獅子座の冥王星:世代の課題・権力・変容

自己表現と自分の価値をめぐって深い変容を求めた世代。冥王星は世代天体で、ホロスコープでは権力、危機、執着、根本からの変容を表します。このページでは獅子座の冥王星の核になる姿から、「この世代に共通する課題」「個人のホロスコープでの読み方」「権力・危機・変容」までを書き、本サイトで計算した数字(冥王星が獅子座にあった年)も載せています。

獅子座の冥王星の基本データ

項目獅子座の冥王星
冥王星が表すもの権力、危機、執着、根本からの変容
星座獅子座:火のエレメント・不動宮、支配星は太陽
品位なし(本来の座・高揚・損傷・下降のいずれでもない)
冥王星の滞在期間一回あたり約20.7年、およそ244年ごとに戻ってくる
1950〜2030年生まれ約9.3%が獅子座の冥王星

獅子座の冥王星の核心

冥王星は世代天体です。ひとつの星座に何年もとどまるので、同じ時期に生まれた人はみな同じで、まずは世代の背景を表します。あなた個人にどれだけ影響するかは、どのハウスに入っているか、太陽・月・アセンダントや個人天体と緊密なアスペクトをとっているかで決まります。

獅子座は火のエレメント・不動宮に属し、支配星は太陽です。自己表現、創造、栄誉、そして「人に見てもらうこと」をつかさどります。冥王星がここにいたころに生まれた世代は、深い変容を「私」という言葉のなかに持ち込みました。どう自分らしく生きるか、どう認められるか、個人の輝きが集団より大きくてもいいのか。この世代はいま多くが祖父母の年代になっていて、若いころに「分をわきまえ、自分を抑える」生き方から「自分を追い求める」生き方への転換を経験した人が少なくありません。「私はこうしたい」と最初に大きな声で言った人たちであり、その勇気を子どもたちにも手渡しました。

獅子座の冥王星では、冥王星の強さと不動宮の火が掛け合わされ、「埋もれてなるものか」という意志として表れます。この世代には強い自尊心を持つ人が多く、自分の分野に名前を残したいと願い、理想の自分になるためならたいへんな努力も惜しみません。その裏返しとして、否定されることにはとても敏感です。尊重されていないと感じたときの傷つき方は、見た目よりずっと深いことが多いのですが、それは悲しみとしてより、意地として表れがちです。本当は仲直りしたいのに、相手が先に口を開くまでじっと待ってしまう、というように。

この世代に共通する課題

共通の課題は、自分の価値がどこから来るのかということです。上の世代の多くは、自分を家族や国のあとに置いていました。この世代は問いはじめます。「自分自身は、どんな人間になりたいのか」と。この転換は創造力や個人の魅力の開花をもたらしましたが、新しい不安も連れてきました。価値を自分で証明しなければならなくなると、表現し続け、人に見られ続けなければならないからです。認められることを求めるだけでなく、拍手がなくても揺らがない自信をどう見つけるか。それがこの世代に共通する道のりで、定年を迎えてからようやく、その道を落ち着いて歩けるようになる人もいます。

個人のホロスコープでの読み方

獅子座の冥王星が個人のホロスコープで目立つのは、たいてい第5ハウス、第10ハウス、第1ハウスにあるときか、太陽と緊密なアスペクトを作っているときです。第5ハウスにあれば、恋愛、創作、子どもとの関係に、強い没頭と独占欲がともないます。太陽とのアスペクトが緊密なら、一生のうちに何度か、自分のイメージを根本から変える時期が訪れることが多いでしょう。どこかのハウスに静かに収まり、個人の天体と結びついていないなら、それは世代全体の気質にとどまります。みんなそれなりに体面を気にするけれど、それがその人のいちばん目立つ特徴とは限りません。

権力・危機・変容

この配置では、権力とは影響力と名声のことです。人に仰ぎ見られ、ついてきてもらえること、それ自体が力になります。危機はしばしば「舞台を失う」形でやってきます。誰かに取って代わられる、冷たくされる、努力にふさわしい評価が得られない、といったことです。変容のかぎは、光を「私を見て」から「ほかの人も輝かせる」へ向け直すことにあります。真ん中に立つ必要がなくなったとき、その人の影響力はかえって遠くまで届き、長く残るものです。自分が育てた弟子や教え子、子どもたちがその証になります。

