出生時刻の調べ方:まず記録を探し、それから範囲を絞る
出生時刻の推定にはさまざまな説がありますが、いちばん確かなのはいつでも記録です。このページは確かさの順に並べています。まず記録、次に家族の記憶、最後に命式からの逆算。後ろに行くほど「可能性が高い」としか言えなくなります。
第一歩:記録を探す
| 探す場所 | 説明 |
|---|---|
| 母子健康手帳 | 「出産の状態」の欄に、出生の日時が分単位で書かれていることがほとんどです。日本で生まれた人なら、まずここを探してください。いちばん確実な手がかりです。 |
| 出生証明書(出生届) | 出生届の右半分は医師や助産師が書く出生証明書で、出生の時刻も記入されます。役所に出したものなので手元にはありませんが、家族が控えやコピーを取っていることがあります。戸籍(戸籍謄本)には生年月日は載っても、出生時刻は載りません。 |
| 生まれた病院 | カルテの法定保存期間は原則 5 年なので、昔の記録は残っていないことが多いものの、比較的最近の出生なら病院に問い合わせる価値はあります。 |
| 家に残る記録 | 家族の日記、アルバムの写真の裏、出産の知らせのはがきや手紙に、時刻が書かれていることがあります。 |
| 当時その場にいた人 | 母親、祖父母、立ち会った親族。何時かは覚えていなくても、「もう明るかったか」「ごはんを食べた後だったか」は覚えていることがよくあります。 |
見つかった時刻が 1948〜1951 年のサマータイム期間なら、先に1 時間引いてください。台湾で生まれた家族の場合、台湾の出生証明書や「兒童健康手冊」(台湾の母子手帳にあたるもの)に時刻が書かれていることもあります。
第二歩:家族の記憶で範囲を絞る
| 家族がよく言う言葉 | 考えられる時辰 |
|---|---|
| 真夜中、夜中の 0 時を過ぎたころ | 早子時(0〜1 時)、丑の刻(1〜3 時) |
| 明け方、まだ暗いうち | 寅の刻(3〜5 時)、卯の刻(5〜7 時) |
| 朝早く、朝ごはんの前後 | 卯の刻(5〜7 時)、辰の刻(7〜9 時) |
| 午前中 | 辰の刻(7〜9 時)、巳の刻(9〜11 時) |
| お昼ごろ、昼ごはんの前後 | 午の刻(11〜13 時) |
| 午後 | 未の刻(13〜15 時)、申の刻(15〜17 時) |
| 夕方、日が暮れるころ | 酉の刻(17〜19 時) |
| 夜、夕ごはんのあと | 戌の刻(19〜21 時)、亥の刻(21〜23 時) |
| 夜遅く、夜中近く | 亥の刻(21〜23 時)、夜子時(23〜24 時、日柱は翌日) |
家族の記憶で、たいてい二つか三つの時辰まで絞れます。続けて十二時辰ツールでその行だけを見てください。それらの身強・身弱と用神が一致していれば、これ以上推定する必要はありません。
第三歩:過去の出来事と照らし合わせる
可能性のある時辰の命式をすべて出し、過去の大きな出来事――引っ越し、転校、結婚、転職、家族の変化――と照らし合わせます。その年の流年(りゅうねん)と時柱の冲・合、あるいは大運の切り替わりの時期が、どの命式でいちばんよく合うかを見ます。
- 出来事は年齢ではなく西暦で記録する:満年齢と数え年では 1 年違い、流年に直すと一つずれて冲・合がまったく合わなくなります。「何歳の年」を先に西暦に直してから照合してください。
- 使える手がかりは実は多くない:節入りの日を除けば、大運の干支の並びは時辰で変わらず、時辰が変えるのは時柱と立運の年齢だけです。ですから照合で見るのは主に「大運が切り替わる年」と「流年が時柱と冲・合する年」の二つです。
- 冲し合う二つの時辰は、出来事では分けにくい:寅と申、巳と亥のように冲し合う時辰では、一方を冲する年がもう一方の伏吟(ふくぎん)の年にあたるため、動きが出る年がほぼ同じになります。分けるには三合の年(たとえば寅午戌と申子辰)を見るしかなく、それでも二択で止まることが多いので、記録を探したり家族に聞いたりするほうが現実的です。
- 三刑の組も分けられない:寅巳申、丑戌未はそれぞれ互いに刑します。寅年・巳年・申年は寅・巳・申の三つの時辰を同時に動かし、丑戌未も同じです。出来事で絞ってこの組だけが残ったら、三択のまま、それ以上は分けにくいのが実情です。
- 命式にすでにある地支は「誰でも当たる年」をつくる:年支・月支・日支にすでにある地支を冲したり刑したりする年は、何時に生まれていても動きが出ます。たとえば命式に未と戌があれば、丑年・未年・戌年はもともと月支や日支を刑するので、その年の出来事を時辰のせいにはできません。照合の前に差し引いておきます。
