月老霊籤 第9番(下)

則父母國人皆賤之。 父母も国の人々もみな、その者を見下す。

籤の原文と現代語訳

則父母國人皆賤之
父母も国の人々もみな、その者を見下す。

籤番等級出典
第9番(第九籤)下(注意をうながす)『孟子』滕文公下篇
《孟子・滕文公下》

校勘:旗山天后宮の版では等級が「上」。

典故:原典は何を語っているか

孟子は、父母の許しや仲人の取り持ちを待たずに、壁に穴を開けてのぞき見たり塀を越えて密会したりすれば、父母にも国の人々にも軽んじられる、と述べています。

この句は『孟子』滕文公(とうぶんこう)下篇にあり、実は婚姻ではなく仕官について語った一節です。周霄(しゅうしょう)が孟子に尋ねました。昔の君子も仕官したのですか。孟子は、もちろんだ、孔子は三か月仕える君主がいないと落ち着かなかった、と答えます。周霄が重ねて問うと、孟子は、士が官職を失うのは諸侯が国を失うようなものだと言いました。周霄は最後に尋ねます。晋(しん)の国も士が仕える所ですが、仕官をそれほど急ぐとは聞きません。それほど急ぐものなら、なぜ君子は仕えることに慎重なのですか。孟子はたとえを引きました。男の子が生まれれば、親はすぐにその子が家庭を持つことを願い、女の子が生まれれば、よい嫁ぎ先があることを願う。しかし縁談がどれほど急がれても、壁に穴をあけ塀を越えて会いに行ってよいわけではない。昔の人は仕官を望まなかったのではなく、正しい道を踏まないことを嫌ったのだ。正しい道を踏まずに官職を求めるのは、壁に穴をあけ塀を越えるのと同じたぐいのことだ、と。

意味

祝福されず、家族に隠したままの恋は重荷になりがちです。いまは相手選びを慎重にし、ひとりで突っ走らないようにしましょう。

ひとこと:家族や親しい友人の意見も聞いてから決めてください。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第8番/次の籤:第10番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第9番のよくある質問

月老霊籤の第9番には何と書かれていますか?

「則父母國人皆賤之。」という文句で、現代語にすると「父母も国の人々もみな、その者を見下す。」という意味です。等級は下、出典は『孟子』滕文公下篇です。

月老霊籤の第9番はどういう意味ですか?

祝福されず、家族に隠したままの恋は重荷になりがちです。いまは相手選びを慎重にし、ひとりで突っ走らないようにしましょう。ひとこと添えるなら、家族や親しい友人の意見も聞いてから決めてください。