婚の波乱を説くが、実際は期待のすれ違いに近い 天赦日季節ごとに一つの日柱。生まれ日に持てば吉、択日では最上の吉日

正直なひとこと:神殺は注釈であって、運命ではありません

神殺は昔の人が命式に貼ったラベルで、吉のものも凶のものもありますが、命式を本当に決めるのは五行の強弱と通変星の組み合わせです。吉神でも忌神の位置にあれば値打ちが下がり、凶殺でも喜神・用神の位置にあればかえって助けになります。自分にどんな神殺があっても、注意書きか小さなおまけくらいに受け取ってください。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

禄神のほかに、あなたの命式にはどんな神殺がある?

神殺は注釈にすぎません。詳しい命式鑑定では、五行・通変星・喜忌を出発点に、性格・仕事・恋愛・金運をまとめて読み解きます。

禄神のよくある質問

禄神はどうやって調べますか?

日干から四柱の地支を見ます。甲は寅、乙は卯、丙・戊は巳、丁・己は午、庚は申、辛は酉、壬は亥、癸は子です。

建禄・専禄・帰禄はどう違いますか?

禄が月支にあれば建禄(建禄格)、日支にあれば専禄(甲寅・乙卯・庚申・辛酉の四日柱)、時支にあれば帰禄と呼びます。