月老霊籤 第50番(中)
兩世一身,形單影隻。 二代にわたってただ一人ずつ、形も影もひとりきり。
籤の原文と現代語訳
兩世一身
二代にわたってただ一人ずつ、
形單影隻
形も影もひとりきり。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第50番(第五十籤) | 中(吉凶半ば) | 韓愈(かんゆ)「祭十二郎文(十二郎を祭る文)」 韓愈〈祭十二郎文〉 |
校勘:流布本は「形單影支」とするが、原文により「影隻」に改めた。
典故:原典は何を語っているか
韓愈が甥の十二郎を弔った文章です。韓家の子の世代は韓愈だけ、孫の世代は十二郎だけで、二代とも一人ずつしか残らず心細かったのに、いまその十二郎も世を去った、と嘆いています。
「祭十二郎文」(じゅうにろうをまつるぶん)は、韓愈(かんゆ)が甥の韓老成(かんろうせい)を祭った文章で、一般に貞元十九年(803年)の作とされます。老成は一族のなかで十二番目の生まれでした。韓愈は幼くして父を亡くし、長兄の韓会(かんかい)と兄嫁の鄭氏(ていし)に育てられました。兄が南方で亡くなると、彼は幼い甥とともに兄嫁に従って河陽(かよう)へ帰って葬り、その後も一緒に江南へ移って暮らしを立て、ほとんど離れたことがありませんでした。
祭文によれば、韓愈の上の三人の兄はいずれも早世しました。兄嫁はかつて老成をなで、韓愈を指さして、韓家の二代で残ったのはこの二人だけ、と言いました。韓愈はそのときの言葉を覚えていましたが、それがどれほど悲しい言葉なのかはわかっていませんでした。
大人になると、彼は官職を求めて奔走し、落ち着いたら甥を呼び寄せて一緒に暮らそうとずっと考えていましたが、思いがけず老成が先に逝ってしまいました。亡くなった日さえ、知らせてきた人の話が食い違っていて、確かめることができませんでした。「形単影隻」(けいたんえいせき)は後に、たったひとりきりであることを表す常用語になり、月老籤もこの意味で採っています。
意味
いまはひとりで、縁はまだめぐってきていません。まず自分を大切にして、機会を待ちましょう。
ひとこと:寂しいときほど友人と会うこと。自分を閉じ込めないで。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第50番のよくある質問
月老霊籤の第50番には何と書かれていますか?
「兩世一身,形單影隻。」という文句で、現代語にすると「二代にわたってただ一人ずつ、形も影もひとりきり。」という意味です。等級は中、出典は韓愈(かんゆ)「祭十二郎文(十二郎を祭る文)」です。
月老霊籤の第50番はどういう意味ですか?
いまはひとりで、縁はまだめぐってきていません。まず自分を大切にして、機会を待ちましょう。ひとこと添えるなら、寂しいときほど友人と会うこと。自分を閉じ込めないで。