空亡:あるようでない。吉神は弱まり、凶殺はかえって解ける

古書は、空亡は「あるようでない」を表し、吉神が空亡に落ちれば吉が減り、凶殺が空亡に落ちれば凶が解けるとしています。家族の宮が空亡なら、その家族との縁がやや薄いとも。さらに「空亡は冲に逢えば実となる」、つまり冲されるとかえって埋まるという説もあります。このページでは、調べ方、古書の説、今の暮らしに近い読み方をまとめて示し、あなたの命式にあるかどうかをその場で確かめられるチェックツールも用意しました。

空亡の調べ方

日柱の属する旬含まれる日柱空亡
甲子旬甲子〜癸酉戌・亥
甲戌旬甲戌〜癸未申・酉
甲申旬甲申〜癸巳午・未
甲午旬甲午〜癸卯辰・巳
甲辰旬甲辰〜癸丑寅・卯
甲寅旬甲寅〜癸亥子・丑

十の天干に十二の地支を組み合わせると、十日ごとのひと区切り(旬)で必ず地支が二つ余ります。組む天干のないこの二支が、その旬の空亡です。日本でよく知られる「天中殺」(算命学・六星占術などの用語)も、この空亡と同じ考え方から来ています。ただし天中殺は年運や月運のめぐりとして使われることが多く、四柱推命の空亡は命式の中のどの柱が空になるかを見る点で、似ているが同じではありません。

42.0%年・月・時支のいずれかが空亡の命式
7.571 枚の命式が持つ神殺の平均数(当サイトの 22 種類のうち)

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻は固定シードの乱数で抽出)、計 16,802 枚について、このページの正式な調べ方で判定しました。

古書の説と、今に近い読み方

古書では:古書は、空亡は「あるようでない」を表し、吉神が空亡に落ちれば吉が減り、凶殺が空亡に落ちれば凶が解けるとしています。家族の宮が空亡なら、その家族との縁がやや薄いとも。さらに「空亡は冲に逢えば実となる」、つまり冲されるとかえって埋まるという説もあります。

今に近い読み方:空亡は「虚」の状態に近いものです。その柱が表す人や物事が、つかみにくく、形にするのに少し力がいる。凶ではなく、凶殺が空亡に落ちるならむしろよい知らせです。

どこにあるか、どう読むか

神殺はかならず五行と通変星に戻して読みます。喜神・用神の位置にあれば吉神はさらに吉になり、凶殺でさえ助けに変わりえます。忌神の位置にあれば吉神は値打ちが下がり、凶殺の注意書きはより気にかける必要があります。四つの柱がそれぞれ何を表すかは四柱の宮位、喜忌の見分け方は用神・喜神をご覧ください。

あなたの命式に空亡の柱はある?

生年月日(新暦)を入れると、よく使われる 22 種類の神殺をまとめて調べます。あるかないか、どの柱にあるか、何から調べたかがわかります。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時(夜子時)で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時柱は判定できません。

よくある二つの誤解

命式に空亡があるとひどい目にあう。

空亡は「あるようでない」で、吉凶は半々です。吉神は空亡で弱まり、凶殺は空亡で解ける。語っているのは虚か実かであって、良いか悪いかではありません。

空亡はめったにない。

当サイトの実測では、約 42.0% の命式で、年・月・時支の少なくともひとつが日柱の空亡に落ちています。ごくありふれた構造です。

ほかの神殺

天乙貴人神殺の筆頭。困ったとき、だれかが手を差し伸べてくれる 文昌貴人聡明で学問好き、書類や試験に強い。ただし勉強はそれだけでは決まらない 天徳貴人・月徳貴人やさしい心と見えない守り。災いをやわらげる星 桃花(咸池)年支・日支の三合局で調べる。子・午・卯・酉があれば桃花、ではない 紅鸞・天喜結婚と慶事の星。めぐってくる年にはうれしい知らせが多い 駅馬動くほど開ける。移動、転居、ふるさとを離れる暮らし 華蓋並外れた才気と、ひとりの時間 羊刃激しく果断。うまく配されれば勇将、そうでなければ「落ち着き」が課題 魁罡頭が切れて果断、芯の強い四つの日柱 禄神日干の根。暮らしの糧と、自分を支える底力 金輿禄の二つ先にある「金の車」。品のよさと暮らしの質 太極貴人物事の根っこを知りたがる。哲学・宗教・占いと縁がある 国印貴人印を預かる星。まじめで決まりを守り、任されやすい 三奇貴人天干が乙丙丁、甲戊庚、壬癸辛の順に並ぶ 将星三合局の真ん中。人が自然とついてくる 紅艶桃花よりも、その人自身の華やかさと感情表現に寄った星 劫殺・亡神外と内。外から来る変化と、胸の内の計算 孤辰・寡宿自立した気質で、自分だけの空間が必要 十悪大敗名前はこわいが、正体は禄が空亡に落ちる十の日柱 陰差陽錯古書は結婚の波乱を説くが、実際は期待のすれ違いに近い 天赦日季節ごとに一つの日柱。生まれ日に持てば吉、択日では最上の吉日

正直なひとこと:神殺は注釈であって、運命ではありません

神殺は昔の人が命式に貼ったラベルで、吉のものも凶のものもありますが、命式を本当に決めるのは五行の強弱と通変星の組み合わせです。吉神でも忌神の位置にあれば値打ちが下がり、凶殺でも喜神・用神の位置にあればかえって助けになります。自分にどんな神殺があっても、注意書きか小さなおまけくらいに受け取ってください。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

空亡のほかに、あなたの命式にはどんな神殺がある?

神殺は注釈にすぎません。詳しい命式鑑定では、五行・通変星・喜忌を出発点に、性格・仕事・恋愛・金運をまとめて読み解きます。

空亡のよくある質問

空亡はどうやって調べますか?

日柱がどの旬に属するかを見ます。甲子旬は戌亥、甲戌旬は申酉、甲申旬は午未、甲午旬は辰巳、甲辰旬は寅卯、甲寅旬は子丑が空亡です。年・月・時支がこの二支に当たれば空亡です。

空亡と天中殺は同じですか?

考え方の根は同じで、どちらも十干と十二支を組み合わせたときに余る二支を指します。ただし天中殺は主に年や月のめぐりとして使われ、四柱推命の空亡は命式のどの柱が空になるかを見るので、同じものではありません。

空亡は凶ですか?

必ずしもそうではありません。空亡は「あるようでない」を表し、吉神は空亡で力を失い、凶殺は空亡でかえって解けます。