建禄格・羊刃格:月令が自分自身、天干の財・官殺を見る
月令の本気が日干と同じ五行のとき、月令は自分自身を表すので、格局のテーマにはできません。この格局のポイントは、天干の財・官殺・食傷がその力に仕事を与えているか、そして壊すものがないかです。
建禄格・羊刃格とは
月令の本気が日干と同じ五行のとき、月令は自分自身を表すので、格局のテーマにはできません。古典はこの場合を別枠で論じます。月支が日干の「禄」なら建禄格(けんろくかく)、陽干の月支が帝旺の地なら羊刃格(ようじんかく、繁中では月刃格・陽刃格)、それ以外は月劫格(げつごうかく)です。こうした命式の日干はたいてい根があって力強く、ポイントは天干に財・官殺・食傷が透出して、その力を「用いる」ことができるかどうかです。
格の取り方:月令の本気が日干と同じ五行のとき、建禄格・羊刃格・月劫格として別枠で読みます(下の表を参照)。
| 格局 | 全体に占める割合 |
|---|---|
| 建禄格 | 6.6% |
| 羊刃格 | 3.3% |
| 月劫格 | 10.0% |
成格の要素
| 成格の要素 | 意味 |
|---|---|
| 禄劫用官 | 天干に正官・偏官がある。官殺が旺盛な日干を律し、力に方向が生まれる |
| 禄劫用財 | 天干に財星があり、食傷か官殺が助ける。力が経営と収入に変わる |
| 羊刃用官殺 | 羊刃格で官殺が羊刃を制する。古典のいう「陽刃駕殺」で、胆力があり権限を握る配置であることが多い |
破格の要素
| 破格の要素 | 意味 |
|---|---|
| 比劫無所用 | 天干に財・官殺・食傷のどれもない。力は旺盛なのに出口がない |
| 羊刃無制 | 羊刃格で天干に官殺がなく、剛強で抑えがきかない |
| 月令逢冲 | 月支が冲され、土台が揺らぐ |
当サイトはこれらの要素をすべて天干だけで見て(子平は「透出」を重視)、挙げるだけで成否の判定はしません。実測でこれらの命式の天干にもっともよく現れる要素は次のとおりです。
| 要素 | これらの命式に占める割合 |
|---|---|
| 禄劫用官 | 約 50% |
| 禄劫用財 | 約 35% |
| 羊刃無制(羊刃格のみ) | 51.3% |
身強・身弱のときの建禄格・羊刃格
- 身強:建禄格・羊刃格の多くは身強で、この力を「用いる」財・官殺・食傷がもっとも必要です。
- 身弱:まれに建禄格でもほかの柱が日干を消耗させて弱めになることがあります。その場合はまず日干を補い、それから財・官を用いることを考えます。
格局と強弱は分けて見ます。強弱の判断方法は身強・身弱を参照してください。
建禄格で官と財を用いる甲木
1976 年 2 月 12 日 辰の刻生まれ
- 格の取り方:甲木が寅月生まれで、寅は甲の禄なので、建禄格を取ります。
- 成格:月干の庚金は偏官で「禄劫用官」、時干の戊土は偏財、年干の丙火は食神で「禄劫用財」です。
- 破格:比劫無所用ではなく、月令も冲されていません。
- 強弱:寅と午が火の半会をなし、午火が日干の力を漏らすので、この建禄格はむしろ弱めで、水・木が用神・喜神です。格局と強弱は別の問題で、分けて見る必要があることがよくわかります。
あなたの格局を調べる:月令で格を取り、成格・破格の要素をすべて表示
生年月日を入れると、『子平真詮』の「月令で格を取る」ルールに沿って、あなたの格局がどう取られるか、天干にどんな成格の要素と破格の要素があるかを表示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。
新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時干を格の取り方と成否の判断に使えません。
ほかの格局
正直なひとこと:格局は命式のテーマであって、貴賤のラベルではありません
古典は格局を論じるとき、「成格」を富貴、「破格」を貧賤と書くことがよくあります。いまの感覚に近い読み方をすれば、格局とはその命式の軸が何で、何に支えられ、どこで乱されやすいかを語るものです。成格だから順調とは限らず、破格だから失敗というわけでもありません。破格の命式の多くは、その「破れ」を補う過程でこそ本当の力を身につけていきます。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
あなたの月令は自分と同じ五行?
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建禄格・羊刃格のよくある質問
建禄格とは何ですか?
日干が自分の禄にあたる月に生まれる(甲木の寅月、庚金の申月など)と、月令は自分自身を表すので、月令では格を取らず、天干に透出した財・官殺・食傷を用いて見ます。
羊刃格(月刃格・陽刃格)はどう見ますか?
陽干が帝旺の月に生まれる(甲木の卯月、丙火の午月など)と、日干は剛強で、官殺で抑えるのがもっとも必要です。古典はこれを「陽刃駕殺」と呼びます。天干に官殺がなければ剛強で抑えがききません。