月老霊籤 第10番(上)
有道是養兒防老,積穀防饑。 昔から言うように、子を育てるのは老いに備えるため、穀物を蓄えるのは飢えに備えるため。
籤の原文と現代語訳
有道是養兒防老
昔から言うように、子を育てるのは老いに備えるため、
積穀防饑
穀物を蓄えるのは飢えに備えるため。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第10番(第十籤) | 上(よい) | ことわざ 俗諺 |
校勘:旗山天后宮の版では等級が「下」。
典故:原典は何を語っているか
子を育てるのは年老いたときの支えのため、穀物を蓄えるのは凶作に備えるため、という古いことわざです。
「養児防老、積穀防飢(子を育てて老いに備え、穀物を蓄えて飢饉に備える)」は古くから伝わる言い回しで、一般の辞書は出典を南宋末の陳元靚(ちんげんせい)が編んだ『事林広記』(じりんこうき)としています。これは一般の家庭が引いて使う日用百科で、天文や農耕から礼儀作法、世渡りまで幅広く収めています。この言葉の理屈はいたって明快です。昔は年金の制度などなく、年を取れば子どもに養ってもらうしかありませんでした。収穫の出来は天候しだいなので、豊作の年に穀物を多めに蓄えておけば、凶作の年にも飢えずにすみます。二つを並べて言っているのは、どちらも将来への備えです。籤の書き出しの「有道是」は、昔の小説や芝居で登場人物がことわざを引くときの決まり文句で、「常言道」と同じく、この先は世間で通り相場になっている言い方だ、という合図です。この籤には語るべき典故の人物はいません。月老籤に採られたのは、おそらく長い目で先を見据える意味合いに目をとめたからでしょう。家庭を持つことは、目の前で二人が想い合うことだけではなく、これから何十年と互いに支え合っていくための取り決めでもあるのです。
意味
結婚は長い道のりで、年を重ねるまで支え合うものです。いまのうちから二人の将来に備えておきましょう。
ひとこと:気持ちの面だけでなく、暮らしやお金のことも二人で計画しましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第10番のよくある質問
月老霊籤の第10番には何と書かれていますか?
「有道是養兒防老,積穀防饑。」という文句で、現代語にすると「昔から言うように、子を育てるのは老いに備えるため、穀物を蓄えるのは飢えに備えるため。」という意味です。等級は上、出典はことわざです。
月老霊籤の第10番はどういう意味ですか?
結婚は長い道のりで、年を重ねるまで支え合うものです。いまのうちから二人の将来に備えておきましょう。ひとこと添えるなら、気持ちの面だけでなく、暮らしやお金のことも二人で計画しましょう。