月老霊籤 第61番(上)
不知其人,視其友。 その人がわからなければ、その友を見よ。
籤の原文と現代語訳
不知其人
その人がわからなければ、
視其友
その友を見よ。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第61番(第六十一籤) | 上(よい) | 『荀子』性悪篇(『孔子家語』六本篇にも見える) 語出《荀子・性惡》(亦見《孔子家語・六本》) |
校勘:『荀子』の原文は「不知其子視其友」。
典故:原典は何を語っているか
『荀子』は「その子を知らざれば、その友を視よ」という古い言葉を引いています。人がわからないときは、どんな友人と付き合っているかを見ればわかる、という意味です。
「その人を知らざれば、その友を視よ」という言葉は、古い書物に何度も出てきます。『荀子』(じゅんし)性悪篇の末尾で、荀子は人の品性は後天的な感化によるものだと主張し、だからこそ賢い師を求め、正しい友と交わるべきだと説きます。善い人と一緒にいれば、見聞きするのは忠信や礼譲ばかりで、知らず知らずよい方向へ進んでいく、と。そして古い書物を引き、籤のこの句の後に、もう半分、君主を知らなければその側近を見よ、と続けています。
『孔子家語』六本篇にも、孔子が、自分の死後、子夏は日ごとに進歩し、子貢はしだいに後退するだろうと予言した話があります。子夏は自分より優れた人と付き合うのを好み、子貢は自分に及ばない人と交わるのを好むからだ、というもので、そこで用いられているのがまさに籤のこの六字です。司馬遷も張釈之(ちょうしゃくし)と馮唐(ふうとう)の伝を立てたとき、この俗語を引いて結びとしています。伴侶を選ぶことは、もともと一人の人の全体を知ることです。だからこの人を見る古い言葉が、月老籤に収められたのです。
意味
相手を知りたいなら、その人の友人関係を見てみましょう。
ひとこと:相手の友人とも知り合っておきましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第61番のよくある質問
月老霊籤の第61番には何と書かれていますか?
「不知其人,視其友。」という文句で、現代語にすると「その人がわからなければ、その友を見よ。」という意味です。等級は上、出典は『荀子』性悪篇(『孔子家語』六本篇にも見える)です。
月老霊籤の第61番はどういう意味ですか?
相手を知りたいなら、その人の友人関係を見てみましょう。ひとこと添えるなら、相手の友人とも知り合っておきましょう。