月老霊籤 第48番(上吉)

五百英雄都在此,不知誰是狀元郎? 五百人の英雄がここに集まっているが、誰が状元(首席)になるかはわからない。

籤の原文と現代語訳

五百英雄都在此
五百人の英雄がここに集まっているが、

不知誰是狀元郎?
誰が状元(首席)になるかはわからない。

籤番等級出典
第48番(第四十八籤)上吉(よい)高明『琵琶記』
高明《琵琶記》

校勘:『琵琶記』の原文は「不知誰做狀元郎」。

典故:原典は何を語っているか

科挙の試験場に受験者がひしめき、誰が首席で合格するかはまだわからない、という場面です。

『琵琶記』(びわき)は元末の高明(こうめい、字は則誠)による南戯で、書生・蔡伯喈(さいはくかい)の物語です。蔡伯喈は結婚して間もなく、父に迫られて都へ科挙を受けに行くことになり、やむなく妻の趙五娘(ちょうごじょう)と別れ、年老いた両親を彼女に託します。

籤のこの二句は第八齣「文場選士」にあります。各地の受験生が都へ押し寄せ、皆で声を合わせて歌います。槐(えんじゅ)の花がちょうど黄色く色づき、試験に向かう人々が旅支度に追われている、と。そして籤のこの二句が続きます。この後の試験の場面はたいへん滑稽に演じられ、試験官が受験生に句をつなげて韻を踏ませ、ろくに答えられない者は顔を墨で黒く塗られて棒で追い出されますが、蔡伯喈は見事に受け答えして首席を勝ち取ります。

合格した後、彼は牛丞相に無理やり婿にされて都に縛りつけられます。故郷は飢饉に見舞われ、両親は相次いで亡くなり、趙五娘は琵琶を背負って歌いながら都まで夫を探しに行き、夫婦はようやく再会を果たします。籤が採っているのは、試験場の、誰にも結果の読めない一瞬だけです。それこそが蔡伯喈の人生が大きく転じる起点でした。

意味

まわりには選択肢も競争相手も多く、誰が選ばれるかはまだ決まっていません。自分のよさをしっかり見せましょう。

ひとこと:急いで結論を出さず、しばらく様子を見ましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第47番/次の籤:第49番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第48番のよくある質問

月老霊籤の第48番には何と書かれていますか?

「五百英雄都在此,不知誰是狀元郎?」という文句で、現代語にすると「五百人の英雄がここに集まっているが、誰が状元(首席)になるかはわからない。」という意味です。等級は上吉、出典は高明『琵琶記』です。

月老霊籤の第48番はどういう意味ですか?

まわりには選択肢も競争相手も多く、誰が選ばれるかはまだ決まっていません。自分のよさをしっかり見せましょう。ひとこと添えるなら、急いで結論を出さず、しばらく様子を見ましょう。