化気格:日干が合で連れ去られ、別の五行に変わる
干合(かんごう)はたいてい「合絆」、つまりふたつの天干が結びついて力が割り引かれるだけで、それぞれはまだ自分のままです。条件がすべてそろったときだけ、日干は本当に「化され」、命式全体を化神の五行で読むことになります。これが化気格です。
五組の干合と化神
化すための六つの条件
| 条件 | なぜ必要か | 隣り合う干合の命式で成立しない割合 |
|---|---|---|
| 1. 日干が月干か時干と隣り合って干合する | 柱を隔てた合は遠すぎて、古典は化を論じない | (前提) |
| 2. 化神が月令を得る | 化神が当令してはじめて、日干を化してしまう力がある | 79.8% |
| 3. 化神に引きがある | 化神がほかにも透出するか、ほかの地支も化神であってはじめて後ろ盾になる | 30.8% |
| 4. 冲がなく、争合・妒合もない | 合の一方が冲されたり、ふたつの天干が同じ相手を奪い合ったりすると、合がしっかりしない | 56.7% |
| 5. 日干が地支に根をもたない | 根があれば日干は踏みとどまり、化されようとしない | 91.6% |
| 6. 化神が剋されない | 命式に化神を剋す五行があると、化しても破られる | 74.2% |
集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、計 16,802 枚。化気格と専旺格は当サイトの条件で一つずつ判定し、従格は強弱エンジンの「確かな証拠」ゲートを使っています。
もっともつまずきやすいのは「日干に根がある」ことです。日干が地支にひとつでも同じ五行の蔵干をもっていれば、化すことはできません。化気格が実際にはきわめてまれなのは、このためです。
戊癸が火に化す:成格した化気格の命式
1966 年 6 月 13 日 午の刻生まれ
- 合:日干の癸水と時干の戊土が隣り合い、戊癸が干合します。化神は火です。
- 月令を得て、引きがある:午月生まれで、月令の本気は火。年干に丙火が透出し、年・月・時の三つの地支がすべて午で、火の勢いはきわめて旺盛です。
- 日干に根がない:四つの地支は午・午・卯・午で、蔵干に水はひとつもありません。癸水は地支に根がなく、合化についていくしかありません。
- 化神が剋されない:日干自身を除けば、命式に火を剋す水はありません。六つの条件がすべて成立しています:✓ 日干の癸が隣の時干の戊と干合している/✓ 化神の火が月令を得ている/✓ 化神の火に引きがある(ほかの天干に透出、または月支以外の地支の本気が火)/✓ 冲がなく、争合・妒合もない/✓ 日干の癸が地支に根をもたない/✓ 化神の火が水に剋されない。
- 用神・喜神:化火格は火と、火を生む木を喜び、水(化神を剋す)と、日干が根を取り戻す運を嫌います。当サイトの強弱エンジンは、この命式を従財格と判定しています。癸水に根がなく、火(財)の勢いに従うという読み方です。化気と従財は別の説明ですが、火・木を喜び水を嫌うという方向は一致します。
真化と仮化
古典は六条件がすべてそろったものを「真化」、条件が少し欠けるもののおおむね形になっているものを「仮化」と呼び、仮化の人は大運が欠けた条件を補ってはじめて化気の良さが出るとしています。当サイトは真化だけを化気格と判定し、仮化は「近似」として普通格局で読みます。判定を誤ると、用神・喜神がまるごと逆になるからです。
化気格の用神・喜神
- 喜ぶもの:化神そのものと、化神を生む五行(たとえば化火格なら火と木)。
- 嫌うもの:化神を剋す五行(化火格なら水)と、日干に「根を取り戻させる」運。日干がふたたび根を得ると、化は保てません。
- 当サイトの扱い:強弱エンジンは日干の真化を検出すると「化気格の傾向あり、人の目での再確認を推奨」と注記しますが、用神・喜神は扶抑で計算したままです。化気の見方に納得できる場合は、用神・喜神はこのページを基準にしてください。
あなたの命式が特殊格局かチェックする
生年月日を入れると、化気格と専旺格の成立条件を一つずつ確かめ、当サイトの強弱エンジンによる従格の判定もあわせて表示します。条件ごとに成立・不成立がすべてわかります。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。
新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。時柱は化気(時干との合)と専旺(地支の勢い)に影響するので、出生時刻がわからない場合の結果は目安としてご覧ください。
正直なひとこと:特殊格局はまれで、良い命というわけでもありません
当サイトの実測では、古典の条件を満たす特殊格局は、一万六千枚あまりの命式のうち 0.98% にすぎません。世間では「とても身弱」「天干に干合がある」をそのまま従格・化気格と言ってしまうことがありますが、それは判断がゆるすぎます。特殊格局が変えるのは「用神・喜神をどう取るか」であって、命の良し悪しではありません。判定を誤ると、用神・喜神がまるごと逆になります。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
あなたの日干は合されていますか?
生年月日を入れると、日干と隣の天干の干合を探し、化気の六条件を一つずつ確かめます。
化気格のよくある質問
化気格とは何ですか?
日干が隣の月干か時干と干合し、化神が月令を得て、引きがあり、剋されず、日干に根がなく、冲や妒合もないことで合化が成功し、化神の五行で命式を読む格局です。
干合すると必ず化すのですか?
いいえ。多くは合絆(合して化さず)にとどまります。当サイトの実測では、日干が隣の天干と干合する命式は約 18.7% ですが、化すのは 0.05% だけです。
化気格は何を喜びますか?
化神と化神を生む五行を喜び、化神を剋す五行と、日干が根を取り戻す運を嫌います。たとえば戊癸が火に化すなら、火・木を喜び、水を嫌います。