月老霊籤 第74番(中)
恨相見晚也。 出会うのが遅すぎたのが恨めしい。
籤の原文と現代語訳
恨相見晚也
出会うのが遅すぎたのが恨めしい。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第74番(第七十四籤) | 中(吉凶半ば) | 出典未詳(『史記』魏其武安侯列伝の「恨相知晚」、『漢書』主父偃伝の「何相見之晚也」に近い) 語近《史記・魏其武安侯列傳》「恨相知晚」、《漢書・主父偃傳》「何相見之晚也」 |
典故:原典は何を語っているか
互いに出会うのが遅すぎたことを悔やむ言葉です。
この籤の文句の確かな出典は突き止められていません。意味がもっとも近いのは、『史記』や『漢書』に記された、漢の武帝が主父偃(しゅほえん)にかけた言葉です。主父偃は斉の臨菑(りんし)の人で、若い頃は縦横家の術を学び、晩年になってから経書を読みました。斉では読書人たちに疎まれ、北の燕や趙へ出かけても認めてくれる人はいませんでした。元光元年、彼は西へ向かって関中に入り、衛青(えいせい)を頼ります。衛青は何度も推薦しましたが、武帝はいっこうに召し出しませんでした。
路銀も尽きた主父偃は、じかに宮門へ行って上書するしかありませんでした。朝に上奏すると、夕方にはもう召し出されました。同じときに上書した者には徐楽(じょらく)と厳安(げんあん)もいて、武帝は三人に会い、これまでどこにいたのか、なぜこれほど会うのが遅くなったのか、と尋ね、すぐに郎中に任じました。主父偃は一年のうちに四度も昇進しています。また『史記』は、竇嬰(とうえい)と灌夫(かんぷ)が勢いを失った後に互いを頼みとしたさまを、「相知ること晩きを恨む」という言葉で書いています。月老籤はこの遅れてきた知遇の感慨を男女のあいだに移しました。それが今日よく言う「相見ること恨むらくは晩し(もっと早く出会いたかった)」です。
意味
出会うのが遅すぎたと感じるなら、相手にすでに伴侶がいるか、時機がずれているのかもしれません。状況をよく見てから決めましょう。
ひとこと:どんなに気持ちが強くても、節度は守りましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第74番のよくある質問
月老霊籤の第74番には何と書かれていますか?
「恨相見晚也。」という文句で、現代語にすると「出会うのが遅すぎたのが恨めしい。」という意味です。等級は中で、確かな出典はわかっていません(『史記』魏其武安侯列伝の「恨相知晚」、『漢書』主父偃伝の「何相見之晚也」に近い)。
月老霊籤の第74番はどういう意味ですか?
出会うのが遅すぎたと感じるなら、相手にすでに伴侶がいるか、時機がずれているのかもしれません。状況をよく見てから決めましょう。ひとこと添えるなら、どんなに気持ちが強くても、節度は守りましょう。