酉戌の害とは?意味と読み方
酉(とり)と戌(いぬ)の害は、干支のことわざでいえば「金鶏、犬に遇えば涙双流」——酉の金と戌の土の組み合わせです。成り立ちは「合のところに冲が来る」型で、酉はもともと辰と支合しているのに、戌が来て辰を冲で追い払い、酉の味方を崩してしまいます。嫉妬や口論、身近な人との心の傷を表しやすく、「涙」の情が色濃い害です。
- 関係の種類
- 地支の六害(別名「穿(せん)」)
- 害し合う字
- 酉(金)↔ 戌(土)・鶏と犬
- 成り立ち
- 辰酉はもともと支合、戌が辰を冲するため酉戌が害になる
- 傾向
- 嫉妬や口論、身近な人との心の傷(情の涙をともなう)
一、酉と戌はなぜ害になるのか
酉はもともと辰と支合します(辰酉の合)。ところが戌が来ると辰を冲で追い払い(辰戌の冲)、酉のこの合が崩れるので、酉と戌は害の関係になります。干支のことわざでいう「金鶏玉犬、涙双流」がまさにこれです。酉の金が戌に蔵された辛(かのと)の金とこすれ合うため、この害には情の酸っぱさと涙がつきまといます。
二、どの柱に出ると何に響くか
酉戌の害は嫉妬、口論、身近な人との心の傷に出やすい組み合わせです。とくに恋人や親友、きょうだいのあいだのわだかまり——「あなたのためを思ったのに、互いに傷つけ合って泣いてしまう」ようなもつれです。どの柱に出るかで、どの近しい関係に響くかが決まります。
三、いつ動き出すか
命式に酉か戌があり、大運や流年(その年の運)でもう一方の字が巡ってくると動き出します。いちばん近しい関係のなかで、比較や嫉妬からわだかまりが生まれ、きつい言葉が出やすくなります。
四、酉戌の害をどう受け止めるか
酉戌の害は最も身近な人を傷つけやすく、しかも「相手がうまくいくのを素直に喜べない」酸っぱさを帯びています。対処の要は嫉妬を祝福に、比較を称賛に置き換えること、そしてわだかまりを早めに言葉にして解くことです。(以上は伝統的な命理の説で、参考・娯楽を目的としたものです。)
五、ある命式の物語
ある女性と一番の親友(酉と戌)は姉妹のような仲でしたが、ある時の比較と嫉妬からわだかまりが生まれ、きつい言葉を投げ合い、ふたりとも涙を流しました。その年は酉戌の害が動いた年で、しこりはいっそう深くなりました。互いを素直に喜べなかった気持ちを正直に打ち明けられたとき、ようやくこの「涙双流」の害はほどけました。酉戌の害が教えるのは、嫉妬を祝福に変えることです。
あなたの命式に酉戌の害はありますか?
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よくある質問
酉戌の害は主に何に出ますか?
嫉妬、口論、身近な人との心の傷に出やすく、とくに恋人・親友・きょうだいのあいだのわだかまりとして表れます。
なぜ酉戌の害は「涙双流」といわれるのですか?
干支のことわざ「金鶏、犬に遇えば涙双流」は、最も近しい関係で起こり、情の涙をともなう害であることを表しています。相手のためを思いながら傷つけ合ってしまうもつれです。
酉戌の害は重いのですか?
重さでいえば冲や刑より軽い関係です。ただ、いちばん身近な人を傷つけ、嫉妬の酸っぱさも帯びるので、気持ちの面ではこたえやすい害です。
酉戌の害はどう和らげればよいですか?
嫉妬を祝福に、比較を称賛に置き換え、わだかまりは早めに話して解くことです。命理上の心構えとしての説で、参考・娯楽を目的としたものです。