月老霊籤 第49番(上平)

故好而知其惡,惡而知其美者。 好きでもその欠点を知り、嫌いでもその美点を知る者。

籤の原文と現代語訳

故好而知其惡
好きでもその欠点を知り、

惡而知其美者
嫌いでもその美点を知る者。

籤番等級出典
第49番(第四十九籤)上平(よい・穏やか)『礼記』「大学」
《禮記・大學》

典故:原典は何を語っているか

『大学』は、好きな人の欠点が見え、嫌いな人の長所が見える人は、世の中にめったにいない、と述べています。

「大学」はもともと『礼記』の一篇で、宋代の朱熹がこれを四書の筆頭に据えました。書中では修身から斉家・治国・平天下へと説き進め、この言葉は修身と斉家を論じる章にあります。

その章は言います。人は自分が親しみ愛する人、憎む人、畏れ敬う人、あわれむ人、軽んじる人に対して、どれも偏りやすい。だから籤にあるこの嘆きが出てくるのです。続いて一つのことわざを引きます。人は自分の子の悪いところを知らず、自分の家の苗がどれほどよく育っているかも知らない、と。朱熹は、前者は溺愛によって目が曇ること、後者は欲によって満足を知らないことだ、と解きました。結論は、自分の身が修まっていなければ、家を整えることはできない、というものです。

この一節はもともと、家族のなかの身びいきについて語ったものです。月老籤がこれを二人のあいだの話に移したのは、愛する人へのひいき目こそ、「大学」が真っ先に挙げたものだからです。

意味

人は全体を見ること。好きなときにも欠点が見えていれば、恋に目がくらむことはありません。

ひとこと:相手の長所と短所を書き出して、落ち着いて考えてみましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第48番/次の籤:第50番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第49番のよくある質問

月老霊籤の第49番には何と書かれていますか?

「故好而知其惡,惡而知其美者。」という文句で、現代語にすると「好きでもその欠点を知り、嫌いでもその美点を知る者。」という意味です。等級は上平、出典は『礼記』「大学」です。

月老霊籤の第49番はどういう意味ですか?

人は全体を見ること。好きなときにも欠点が見えていれば、恋に目がくらむことはありません。ひとこと添えるなら、相手の長所と短所を書き出して、落ち着いて考えてみましょう。