卯酉冲とはどういう意味?
卯酉冲(ぼうゆうちゅう)は、子午冲と並んで六冲の中でもっとも激しい四正の冲です。卯は木、酉は金で、金が木を剋し、東と西から正面切ってぶつかります。卯と酉はどちらも「桃花(とうか)」の地なので、この冲は恋愛や気持ち、人間関係が、切れるときはすっぱり切れる、という形で現れやすいのです。
- 関係の種類
- 地支の六冲(四正の冲・もっとも激しい)
- 冲する字
- 卯(木)↔ 酉(金)
- 蔵干
- 卯は乙を蔵し、酉は辛を蔵す(どちらも純粋な気)
- 傾向
- 恋愛や気持ちの揺れ、決裂(必ずしも凶ではない)
一、なぜ卯と酉は冲するのか
卯は真東(木)、酉は真西(金)にあり、命式の真向かいに座って、金が木を剋します。しかも卯と酉がおなかに抱えているものはとても単純で(乙木と辛金だけ)、いわゆる「純粋な気」です。緩衝材になる混じりものがないので、正面からの相剋がとりわけ強く、直接的になります。さらに卯と酉はどちらも「桃花」の地なので、卯酉冲には恋愛や気持ちのはっきりした色合いが伴いやすいのです。
二、どの柱にあると、何に関わる?
卯酉冲は、恋愛、桃花、人間関係の出入りや決裂、そして気持ちの浮き沈みとして現れることがもっとも多い組です。日支(配偶者の座)にあるとき、もっともよく当たるとされ、関係の出会いと別れがはっきりしていて、切れるときはすっぱり切れる、という形になりやすいのです。ほかの柱にあれば、どの時期の人間関係が動くかを見ます。
三、いつ引き金が引かれる?
命式の卯酉冲は、たいてい大運や年運が「卯」か「酉」を運んできたときに火がつきます。引き金が引かれた年には、恋愛や人間関係で、きっぱりとした区切りと新しい始まりが起きやすくなります。古いものが去り、新しいものが来て、どっちつかずの状態は長続きしません。
四、卯酉冲は吉か凶か
卯酉冲は潔く、きっぱりしています。うまく使えば断つべきときに断ち、古いものを新しいものに入れ替え、もつれた糸を一刀両断する力になります。心配なのは、用神・喜神を傷つけ、残すべき関係まで一緒に崩してしまう場合です。伝統的には「水」で通関し(金が水を生み、水が木を生む)相剋をゆるめたり、亥と卯の合、辰と酉の合で冲を引き留めたりします。(以上は伝統的な命理の考え方で、参考・娯楽を目的としたものです。)
五、命式の中の物語
ある女性の配偶者の座には、ちょうど卯酉冲がありました。彼女の恋愛はいつも出会いと別れがはっきりしていて、ずるずると引きずる関係は続きませんでした。ある年、「酉」が冲を動かすと、長く続いた交際がふっと終わりを迎えます。誰が正しい、誰が悪いということではなく、彼女の命式で金と木が正面から切り結ぶこの冲には、もともとあいまいな中間地帯が入る余地がなかったのです。卯酉冲の人は、愛するときもはっきりしていて、別れるときもはっきりしています。
あなたの命式に卯酉冲はありますか?
卯酉冲がどの柱にあり、動くのが恋愛なのか人間関係なのかは、四柱全体を見てはじめてわかります。生年月日を入れて無料の命式を出してみてください。
よくある質問
卯酉冲があると恋愛で問題が起きやすいですか?
卯と酉は桃花の地で、日支(配偶者の座)にあると、たしかに恋愛の出会いと別れに関わりやすくなります。ただ、卯と酉があなたにとって喜神か忌神か、合で冲が引き留められていないかも見る必要があり、一概にはいえません。
卯酉冲と子午冲ではどちらが重いですか?
どちらも四正の冲で、もっとも激しい組です。子午は水と火で気持ちの浮き沈みに、卯酉は金と木で恋愛や決断に傾きます。性質は違いますが、重さは同じくらいです。
卯酉冲は必ず悪いのですか?
そうとは限りません。「きっぱりとした区切りと始まり」を表すので、古いものを新しくする、即断即決する場面ではむしろ長所になります。用神・喜神が冲されたときに損失になります。
卯酉冲はどう和らげますか?
伝統的には水で通関したり、亥と卯の合、辰と酉の合で冲を引き留めたりし、あわせてご自身の用神・喜神の五行で調整します。命理上の調整の考え方で、参考程度にとどめてください。