月老霊籤 第8番(中上)

期我乎桑中,要我乎上宮,送我乎淇之上也。 桑の林で私を待ち、上宮に私を誘い、淇水のほとりまで私を見送ってくれた。

籤の原文と現代語訳

期我乎桑中
桑の林で私を待ち、

要我乎上宮
上宮に私を誘い、

送我乎淇之上也
淇水のほとりまで私を見送ってくれた。

籤番等級出典
第8番(第八籤)中上(まずまずよい)『詩経』鄘風「桑中(そうちゅう)」
《詩經・鄘風・桑中》

校勘:『詩経』の原文は「送我乎淇之上矣」。

典故:原典は何を語っているか

男女のひそかな逢い引きを詠んだ詩です。彼女は桑の林で私を待ち、上宮へ誘い、淇水(きすい)のほとりまで見送ってくれた、と歌います。

「桑中」(そうちゅう)は『詩経』の「鄘風」(ようふう)に収められています。周は殷を滅ぼした後、殷の王畿一帯を邶(はい)・鄘(よう)・衛(えい)に分けましたが、のちにいずれも衛に併合されたので、「鄘風」も実は衛の地の歌です。全三章で、各章はまずどこへ摘みに行くかを歌います。沬邑(まいゆう)の郊外へネナシカズラを摘みに、沬邑の北へ麦を摘みに、沬邑の東へカブを摘みに。そして誰を想っているのかと自問し、美しい孟姜(もうきょう)、孟弋(もうよく)、孟庸(もうよう)と順に名が挙がります。三章とも、結びには籤にあるこの一節がくり返されます。朱熹の注は、三人とも貴族の娘だとしています。『毛詩序』はこの詩を、衛の公室の乱れや男女の駆け落ちを風刺したものと説き、朱熹も、衛の風俗が乱れて名家同士が互いの妻妾を誘い合っていたと述べています。近代には、素朴な民間の恋歌として読む学者もいます。どの読み方をとるにしても、詩のなかの逢瀬は熱烈でありながら人目を忍ぶものです。月老籤が意味を取ったのは、まさにその点です。

意味

気持ちは熱くても、人目を忍ぶ付き合いはどこか落ち着きません。結婚という大事は、堂々と、互いに望んで、家族にも知らせたうえで進めるものです。

ひとこと:本気の関係なら、人に知られても困らないはずです。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第7番/次の籤:第9番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。

月老霊籤 第8番のよくある質問

月老霊籤の第8番には何と書かれていますか?

「期我乎桑中,要我乎上宮,送我乎淇之上也。」という文句で、現代語にすると「桑の林で私を待ち、上宮に私を誘い、淇水のほとりまで私を見送ってくれた。」という意味です。等級は中上、出典は『詩経』鄘風「桑中(そうちゅう)」です。

月老霊籤の第8番はどういう意味ですか?

気持ちは熱くても、人目を忍ぶ付き合いはどこか落ち着きません。結婚という大事は、堂々と、互いに望んで、家族にも知らせたうえで進めるものです。ひとこと添えるなら、本気の関係なら、人に知られても困らないはずです。