月老霊籤 第54番(中)
成也蕭何,敗也蕭何。 成功させたのも蕭何(しょうか)、失敗させたのも蕭何。
籤の原文と現代語訳
成也蕭何
成功させたのも蕭何(しょうか)、
敗也蕭何
失敗させたのも蕭何。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第54番(第五十四籤) | 中(吉凶半ば) | 俗語(韓信と蕭何の故事による) 俗語(典出韓信與蕭何的故事) |
典故:原典は何を語っているか
漢の韓信は蕭何の推薦で大将軍になりましたが、最後は蕭何のはかりごとで命を落としました。
この俗語の物語は『史記』淮陰侯列伝(わいいんこうれつでん)に見えます。秦末、韓信(かんしん)ははじめ項羽(こうう)に従いましたが、献策は用いられず、劉邦(りゅうほう)のもとに移っても、兵糧を管理する都尉にしかなれませんでした。蕭何(しょうか)は何度か彼と語り合い、並外れた才の持ち主だと見抜きます。韓信は重く用いられないことに見切りをつけ、夜のうちに出奔しました。蕭何は報告する間もなく自ら追いかけて連れ戻し、劉邦に強く勧めて大将に任じさせます。その後、韓信は次々と大きな手柄を立てました。
漢が建国されると、韓信は楚王から淮陰侯に降格されます。彼が反乱を起こした陳豨(ちんき)とひそかに通じていると告発する者があり、呂后は召し出そうとしても来ないのではないかと恐れ、蕭何と相談して、陳豨はすでに死んだ、群臣は宮中に参内して祝賀せよ、と偽りました。蕭何は自ら出向いて、たとえ病があっても無理をしてでも一度参内なさい、と勧めます。韓信は宮中に着くなり捕らえられ、長楽宮で斬られました。
南宋の洪邁は『容斎続筆』(ようさいぞくひつ)で、この俗語の由来をまさにこのように説明しています。月老籤がこれを収めたのは、おそらく縁にもしばしば間に立って取り持つ人がいるからでしょう。
意味
この件をまとめてくれた鍵となる人が、こじれる原因にもなりえます。同じ条件にも、よい面と悪い面があります。
ひとこと:鍵を握る人の態度の変化に気を配りましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第54番のよくある質問
月老霊籤の第54番には何と書かれていますか?
「成也蕭何,敗也蕭何。」という文句で、現代語にすると「成功させたのも蕭何(しょうか)、失敗させたのも蕭何。」という意味です。等級は中、出典は俗語(韓信と蕭何の故事による)です。
月老霊籤の第54番はどういう意味ですか?
この件をまとめてくれた鍵となる人が、こじれる原因にもなりえます。同じ条件にも、よい面と悪い面があります。ひとこと添えるなら、鍵を握る人の態度の変化に気を配りましょう。