媽祖百首籤 第36番(坤卦)

富潤屋兮德潤身,綽然由義後居仁,安如山岳難移動,百福千祥日日臻。 富は家をうるおし、徳は身をうるおす。ゆったりと義に従い、そのうえで仁に身を置く。山のようにどっしりと、動かしがたい。百の福、千の吉祥が、日ごとに訪れる。

籤詩の原文と現代語訳

富潤屋兮德潤身
富は家をうるおし、徳は身をうるおす。

綽然由義後居仁
ゆったりと義に従い、そのうえで仁に身を置く。

安如山岳難移動
山のようにどっしりと、動かしがたい。

百福千祥日日臻
百の福、千の吉祥が、日ごとに訪れる。

籤番卦
第36番(第三十六首)坤(こん)卦

白沙屯系統の第36番

白沙屯拱天宮(苗栗県)や港湖天元宮などで使われる百首籤は、第25番から第36番までの十二首が別の詩になっています。そちらの系統では、この番号は次の詩です。

逢蛇遇虎多驚恐
蛇に会い虎に遭って、驚き恐れることが多い。

須識山行遜水行
山を行くより水を行くほうがよいと知りなさい。

借汝一帆風力順
追い風の力を、あなたに貸そう。

陶朱貨殖有榮名
陶朱公のような商いで、名を上げるだろう。

それらの廟で籤を引いた場合は、その廟の籤詩に従ってください。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験仁と義を守り、続けて合格する
居仁由義 聯登金榜
商売商いは豊かで、見込みはよく当たる
貨殖豐盈 憶則屢中
妊娠・出産徳が身をうるおし、よい子が続けて生まれる
德潤全身 貴子連枝
結婚心を一つに結び、よい内助を得る
帶結同心 內助得益
外出・旅嫁いでも迎えても、主客ともに楽しむ
同人于歸 賓主交歡
家族義の道を行く家、人も栄える
義路裡門 人春昌盛
金運富は求めてよい、求めれば得られる
富而可求 求之必有
時の運万貫千箱、金銀を満載
萬貫千箱 金玉滿載
失せ物東でも西でもなく、真ん中にある
不東不西 只在當中
農作・家畜豊作で物も豊か、たくわえに余裕
年豐物阜 蓄積有餘
訴訟曲がったことは伸び、願いはかなう
有屈必伸 有欲必遂

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

財は家をうるおし、徳は人をうるおします。仁と義を土台にしていれば山のように揺るがず、福が日ごとに訪れる籤です。

典故:白沙屯系統の詩に出てくる陶朱公は、越の名臣・范蠡(はんれい)が官を退いて商人となったときの名で、商売で大成功した人の代名詞です。

ひとこと:徳を土台にしてこそ、福は長続きします。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第35番/次の籤:第37番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

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媽祖百首籤 第36番のよくある質問

媽祖百首籤の第36番にはどんな詩が書かれていますか?

「富潤屋兮德潤身,綽然由義後居仁,安如山岳難移動,百福千祥日日臻」という七言四句で、坤卦が配されています。現代語にすると「富は家をうるおし、徳は身をうるおす。ゆったりと義に従い、そのうえで仁に身を置く。山のようにどっしりと、動かしがたい。百の福、千の吉祥が、日ごとに訪れる。」という意味です。

媽祖百首籤の第36番はどういう意味ですか?

財は家をうるおし、徳は人をうるおします。仁と義を土台にしていれば山のように揺るがず、福が日ごとに訪れる籤です。ひとこと添えるなら、徳を土台にしてこそ、福は長続きします。