月老霊籤 籤王

佳偶天成,神仙美眷也。夫復何求? よき伴侶は天が結ぶもの、仙人のように睦まじい二人。このうえ何を望むことがあろう?

籤の原文と現代語訳

佳偶天成
よき伴侶は天が結ぶもの、

神仙美眷也
仙人のように睦まじい二人。

夫復何求?
このうえ何を望むことがあろう?

籤番等級出典
籤王(籤王)籤王(百本の外にある特別な最上の籤)籤王(古典からの引用ではない)
籤王(不引古籍)

校勘:旗山天后宮の版では第1句が「佳偶耶?」。

典故:原典は何を語っているか

月老籤の籤王だけは古い書物から句を取らず、「天が結んだ似合いの二人、仙人のような夫婦」という意味をそのまま書いています。

「月下老人」という名には由来があり、唐代の李復言(りふくげん)『続玄怪録』(ぞくげんかいろく)の一編「定婚店」(ていこんてん)に出てきます。杜陵(とりょう)の人、韋固(いこ)は早くに父を亡くし、家庭を持ちたいと急いでいましたが、縁談はことごとくまとまりませんでした。貞観(じょうがん)二年、宋城(そうじょう)の宿に泊まったとき、縁談を世話してくれる人がいて、龍興寺(りゅうこうじ)の門前で会う約束をします。夜明け前に駆けつけると、ひとりの老人が布袋にもたれて石段に座り、月明かりで韋固には読めない書物をめくっていました。老人は、自分は天下の婚姻をつかさどる者で、袋の中の赤い縄で夫婦となる二人の足を結ぶ、いったん結べば仇同士であろうと、身分に隔たりがあろうと、天の果てに離れていようとほどけることはない、と言います。さらに、韋固の妻は宿の北で野菜を売る老婆が抱いている三歳の女の子だとも告げました。韋固は納得できず、下僕に刺させますが、刃は女の子の眉間をかすめただけでした。十四年後、相州(そうしゅう)刺史の王泰(おうたい)が姪を実の娘として韋固に嫁がせます。新妻はいつも眉間に花鈿(かでん)を貼っていて、それがあのときの女の子でした。宋城の県令はこの話を聞き、宿に「定婚店」と名をつけました。

意味

天が結んだ縁で、仙人の夫婦のように睦まじい相手です。これ以上ほかを探し回る必要はありません。

ひとこと:よい縁はもう目の前にあります。あれこれ比べるのをやめて、二人の関係を大切に育ててください。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第100番/次の籤:第1番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 籤王のよくある質問

月老霊籤の籤王には何と書かれていますか?

「佳偶天成,神仙美眷也。夫復何求?」という文句で、現代語にすると「よき伴侶は天が結ぶもの、仙人のように睦まじい二人。このうえ何を望むことがあろう?」という意味です。等級は籤王です。

月老霊籤の籤王はどういう意味ですか?

天が結んだ縁で、仙人の夫婦のように睦まじい相手です。これ以上ほかを探し回る必要はありません。ひとこと添えるなら、よい縁はもう目の前にあります。あれこれ比べるのをやめて、二人の関係を大切に育ててください。