禄神:日干の根。暮らしの糧と、自分を支える底力
古書は、禄は衣食と俸禄をつかさどり、命式に禄神があれば一生食べるに困らないとしています。月支の禄を建禄(けんろく)、日支の禄を専禄(せんろく)、時支の禄を帰禄(きろく)と呼び分け、それぞれに説があります。このページでは、調べ方、古書の説、今の暮らしに近い読み方をまとめて示し、あなたの命式にあるかどうかをその場で確かめられるチェックツールも用意しました。
禄神の調べ方
| 日干 | 禄神の地支 |
|---|---|
| 甲 | 寅 |
| 乙 | 卯 |
| 丙 | 巳 |
| 丁 | 午 |
| 戊 | 巳 |
| 己 | 午 |
| 庚 | 申 |
| 辛 | 酉 |
| 壬 | 亥 |
| 癸 | 子 |
覚え歌は「甲祿在寅,乙祿在卯,丙戊祿在巳,丁己祿在午,庚祿在申,辛祿在酉,壬祿在亥,癸祿在子」。表のとおりを並べただけの歌です。禄は日干と同じ五行が勢いを得る位置で、日本の四柱推命でいう十二運の「建禄」にあたります。
集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻は固定シードの乱数で抽出)、計 16,802 枚について、このページの正式な調べ方で判定しました。
古書の説と、今に近い読み方
古書では:古書は、禄は衣食と俸禄をつかさどり、命式に禄神があれば一生食べるに困らないとしています。月支の禄を建禄(けんろく)、日支の禄を専禄(せんろく)、時支の禄を帰禄(きろく)と呼び分け、それぞれに説があります。
今に近い読み方:禄とは、実は日干自身の「根」です。日干が地支に同じ気の居場所を見つけるので、足元が安定します。身弱の人は禄を得て踏ん張りがききます。身強の人がさらに禄を持つ場合は、使い道になる財星や官星があるかどうかが大事で、なければ力が余って頑固さが増すだけ、ということもあります。
どこにあるか、どう読むか
- 月支が禄:建禄格です。建禄格・月刃格をご覧ください。
- 日支が禄(甲寅・乙卯・庚申・辛酉の四日柱):専禄。自分の根の上に座っているので、古書は自力で道を開く人とします。
- 時支が禄:帰禄。古書には「日禄が時に帰して官星がなければ、青雲の道を得る」という句があり、時柱に禄があって官星がない形を喜びます。
- 禄が冲される(寅と申、巳と亥が互いに冲):古書は「禄が冲される」と言います。実際に近い読み方は、仕事や収入の出どころが変わりやすいことです。
神殺はかならず五行と通変星に戻して読みます。喜神・用神の位置にあれば吉神はさらに吉になり、凶殺でさえ助けに変わりえます。忌神の位置にあれば吉神は値打ちが下がり、凶殺の注意書きはより気にかける必要があります。四つの柱がそれぞれ何を表すかは四柱の宮位、喜忌の見分け方は用神・喜神をご覧ください。
あなたの命式に禄神はある?
生年月日(新暦)を入れると、よく使われる 22 種類の神殺をまとめて調べます。あるかないか、どの柱にあるか、何から調べたかがわかります。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。
新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時(夜子時)で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時柱は判定できません。
よくある二つの誤解
禄神があれば衣食に困らない。
禄は根であって、貯金ではありません。身強の人がさらに禄を持ち、使える財星もなければ、力はあるのに使いどころがない、ということになりかねません。
禄神と財星は同じもの。
禄は日干と同じ気の力で、比肩・劫財の仲間です。財星のほうが自分で手にする資源にあたります。禄は持ちこたえる力、財星は実りを得られるかどうかを表します。詳しくは金運をご覧ください。
ほかの神殺
正直なひとこと:神殺は注釈であって、運命ではありません
神殺は昔の人が命式に貼ったラベルで、吉のものも凶のものもありますが、命式を本当に決めるのは五行の強弱と通変星の組み合わせです。吉神でも忌神の位置にあれば値打ちが下がり、凶殺でも喜神・用神の位置にあればかえって助けになります。自分にどんな神殺があっても、注意書きか小さなおまけくらいに受け取ってください。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
禄神のほかに、あなたの命式にはどんな神殺がある?
神殺は注釈にすぎません。詳しい命式鑑定では、五行・通変星・喜忌を出発点に、性格・仕事・恋愛・金運をまとめて読み解きます。
禄神のよくある質問
禄神はどうやって調べますか?
日干から四柱の地支を見ます。甲は寅、乙は卯、丙・戊は巳、丁・己は午、庚は申、辛は酉、壬は亥、癸は子です。
建禄・専禄・帰禄はどう違いますか?
禄が月支にあれば建禄(建禄格)、日支にあれば専禄(甲寅・乙卯・庚申・辛酉の四日柱)、時支にあれば帰禄と呼びます。