- 分けられなければ、その組で止める:ここで無理に一つを選ぼうとして、性格やお金の使い方、「その年は順調だったか」を尋ねる方法がよくあります。けれどもこうした質問は、何時に生まれていても多くの人の答えが似通うので、決め手にするのは当てずっぽうと変わりません。「この時辰のどれかの可能性がある」と正直に認め、記録探しや家族への聞き取りに戻りましょう。
- 後知恵に気をつける:何が起きたかを知ってから命式に理由を探せば、ほとんどどの命式にも説明がつきます。出来事が多いほど、そして先に書き出してから照合するほど、自分をだましにくくなります。
- 先に予測し、まだ確かめていない年を聞く:二、三の時辰まで絞れたら、それぞれの候補について何年に動きがあるはずかを先に書き出します(たとえば「戌の刻なら、戌年は時柱が伏吟になり、大きな変化があるはず」)。書き終えてから、その年に何があったかを思い出したり聞いたりします。先に書いた予測が当たって初めて本当の検証で、答えを見てから見つけた理由は参考程度です。
- 結果は「可能性が高い」まで:出来事との照合でいくつかの時辰は除けますが、一つだけに絞り込むのは難しいものです。
あてにならない方法
頭のつむじや寝相で時辰がわかる。
こうした言い伝えは本によって言うことが食い違い、一貫した根拠がありません。当サイトでは採用していません。
性格の質問にいくつか答えれば時辰がわかる。
性格は自己申告で、しかも身強・身弱によって現れ方が逆になります。身弱の命式では、いちばん強い通変星がプレッシャーとして現れ、性格としては出てこないことがよくあります。たとえば財星が強い身弱の命式では、お金がずっと滞りがちなのに、本人は自分を倹約家だとは思っていない、ということがよくあります。自己評価で時辰を消していくと、正しい時辰を先に消してしまいかねません。
きょうだいの生まれ順で時辰がわかる。
「生まれ順で時辰を決める」言い伝えは流派ごとに内容が違い、しかも同じ日に生まれた双子は生まれ順が違っても時辰は同じことがあるので、理屈が通りません。
人相を見てもらって時辰を決めるのがいちばん確か。
人相と四柱推命は別の体系で、一方で他方を推し量ると、両方の誤差が重なるだけです。記録や家族に聞けるなら、そのほうがいつでも確かです。
集計方法:1960〜2005 年の日付から 4 日に 1 日ずつ、計 4,201 通りの誕生日を取り、それぞれ早子時から亥の刻まで十二の時辰で命式を出して、当サイトのエンジンで身強・身弱、用神、格局が一致するかを比べました。
見方を変えれば、多くの人の命式は、十二の時辰のうち大半で結論が同じです。二つか三つの時辰まで絞れれば、たいていは十分です。
十二の時辰を一度に出す:あなたの命式は時刻がなくても大丈夫?
新暦の生年月日を入れると、早子時から亥の刻まで十二の時辰(と夜子時)でそれぞれ命式を出し、身強・身弱、用神、格局のうち時辰に左右されないもの、変わるものを示します。計算はお使いのブラウザの中だけで行い、データは送信されません。
新暦の生年月日で計算し、子の刻は午後 11 時で日を替えます。「午前中」などおおよその時間帯がわかるなら、その行だけを見れば十分です。
正直なひとこと:時柱がなければ、命式の 4 分の 1 が欠けている
四柱推命は四つの柱で成り立っていて、一つ欠ければパズルのピースが一つ足りません。三柱でも読めることは多いのですが、身強・身弱がちょうど境目にある人、節入りの日に生まれた人、時辰で格局が決まる人は、時柱がないと結論が揺れます。当サイトは、わかったふりをするより「時辰で変わる部分」をはっきり示すことを選びます。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
まず、可能性のある時辰の命式を出してみる
生年月日を入れると、ツールが十二の時辰の命式を一覧にします。家族の記憶の範囲にある行だけを見れば、さらに推定が必要かどうかがわかります。
出生時刻の調べ方のよくある質問
出生時刻はどこで調べられますか?
いちばん確かなのは母子健康手帳で、出生の日時が分単位で書かれていることがほとんどです。ほかに出生証明書の控え、生まれた病院のカルテ(昔のものは残っていないことが多い)、家に残る記録があります。戸籍には出生時刻は載りません。
おおよその時間帯しかわからない場合は?
家族の記憶を二つか三つの時辰に当てはめ、十二時辰ツールでその行だけを見てください。身強・身弱と用神が一致していれば、それ以上推定する必要はありません。
出生時刻の推定は当たりますか?
「可能性が高い」とまでしか言えません。出来事との照合でいくつかの時辰は除けますが、一つだけに絞るのは難しく、結果を知ってから理由を探す後知恵にも注意が必要です。
つむじや寝相で時辰を決められますか?
こうした言い伝えは流派ごとに食い違い、一貫した根拠がないため、当サイトでは採用していません。