獅子座の冥王星の長所

獅子座の冥王星の盲点

獅子座の冥王星の人へのアドバイス

この世代にとって何よりの課題は、舞台を譲る練習かもしれません。自分が育てた人が輝くのを見るのも、ひとつの栄誉です。しかも、一人で舞台に立ち続けるより長く続きます。冷たくされたと感じたときは、拍手が一時途絶えたくらいで自分の価値は消えない、と自分に言い聞かせてみてください。経験を書き残したり、下の世代に語って聞かせたりするのも、また別の形の晴れ舞台です。

冥王星が獅子座にあった年

冥王星は動きが遅く、星座を移るのに何年、ときには十数年から二十年以上かかるため、同じ時期に生まれた人はみな冥王星が同じ星座にあります。1800〜2150年に冥王星が獅子座を通った期間は次のとおりです(台北時間。逆行による出入りは一回の通過にまとめています)。

入った時期最後に出た時期約何年出入りの回数
1937年10月1958年6月20.75

本サイトの天体暦エンジンで1日ずつ計算(1800〜2150年)。「出入りの回数」が2以上のものは、冥王星が逆行でひとつ前の星座に戻り、また入り直したことを表します。その前後に生まれた人は、生年月日で確かめてください。1950〜2030年生まれのうち、獅子座の冥王星の人は約9.3%です。

12星座の冥王星

牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座

獅子座にあるほかの天体

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星

太陽が獅子座にあることが、ふつう言う「獅子座生まれ」です。獅子座をご覧ください。天体の星座はハウスと合わせて読むもので、ホロスコープ詳細解読で両方を確かめられます。天体×星座の一覧へ戻る

ひとこと:ひとつの天体はホロスコープの一部にすぎません

このページは、この天体がこの星座にあるときに占星術の伝統でよく語られる傾向をまとめたもので、科学的な結論ではありません。同じ配置の人でも、太陽・月・アセンダントやほかの天体はそれぞれ違い、この天体が入るハウスやアスペクトによっても表れ方は大きく変わります。自分に当てはまらないところがあるのは自然なことで、ホロスコープ全体を見るほうがずっと正確です。本サイトの内容は参考・娯楽としてお読みください。健康・投資・法律のことは専門家にご相談ください。

完全なホロスコープを作ってみる

自分の天体がそれぞれどの星座・どのハウスにあるか知りたいときは、生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、10天体、12ハウス、アスペクトが一度に出て、配置ごとの解説もつきます。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われます。

獅子座の冥王星のよくある質問

冥王星獅子座の世代は自己中心的なのですか?

自己表現を大切にする傾向は強いものの、自分勝手というわけではありません。この世代の共通の課題は、個人の価値をめぐる深い変容です。集団を重んじる生き方から個人を肯定する生き方へと移ったため、強い自尊心と創造への意欲を持つ人が多いのです。この力は多くのことを成し遂げさせる一方、体面にこだわり、なかなか非を認めない形にもなりえます。違いを生むのは、拍手の外でも自分を認められるようになったかどうか。晩年にいちばん試されやすいのも、この点です。

獅子座の冥王星と太陽のアスペクトは何を表しますか?

自分とは何かという感覚が、何度か深く生まれ変わることを表します。こうした人は存在感と意志が強く、人生の舵を自分で握りたいと考え、プレッシャーを受けると意外なほどしぶとくなります。緊張をはらむアスペクトでは、権威のある人や父親との張り合いが生じることがあり、調和的なアスペクトでは、どん底から立ち上がる回復力として表れやすく、つまずくほど元気になるタイプです。

冥王星が獅子座にあるのは何年生まれですか?

1800〜2150年で見ると、冥王星が獅子座にある期間は1937〜1958年です(台北時間)。星座が変わる年の前後に生まれた人は、ホロスコープ作成で生年月日から確かめてください。

獅子座の冥王星はよい配置ですか?

獅子座の冥王星には品位がなく、中立の配置です。うまく働くかどうかは星座そのものではなく、どのハウスに入り、ほかの天体とどんなアスペクトをとるかで決まります。どの配置にも長所と課題があり、このページは獅子座の冥王星の場合を書いています。