媽祖百首籤 第30番(旅卦)

歛黛佳人仰看天,堂前鶴去月空圓,天淵浩浩津涯遠,迅浪痴風恐覆船。 眉をひそめた美しい人が、空を仰ぐ。堂の前から鶴は去り、月だけがむなしく丸い。天も淵も果てしなく、岸辺は遠い。荒れる波と狂う風に、船がくつがえるおそれがある。

籤詩の原文と現代語訳

歛黛佳人仰看天
眉をひそめた美しい人が、空を仰ぐ。

堂前鶴去月空圓
堂の前から鶴は去り、月だけがむなしく丸い。

天淵浩浩津涯遠
天も淵も果てしなく、岸辺は遠い。

迅浪痴風恐覆船
荒れる波と狂う風に、船がくつがえるおそれがある。

籤番卦
第30番(第三十首)旅(りょ)卦

白沙屯系統の第30番

白沙屯拱天宮(苗栗県)や港湖天元宮などで使われる百首籤は、第25番から第36番までの十二首が別の詩になっています。そちらの系統では、この番号は次の詩です。

大海茫茫未有涯
大海は果てしなく、岸辺も見えない。

扁舟漂蕩實堪嗟
小舟がただよう姿は、なんと痛ましい。

我今指引平安路
わたしが今、無事に帰る道を指し示そう。

路在心頭汝自思
道は心の中にある、自分でよく考えなさい。

それらの廟で籤を引いた場合は、その廟の籤詩に従ってください。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験仕事の成功は難しく、夢のまま老いる
功名難圖 幻夢到老
商売絵に描いた餅、骨を折って財を損なう
圖成畫餅 折木傷財
妊娠・出産子を願い、空を仰いで祈る
欣求子息 仰望蒼穹
結婚鏡の花、水の月、むなしい
鏡花水月 虛杳空圓
外出・旅障りが多い、家にいるのがよい
事多阻隔 且守家中
家族家に不幸があり、かえって揉めごとが起こる
家門不幸 反生齟齬
金運巡り合わせが悪く、求めても益はない
命運多舛 求之無益
時の運財を失い、運はまったくない
財祿失散 無運了然
失せ物物はもう行方知れず、探さなくてよい
物已無蹤 不必尋找
農作・家畜鶏も犬も桑も麻も、みな無に帰す
雞犬桑麻 皆歸烏有
訴訟年まわりが悪く、お役所ごとや口争い
年沖見剋 官非口舌

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

美しい人が空を仰いでも、鶴は去り、月はむなしく丸いばかり。水は深く道は遠く、荒れる波に船がくつがえるおそれがあります。

ひとこと:状況が不安定な今は、冒険や遠出、大きな動きは控えましょう。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第29番/次の籤:第31番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第30番のよくある質問

媽祖百首籤の第30番にはどんな詩が書かれていますか?

「歛黛佳人仰看天,堂前鶴去月空圓,天淵浩浩津涯遠,迅浪痴風恐覆船」という七言四句で、旅卦が配されています。現代語にすると「眉をひそめた美しい人が、空を仰ぐ。堂の前から鶴は去り、月だけがむなしく丸い。天も淵も果てしなく、岸辺は遠い。荒れる波と狂う風に、船がくつがえるおそれがある。」という意味です。

媽祖百首籤の第30番はどういう意味ですか?

美しい人が空を仰いでも、鶴は去り、月はむなしく丸いばかり。水は深く道は遠く、荒れる波に船がくつがえるおそれがあります。ひとこと添えるなら、状況が不安定な今は、冒険や遠出、大きな動きは控えましょう。