媽祖百首籤 第35番(謙卦)

蓬窗草舍暫淹留,知命樂天休謾悲,竚看震雷驚曲竇,直教群蟄盡回頭。 よしずの窓と草ぶきの家に、しばらく身をとどめる。天命を知り天を楽しみ、むやみに嘆くことはない。見ていなさい、雷がとどろいて穴ぐらを揺さぶり、冬ごもりの虫たちが、みな目を覚まして振り向くのを。

籤詩の原文と現代語訳

蓬窗草舍暫淹留
よしずの窓と草ぶきの家に、しばらく身をとどめる。

知命樂天休謾悲
天命を知り天を楽しみ、むやみに嘆くことはない。

竚看震雷驚曲竇
見ていなさい、雷がとどろいて穴ぐらを揺さぶり、

直教群蟄盡回頭
冬ごもりの虫たちが、みな目を覚まして振り向くのを。

籤番卦
第35番(第三十五首)謙(けん)卦

白沙屯系統の第35番

白沙屯拱天宮(苗栗県)や港湖天元宮などで使われる百首籤は、第25番から第36番までの十二首が別の詩になっています。そちらの系統では、この番号は次の詩です。

乘雲馭氣一神仙
雲に乗り気を御す、ひとりの仙人が、

來到南方結善緣
南の地へやって来て、善い縁を結ぶ。

欲買金丹求不死
不死の金丹を求めたいなら、

須將牛犬戒為先
まず牛や犬を殺して食べることを慎みなさい。

それらの廟で籤を引いた場合は、その廟の籤詩に従ってください。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験しばらく家を守れば、やがて好機にめぐり会う
且守芳舍 際會風雲
商売取引をするなら、人情として扱う
如作交易 當作人情
妊娠・出産心をゆったり静かに養えば、子宝の夢を見る
寬心靜養 熊熊可夢
結婚縁は天の定め、無理に求めない
姻緣天定 不可強求
外出・旅出かければ障りがある、春になれば時が来る
出門阻隔 逢春及時
家族本分に従えば、前途は自由に開ける
事依本份 自由前途
金運苦労を耐え忍べば、おのずと得られる
辛苦忍耐 必無自有
時の運そのうち得られる、求めても今はだめ
時時必得 求之不能
失せ物今はとても難しい、よく探せば戻る
目下甚難 多尋方回
農作・家畜実りはなく、神の加護を祈る
物產空之 多祈神佑
訴訟助けてくれる人があれば、勝てる
有貴人扶 方能勝之

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

今はしばらく質素な家に身を置き、天命を受け入れて嘆かないこと。春の雷が鳴れば、冬ごもりしていたものはみな目を覚まします。転機は必ず来る、という籤です。

典故:啓蟄(けいちつ)の頃に春の雷が鳴り、冬ごもりの虫が目覚めるという季節感を踏まえた詩です。白沙屯系統の詩の「不死の金丹」は道教の仙薬のことで、殺生を控えよという戒めを述べたものです。

ひとこと:低迷期はじっと身を落ち着けて。転機は雷鳴とともに訪れます。

詩句や釈解に出てくる「寿」「長生」などの言葉は、長寿を願う昔ながらの祝い言葉(あるいは道教の修行の言い回し)で、寿命を予言するものではありません。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第34番/次の籤:第36番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第35番のよくある質問

媽祖百首籤の第35番にはどんな詩が書かれていますか?

「蓬窗草舍暫淹留,知命樂天休謾悲,竚看震雷驚曲竇,直教群蟄盡回頭」という七言四句で、謙卦が配されています。現代語にすると「よしずの窓と草ぶきの家に、しばらく身をとどめる。天命を知り天を楽しみ、むやみに嘆くことはない。見ていなさい、雷がとどろいて穴ぐらを揺さぶり、冬ごもりの虫たちが、みな目を覚まして振り向くのを。」という意味です。

媽祖百首籤の第35番はどういう意味ですか?

今はしばらく質素な家に身を置き、天命を受け入れて嘆かないこと。春の雷が鳴れば、冬ごもりしていたものはみな目を覚まします。転機は必ず来る、という籤です。ひとこと添えるなら、低迷期はじっと身を落ち着けて。転機は雷鳴とともに訪れます。