月老霊籤 第57番(上上)

是謂鳳凰于飛,和鳴鏘鏘。 これこそ鳳凰がつがいで飛ぶというもの、声を合わせて高らかに鳴く。

籤の原文と現代語訳

是謂鳳凰于飛
これこそ鳳凰がつがいで飛ぶというもの、

和鳴鏘鏘
声を合わせて高らかに鳴く。

籤番等級出典
第57番(第五十七籤)上上(とてもよい)『春秋左氏伝』荘公二十二年
《左傳・莊公二十二年》

校勘:『左伝』の原文は「鳳皇」。

典故:原典は何を語っているか

陳の大夫が娘を陳完に嫁がせるかどうか占ったところ、「鳳凰がつがいで飛び、声を合わせて高らかに鳴く」という大吉の占辞が出た、という話です。

この占いの言葉は『春秋左氏伝』荘公(そうこう)二十二年(紀元前672年)の条に記されています。この年、陳の国では太子の禦寇(ぎょこう)が殺され、太子と親しかった陳の公子完(こうしかん、諡は敬仲(けいちゅう))は斉へ逃れました。斉の桓公は彼を卿に任じようとしましたが、他国に身を寄せる臣が高い位に就くわけにはいかないと辞退し、結局、職人を管轄する工正の職に就きました。

『左伝』はそこで昔のことをさかのぼって記します。かつて陳の懿氏(いし)が娘を敬仲に嫁がせようとしたとき、まず占いを立て、懿氏の妻が占いの兆しを読み解きました。彼女は籤にあるこの数句を述べ、さらに、媯(き)姓の子孫が姜(きょう)姓の国で育ち、五代の後に栄えて正卿と肩を並べ、八代の後には並ぶ者がなくなるだろう、と言いました。

敬仲の子孫は斉で田氏(でんし)と呼ばれ、代を追うごとに勢力を増し、戦国の初めには姜姓に代わって斉の君主となりました。この占いの言葉も的中したものとされています。後世、新婚を祝って「鳳凰于(ここ)に飛ぶ」と言うのは、その源の一つがここにあります。

意味

夫婦が声を合わせ、仲睦まじく寄り添う、最上の縁です。

ひとこと:よい縁でも、呼びかけにはきちんと応え合うことが大切です。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第56番/次の籤:第58番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第57番のよくある質問

月老霊籤の第57番には何と書かれていますか?

「是謂鳳凰于飛,和鳴鏘鏘。」という文句で、現代語にすると「これこそ鳳凰がつがいで飛ぶというもの、声を合わせて高らかに鳴く。」という意味です。等級は上上、出典は『春秋左氏伝』荘公二十二年です。

月老霊籤の第57番はどういう意味ですか?

夫婦が声を合わせ、仲睦まじく寄り添う、最上の縁です。ひとこと添えるなら、よい縁でも、呼びかけにはきちんと応え合うことが大切です。