媽祖百首籤 第57番(臨卦)

生平冷淡知音少,靜養壽真葆善根,共羨一枝黃菊好,秋深籬落自芬芳。 生涯、世に疎く、わかってくれる人も少ない。静かに身を養い、善の根を守りなさい。誰もがうらやむ、一枝の黄色い菊。秋が深まれば、垣根のもとでおのずと香る。

籤詩の原文と現代語訳

生平冷淡知音少
生涯、世に疎く、わかってくれる人も少ない。

靜養壽真葆善根
静かに身を養い、善の根を守りなさい。

共羨一枝黃菊好
誰もがうらやむ、一枝の黄色い菊。

秋深籬落自芬芳
秋が深まれば、垣根のもとでおのずと香る。

籤番卦
第57番(第五十七首)臨(りん)卦

校勘:第4句は大天后宮の公式サイトでは「秋深離落自芬芳」。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験初めは苦労するが、秋の試験は必ず通る
初時辛苦 秋圍必捷
商売どんな企ても、秋ごろがよい
凡百謀望 秋期之佳
妊娠・出産焦らないこと、時が来れば花が開く
切勿焦燥 時至花開
結婚縁は合っても、ゆっくりならまとまる
姻緣雖匹 緩可能成
外出・旅吉報を待つ、秋が目安
守侯佳音 秋之為期
家族家は清らかで、秋には家族がそろう
家道清吉 秋景團圓
金運家の暮らしは並、求めずとも得る
家道平常 求之自有
時の運初めは難しく後はやさしい、励めば得られる
先難後易 勤之必有
失せ物失くして日がたっている、探さなくてよい
已日失物 弗必尋求
農作・家畜春夏は並、秋冬は見どころあり
春夏平平 秋冬可觀
訴訟和解が吉、早く収めるのがよい
和之為吉 宜速止之

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

生涯淡々として理解者も少ないけれど、心静かに身を修めていれば、秋の垣根の菊のように、おのずと香りが立つ、という籤です。

典故:垣根の菊は、官職を捨てて田園に帰った詩人・陶淵明(とうえんめい)の「菊を採る東籬の下」を思わせる表現です。

ひとこと:にぎやかさを気にせず自分を磨けば、見てくれる人は必ずいます。

詩句や釈解に出てくる「寿」「長生」などの言葉は、長寿を願う昔ながらの祝い言葉(あるいは道教の修行の言い回し)で、寿命を予言するものではありません。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第56番/次の籤:第58番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第57番のよくある質問

媽祖百首籤の第57番にはどんな詩が書かれていますか?

「生平冷淡知音少,靜養壽真葆善根,共羨一枝黃菊好,秋深籬落自芬芳」という七言四句で、臨卦が配されています。現代語にすると「生涯、世に疎く、わかってくれる人も少ない。静かに身を養い、善の根を守りなさい。誰もがうらやむ、一枝の黄色い菊。秋が深まれば、垣根のもとでおのずと香る。」という意味です。

媽祖百首籤の第57番はどういう意味ですか?

生涯淡々として理解者も少ないけれど、心静かに身を修めていれば、秋の垣根の菊のように、おのずと香りが立つ、という籤です。ひとこと添えるなら、にぎやかさを気にせず自分を磨けば、見てくれる人は必ずいます。