月老霊籤 第56番(上上)
永老無離別,萬古當團聚。願天下有情人,都成眷屬。 老いるまで別れることなく、いつの世までも一緒にいられますように。天下の想い合う人たちが、みな夫婦になれますように。
籤の原文と現代語訳
永老無離別
老いるまで別れることなく、
萬古當團聚
いつの世までも一緒にいられますように。
願天下有情人
天下の想い合う人たちが、
都成眷屬
みな夫婦になれますように。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第56番(第五十六籤) | 上上(とてもよい) | 王実甫『西廂記』第五本 王實甫《西廂記》第五本 |
校勘:『西廂記』の原文は「永老無別離,萬古常完聚,願普天下有情的都成了眷屬」。流布本のまま記載。
典故:原典は何を語っているか
『西廂記』全編をしめくくる祝福の言葉です。
『西廂記』は元代の王実甫の雑劇で、物語の源は唐代の元稹「鶯鶯伝」です。原作では張生は最後に鶯鶯を捨てますが、金代の董解元(とうかいげん)『西廂記諸宮調』(せいしょうきしょきゅうちょう)が結末を二人の結婚に改め、王実甫はそれをもとに五本からなる長編の雑劇に仕立てました。
第五本の題は「張君瑞慶団円」です。張生は都で科挙に首席で合格し、手紙で知らせてきます。鶯鶯とかねて婚約していた従兄の鄭恒(ていこう)が駆けつけ、張生はもう都で衛尚書の家の婿になった、と嘘をつきます。崔老夫人はそれを真に受け、娘をまた鄭恒に嫁がせると約束してしまいます。張生が戻ってきて面と向かって問いただし、かつて崔家を救った白馬将軍の杜確も駆けつけて筋を通すと、鄭恒は言い逃れできなくなって木に頭を打ちつけて死に、張生と鶯鶯はついに結ばれます。
劇の幕切れに、張生はこの祝福を歌います。老いるまでけっして離れず、いつまでも共に寄り添い、天下の想い合う人々が皆夫婦となれますように、と。この言葉は後に、祝いの宴でよく聞かれる祝辞になりました。
意味
想い合う二人はついに結ばれ、いつまでも添い遂げられます。
ひとこと:二人でていねいに育てて、祝福を本物にしましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第56番のよくある質問
月老霊籤の第56番には何と書かれていますか?
「永老無離別,萬古當團聚。願天下有情人,都成眷屬。」という文句で、現代語にすると「老いるまで別れることなく、いつの世までも一緒にいられますように。天下の想い合う人たちが、みな夫婦になれますように。」という意味です。等級は上上、出典は王実甫『西廂記』第五本です。
月老霊籤の第56番はどういう意味ですか?
想い合う二人はついに結ばれ、いつまでも添い遂げられます。ひとこと添えるなら、二人でていねいに育てて、祝福を本物にしましょう。