月老霊籤 第46番(中上)
不愧於天,不怍於人。 天に恥じることなく、人にも恥じることがない。
籤の原文と現代語訳
不愧於天
天に恥じることなく、
不怍於人
人にも恥じることがない。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第46番(第四十六籤) | 中上(まずまずよい) | 『孟子』尽心上篇 《孟子・盡心上》 |
校勘:『孟子』の原文は「仰不愧於天,俯不怍於人」。
典故:原典は何を語っているか
孟子が挙げた君子の三つの楽しみの一つで、仰いでは天に恥じず、伏しては人に恥じない、という境地です。
これは『孟子』尽心(じんしん)上篇の有名な「君子の三楽(さんらく)」です。孟子は言います。君子には三つの楽しみがあり、天下に王となることはそのなかに入っていない。父母がともに健在で、兄弟に何事もないのが第一の楽しみ。第二の楽しみが、籤にあるこの句。天下の英才を得て教育するのが第三の楽しみである、と。そして言い終えると、天下に王となることはそのなかに入っていない、ともう一度くり返しました。
この言葉には物語の背景はなく、孟子が直接語った人生観です。三つの楽しみは、それぞれ家族、自分自身、後進に向けられています。父母や兄弟が無事かどうかは天の意による。英才に出会えるかどうかは巡り合わせによる。ただ第二の楽しみだけは、まったく自分しだいです。この楽しみは後に「俯仰(ふぎょう)して愧(は)じず」と縮めて言われるようになりました。
月老籤がこの句を恋愛の題目のもとに置いて見ているのは、事の成否ではなく、その人自身がまっすぐに立っているかどうかです。
意味
やましいところのない、堂々とした恋なら、うわさを恐れる必要はありません。
ひとこと:自分にも相手にも顔向けできる行いをしましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第46番のよくある質問
月老霊籤の第46番には何と書かれていますか?
「不愧於天,不怍於人。」という文句で、現代語にすると「天に恥じることなく、人にも恥じることがない。」という意味です。等級は中上、出典は『孟子』尽心上篇です。
月老霊籤の第46番はどういう意味ですか?
やましいところのない、堂々とした恋なら、うわさを恐れる必要はありません。ひとこと添えるなら、自分にも相手にも顔向けできる行いをしましょう。