月老霊籤 第1番(上上大吉)

關關雎鳩,在河之洲。窈窕淑女,君子好逑。 クワックワッと鳴き交わすミサゴが、川の中州にいる。しとやかで美しい娘は、立派な若者のよき連れ合い。

籤の原文と現代語訳

關關雎鳩
クワックワッと鳴き交わすミサゴが、

在河之洲
川の中州にいる。

窈窕淑女
しとやかで美しい娘は、

君子好逑
立派な若者のよき連れ合い。

籤番等級出典
第1番(第一籤)上上大吉(最もよい)『詩経』周南「関雎(かんしょ)」
《詩經・周南・關雎》

典故:原典は何を語っているか

『詩経』の巻頭を飾る詩です。川の中州で鳴き交わすミサゴのつがいから歌い起こし、立派な若者が美しい娘に心を寄せ、妻に迎えたいと願う気持ちを詠んでいます。

「関雎」(かんしょ)は『詩経』(しきょう)の「周南」(しゅうなん)に収められています。詩は続いて、水に揺れる長短ふぞろいの荇菜(こうさい)を引き合いに、君子が寝ても覚めても彼女を求めるさまを歌います。求めても得られず、夜どおし寝返りを打って眠れません。後半は想像に転じ、琴や瑟(しつ)を奏でて親しみ、鐘や太鼓を鳴らして喜ばせたい、と続きます。漢代の『毛詩序』(もうしじょ)はこの詩を后妃の徳をたたえたものと説きましたが、後世の読者の多くは素直に恋の歌として読んできました。孔子は『論語』八佾(はちいつ)篇で、この詩を「楽しみて淫せず、哀しみて傷らず(やぶらず)」と評しています。古い注釈は、雎鳩(しょきゅう)という鳥は情が一途で、雌雄が節度を保って連れ添うと説き、古人はこの詩を全編の冒頭に置いて、夫婦の道を正す出発点としました。窈窕淑女,君子好逑(窈窕(ようちょう)たる淑女は、君子の好逑(こうきゅう)=奥ゆかしく美しい娘こそ、君子のよき連れ合い)は、それ以来、求愛を語るもっとも雅やかな句となりました。月老籤がこの詩を籤王のすぐ後に置いているのも、この伝統に沿ったものです。

意味

互いに惹かれ合う似合いの縁で、相手もあなたに気があります。心を込めて思いを伝えれば、二人は結ばれるでしょう。

ひとこと:好きなら、きちんと言葉にして伝えましょう。ただし礼儀と節度は忘れずに。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:籤王/次の籤:第2番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第1番のよくある質問

月老霊籤の第1番には何と書かれていますか?

「關關雎鳩,在河之洲。窈窕淑女,君子好逑。」という文句で、現代語にすると「クワックワッと鳴き交わすミサゴが、川の中州にいる。しとやかで美しい娘は、立派な若者のよき連れ合い。」という意味です。等級は上上大吉、出典は『詩経』周南「関雎(かんしょ)」です。

月老霊籤の第1番はどういう意味ですか?

互いに惹かれ合う似合いの縁で、相手もあなたに気があります。心を込めて思いを伝えれば、二人は結ばれるでしょう。ひとこと添えるなら、好きなら、きちんと言葉にして伝えましょう。ただし礼儀と節度は忘れずに。