媽祖百首籤 第34番(坤卦)

人生定業固無訛,引頸迎刀復奈何,若向空門閑寄蹟,恩波雨露不勝多。 人の一生に定まった業は、まず間違いない。首を伸ばして刃を迎えるなら、どうしようもない。けれど寺の門に、静かに身を寄せるなら、恵みは雨や露のように、数えきれぬほど降りそそぐ。

籤詩の原文と現代語訳

人生定業固無訛
人の一生に定まった業は、まず間違いない。

引頸迎刀復奈何
首を伸ばして刃を迎えるなら、どうしようもない。

若向空門閑寄蹟
けれど寺の門に、静かに身を寄せるなら、

恩波雨露不勝多
恵みは雨や露のように、数えきれぬほど降りそそぐ。

籤番卦
第34番(第三十四首)坤(こん)卦

白沙屯系統の第34番

白沙屯拱天宮(苗栗県)や港湖天元宮などで使われる百首籤は、第25番から第36番までの十二首が別の詩になっています。そちらの系統では、この番号は次の詩です。

君來未卜我先知
あなたが来る前から、占わずともわかっている。

欲向前途問險夷
行く先の険しさと平らかさを尋ねたいのだろう。

好待桃花春浪發
桃の花が咲き、春の波が起こるのを待ちなさい。

龍門一躍是良期
竜門をひと跳びに越える、よい時期がそこにある。

それらの廟で籤を引いた場合は、その廟の籤詩に従ってください。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験合格者の名簿の外、高望みは要らない
孫山之外 不須奢望
商売淡々と、欲張って企まない
淡然而已 不必貪謀
妊娠・出産子を望んでも、むなしい
欲求後裔 到底空空
結婚縁がなく、夫婦にはなりにくい
不是緣分 難以匹配
外出・旅道は険しく、日は暮れて行き詰まる
路多崎嶇 途窮日暮
家族古いわだかまりがある、急いで善行を
舊有宿冤 急宜作福
金運巡り合わせが悪く、求めても得られない
命運乖舛 求而不得
時の運求めるのは難しく、益もない
實足難求 求之無益
失せ物運がそうさせる、取り戻せない
運該如此 無法回籠
農作・家畜田は枯れ、家畜も利がない
田禾皆枯 六畜無利
訴訟無実の思いがあっても、晴らしにくい
有冤屈時 無法伸志

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

定めとして背負ったものは、なかなか変えられません。けれど執着を手放して心の修養に向かえば、かえって多くの恵みを受ける、という籤です。

典故:白沙屯系統の詩に出てくる「竜門」は黄河の急流で、そこを登りきった鯉は竜になると言われます。日本の「登竜門」や鯉のぼりのもとになった故事で、急な出世を表します。

ひとこと:自分の力で変えられないことは、手放すことを覚えましょう。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第33番/次の籤:第35番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

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媽祖百首籤 第34番のよくある質問

媽祖百首籤の第34番にはどんな詩が書かれていますか?

「人生定業固無訛,引頸迎刀復奈何,若向空門閑寄蹟,恩波雨露不勝多」という七言四句で、坤卦が配されています。現代語にすると「人の一生に定まった業は、まず間違いない。首を伸ばして刃を迎えるなら、どうしようもない。けれど寺の門に、静かに身を寄せるなら、恵みは雨や露のように、数えきれぬほど降りそそぐ。」という意味です。

媽祖百首籤の第34番はどういう意味ですか?

定めとして背負ったものは、なかなか変えられません。けれど執着を手放して心の修養に向かえば、かえって多くの恵みを受ける、という籤です。ひとこと添えるなら、自分の力で変えられないことは、手放すことを覚えましょう。