用神・喜神で名付ける:足りないものではなく、必要なものを

「命式に火がないから、名前に火を」――よく耳にする言葉ですが、大事なことが抜けています。命式に足りない五行が、その命式に必要な五行とは限らないのです。身強の命式に印星が欠けていても、補えばさらに強くなるだけ。名前で補うべきは、命式のバランスを整えるもの、つまり用神・喜神です。

足りない五行 ≠ 必要な五行

状況足りない五行本当に必要なもの名前に使うべきもの
身強で食傷がない食傷(洩らす)食傷・財星・官星(洩らし、剋す)用神・喜神:足りないものがちょうど用神・喜神なので、補うのは理にかなう
身強で印星がない印星(生じる)食傷・財星・官星印星は補わない:日干がさらに強くなる
身弱で比劫がない比劫(助ける)比劫・印星(生じ助ける)用神・喜神:補うのは理にかなう
身弱で財星がない財星(消耗させる)比劫・印星財星は補わない:日干がさらに弱くなる

ですから名付けの第一歩は、足りないものを数えることではなく、強弱を判断して用神・喜神を決めることです。身強・身弱と用神・喜神をご覧ください。子どもの「足りない五行は補うべきか」は足りない五行は補うべきかで扱っています。

用神・喜神が二つ以上あるとき

用神・喜神は一つとは限りません。たとえば身弱なら印星と比劫の両方が喜ばれることがよくあります。名付けでは順に使うことができ、名の一字目に最も重要な用神、二字目に次の喜神を当てるか、二字とも最も重要な用神にします。調候用神(冬生まれには火、夏生まれには水)も名前によく取り入れられます。調候用神をご覧ください。二つの五行がぶつかり合うときの通関用神は通関用神で扱っています。

忌神を名前に入れない

「必ず用神・喜神を入れる」ことより避けたいのは忌神です。ある五行がすでに命式で最も多く、最も偏っているなら、名前でさらに重くするのは控えましょう。同じ「水」の字が、ある人には補いになり、別の人には重荷になるのはこのためです。

用神・喜神の五行を調べ、名前の各字の五行と照らし合わせる

新暦の生年月日(出生時刻は省略可)を入れると、用神・喜神と忌神、用神・喜神の五行ごとの例字を表示します。名前(漢字)も入れると、各字の五行を「字形・部首派」と「画数・数理派」で並べて示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

生年月日は新暦で入力します。子時は夜 11 時で日付が変わる扱いです。画数は康熙字典の字形(旧字体)で数え、姓名判断(五格)と同じ字表(Unicode Unihan)を使います。ひらがな・カタカナは対象外です。

字の五行の見方字形・画数・字義、三つの流派を比べる 名付けの手順出生時刻の確認から声に出すまで 姓名判断(五格)天格・人格・地格、三才、八十一数

正直なひとこと:名前は一生使うものです

名前の五行は、四柱推命の名付けで最も強調され、また最も誇張されやすい部分です。当サイトにできるのは、用神・喜神の五行を見つけることと、字の五行を決める各流派のやり方を並べて見せることまで。字の意味、呼びやすさ、書きやすさ、家族の願いのほうが、五行よりずっと確かなものです。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、有料の命名は行わず、名前の良し悪しの評価もしません。

まず用神・喜神を決めてから字を選ぶ

生年月日を入れると、用神・喜神と忌神、用神・喜神の五行ごとの例字がわかります。

用神・喜神で名付けるときのよくある質問

命式に水がないなら、名前に必ず水を入れるべきですか?

そうとは限りません。水が用神・喜神かどうかによります。身弱で印星か比劫が必要で、それがちょうど水なら、水を補うのは理にかなっています。水が忌神なら、名前に水を加えるとかえって偏りが強まります。

用神・喜神が二つあるとき、名前でどう使いますか?

名の一字目に最も重要な用神、二字目に次の喜神を当てるか、二字とも最も重要な用神にします。調候用神もよく名前に取り入れられます。

名前に忌神の五行の字があったらどうすればいいですか?

一、二字の五行の影響は限られており、そのために改名する必要はありません。新しく名前をつけるときに最も重要な忌神を避ければ十分です。字の意味、読み、書きやすさは、やはり五行より大切です。