大運と流年:大運が地色を決め、流年がその上で足し引きをする

一年がどうなるかは、流年だけではわかりません。大運は十年分の地色で、流年はその年に上から重なる一層です。良い地色の上の悪い年はたいてい小さなつまずき、悪い地色の上の良い年は貴重なひと息です。人を怖がらせるのによく使われる言葉、歳運併臨(さいうんへいりん)・伏吟・反吟も、実はこの二つの層の特別な重なり方を表しているにすぎません。

四つの重なり方

大運流年よくある感じ方
喜喜流れに乗れる年。大事なことを進めるのに向く
喜忌全体は順調だが、この年はつかえどころがある。先走らないように
忌喜貴重なひと息。長く先送りしてきたことを片づけるのに向く
忌忌守りの年:腰を据え、冒険を控え、無理をしない

いくつかの特別な組み合わせ

用語内容実感に近い読み方実測
歳運併臨流年の干支が大運とまったく同じ同じ五行の力が倍になる。喜神なら大いに追い風、忌神なら大いに試される最初の八つの大運で当たる人 97.4%
伏吟大運(または流年)が日柱と同じ干支同じ課題が繰り返し現れる。昔の話が蒸し返され、同じ所を回っている感覚一生で当たる人 13.3%
反吟大運(または流年)が日柱と天剋地冲反転と変化。関係や環境の向きが変わる一生で当たる人 26.6%
大運が月令を冲大運の地支が月支(提綱)を冲生活環境や仕事の舞台の大きな変化誰でも六番目の大運で当たる
大運が日支を冲大運の地支が日支(配偶者の宮)を冲親密な関係や住まいの状態の調整期一生で当たる人 66.6%

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日一枚ずつ命式を出し(時刻は固定シードの乱数で抽出)、男性・女性として一回ずつ数えて計 33,604 人分、最初の八つの大運だけを調べました。命式の構造の分布であり、誰かの運勢の良し悪しを示すものではありません。

「大運が月令を冲」には、あまり知られていない規則があります。大運は月柱から始まり、一つ進むごとに地支が一つ動くので、六番目で必ず月支と冲する位置に来ます。つまり誰でも六番目の大運で月令を冲するのです。立運からおよそ五十年後のことです。凶兆ではなく、人生の舞台が自然に大きく入れ替わるときで、ちょうど定年や生活の軸を切り替える年代に重なることもよくあります。

「歳運併臨、自分が死ななければ他人が死ぬ」

命理の世界で最も広く知られ、最も人を怖がらせる言葉です。当サイトの実測では、最初の八つの大運のうちに約 97.4% の人が少なくとも一度は歳運併臨に当たります。この言葉が文字どおりなら、ほぼ誰も免れないことになり、明らかに筋が通りません。

より妥当な読み方はこうです。その年、大運と流年が同じ干支なので、その五行の力が二倍に重なる。その五行があなたの用神・喜神なら流れに乗って上がっていく年、忌神なら特に慎重に、ペースを保ちたい年です。「反吟・伏吟、涙さめざめ」といった古い言い回しも同じで、張りつめた関係を災いにまで誇張した言い方です。

二度の歳運併臨に当たる女性

1990 年(平成 2 年)7 月 10 日、午の刻生まれの女性(庚午 癸未 丙子 甲午。喜神は木・火、忌神は金・水)

年柱庚午
月柱癸未
日柱・日干丙子
時柱甲午
  1. 2001 年 辛巳:このとき辛巳の大運(12〜21 歳)を歩いていて、流年も辛巳でした。辛金は忌神、巳火は喜神で、喜ひとつ・忌ひとつがそれぞれ二倍に重なり、この年は二つの力がどちらも特にはっきり出ます。
  2. 2056 年 丙子:丙子の大運(62〜71 歳)の中で当たります。丙子は彼女の日柱・丙子とも同じなので、この大運自体が「伏吟」です。丙火は喜神、子水は忌神で、この年は繰り返し現れる課題と綱引きが目立ちやすくなります。
  3. ほかに:最初の大運・壬午は日柱・丙子と天剋地冲で「反吟」、六番目の丁丑の大運は月令の未土を冲します。どれもチェックの結果に表示されますが、どれもリズムのヒントであって、台本ではありません。

あなたの大運を調べる:順行か逆行か、立運、十年ごとの喜忌

新暦の生年月日と性別(大運の向きは性別と年干の陰陽で決まります)を入れると、八つの大運と、それぞれの通変星と喜忌の評価、伏吟・反吟・歳運併臨などの特別な組み合わせを一覧にします。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦の生年月日で計算し、日付は夜 23 時で切り替えます。立運の年齢は数え年(生まれた年を 1 歳とする数え方)で表示します。出生時刻がわからない場合、立運の時期は近似値です。

立運と運の切り替わり順行・逆行、三日で一年、交運の時期 通変星の大運財の運・官の運・印の運の意味 九運と四柱推命の大運時代の運と自分の運をどう合わせて見るか

正直なひとこと:大運は天気であって、台本ではありません

大運が教えてくれるのは、これからの十年の「天気」がおおむね晴れ寄りか雨寄りかです。順調な時期は物事を動かしやすく、逆風の時期は腰を据えて蓄えるのに向いています。けれども同じ天気でも、出かける人もいれば家にいる人もいます。同じ忌の大運でも、守りきる人もいれば無理に突っ込む人もいます。命式が示すのは傾向であって、必ず起きる出来事ではありません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

あなたの歳運併臨の年、伏吟・反吟の大運を調べる

生年月日と性別を入れると、一つひとつの大運の特別な組み合わせと、歳運併臨にあたる年が表示されます。

大運と流年のよくある質問

大運と流年はどう合わせて見ればいいですか?

大運は十年を受け持つ地色、流年は一年を受け持ち、その上で足し引きをします。まず大運が喜か忌かを見て、次に流年が喜か忌かを見ます。喜の上に喜なら進める年、忌の上に忌なら守る年、喜と忌が一つずつなら順調な面とつかえる面がある年です。

歳運併臨とは何ですか?必ず凶ですか?

流年の干支が大運の干支とまったく同じになり、その五行の力が倍になることです。必ず凶とは限りません。喜神なら流れに乗る年で、忌神のときにはじめて慎重さが必要になります。当サイトの実測では、最初の八つの大運のうちに約 97.4% の人が当たります。

伏吟・反吟とはどういう意味ですか?

伏吟は大運や流年が日柱と同じ干支になることで、同じ課題が繰り返し現れると読むことが多いものです。反吟は日柱と天剋地冲になることで、反転と変化と読みます。どちらもリズムのヒントであって、災いの予告ではありません。

大運が月令を冲するとは何ですか?

大運の地支が月支と冲することで、生活環境や舞台の大きな入れ替わりを表します。大運は一つ進むごとに地支が一つ動くので、誰でも六番目の大運で必ず月令を冲します。立運からおよそ五十年後のことです。